名曲「El Hombre」再録も ジャズギター巨匠パット・マルティーノ最新リーダー作


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「El Hombre」などの名曲再録も パット・ビアンキ、カーメン・イントレJr.とのレギュラートリオを軸に挑んだジャズギター巨匠パット・マルティーノ最新リーダー作


真のジャズギターレジェンド、パット・マルティーノ最新作。近年、未発表作品の復刻や企画作品はありましたが、レギュラーで活躍するメンバーとのリーダー新録は実に11年ぶり。

今年は、5月に来日を果たし、コットンクラブで公演。様々な世代の観客が客席を埋める中、往年の名曲の数々を絶好調なギタープレイで聴かせてくれたマルティーノ。また9月には第16回東京JAZZ出演のために再来日。リー・リトナー・グループのフィーチャリングアーティストという形でしたが、それだけに巨匠の貫禄が見え、またリトナーからのマルティーノへのリスペクトの深さも自然に浮き彫りになった素晴らしいステージとなりました。

本作は、マルティーノ自身が来日時に「今年は作品のリリースもある。すでに録り終えたんだ」とにこやかに語っていた、まさしくその一作。

コアメンバーには、この6年間ツアーも含めて常に演奏を共にしているオルガンのパット・ビアンキとドラムのカーメン・イントレJr.。互いを知るレギュラーメンバーが寄り集まって、チャールズ・ミンガスのデューク・エリントン音楽への敬愛が滲む名バラード(M4)、こちらもエリントン作のロマンティシズムがあふれるナンバー(M8)、そしてブルーベックの名曲(M6)などを録音。ソフィスティケイトされた極上のハーモニーセンス、豊かな情感を湛えたソロのメロディは、長い間培ってきたアーティストならではのもの。

一方で、テナーのアダム・ニーウッドとトランペッターのアレックス・ノリスの2管が参加し、分厚くなったサウンドも今回の魅力。アンサンブル要素も加味されますが、スウィンギーでグルーヴ感あふれるリズムの中で、超絶なフレーズも披露。決して機械的にならず、良質なメロディがとめどなく溢れる演奏はまさにマルティーノの匠の業。




シャッフルリズムでのハンク・モブレーのブルース(M2)は、ジャズギターの伝統を感じさせる演奏。サックス奏者アダム・ニーウッドの父親でもあるジェリー・ニーウッドの楽曲(M3)では、70年代の雰囲気も漂うサイケサウンドが妖しくも魅力的に放たれます。

また、ファンにとってこれ以上ない魅力は、マルティーノ自身のコンポジションでしょう。1967年に吹き込まれた同名タイトルのデビューアルバムに収録されていた「El Hombre」の再演。キーとなるリフを交えながら、まるで書いた譜面でも存在するかのような美しいフレーズを魂込めて弾くマルティーノの演奏は、リスナーの心を熱くすること必至。

ほか、1996年に発売されたアルバムのタイトル曲「Nightwings」、ラストには1974年の『コンシャスネス』に収録されていた「On the Stairs」と3曲のマスターピースを再録しているのです。

1944 年生まれの73歳。脳動静脈奇形(AVM)による致命的な脳動脈瘤で倒れ、1980年に手術を受けた結果、これまでのほとんどの記憶を無くしてしまったという困難も。今でもそれ以前のことを聞けば、「当時のことは何も覚えていないんだ」とマルティーノは穏やかに話します。

しかし、だからこそ「過去はもちろん、未来のこともあまり考えない。“現在”という時間に集中することを大切にしているんだ」とも語ります。今という時代にこうした健在ぶりを見せる最新作、嬉しいばかりです。


収録曲


01. El Nino
02. Hipsippy Blues
03. Homage
04. Duke Ellington's Sound of Love
05. El Hombre
06. In Your Own Sweet Way
07. Nightwings
08. In a Sentimental Mood
09. On the Stairs

Pat Martino (g)
Pat Bianchi (org)
Carmen Intorre Jr. (ds)

guest:
Adam Niewood (ts on M1〜3,5,7,9)
Alex Norris (tp on M1,3,5,7,9, flh on M2)



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