ウィントン・ケリー・トリオ〜カルテット未発表ライヴ音源集


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あのハーフノート・セッションの3ヶ月前に行なわれた貴重なライヴ音源を発掘 ウィントン・ケリー・トリオ〜カルテット未発表音源集


1959年から61年までマイルス・デイヴィスのグループで活躍したピアニスト、ウィントン・ケリーは、脱退後しばらくリヴァーサイド・レーベルのハウスピアニストとして様々なレコーディングに参加していましたが、やがてマイルス時代の仲間ポール・チェンバーズ、ジミー・コブとトリオを組んでの活動を始めます。

このトリオでは、ヴァーヴ・レーベルにいくつかのレコーディングを残した他、1964年には最初にして最後の来日も果たしました。そして、65年にはニューヨークのクラブ「ハーフノート」に出演、ウェス・モンゴメリーをゲストに熱い演奏を繰り広げましたが、それらはご存知の通りスタジオ録音とカップリングされた形でヴァーヴからリリースされています。




ここに登場したCDは、ふたつの未発表セッションで構成されていますが、M4〜7の4曲はこのチェンバース、コブとのトリオによるもので、65年の3月、すなわちウェスとの“ハーフノート・セッション”の3ヶ月前にボストンで行なわれた演奏。

このトリオお得意のレパートリー(M4,5)を聴けばわかるようにトリオの調子はすこぶる良く、ピチピチと跳ねるようなケリー独特のフレイジングを満喫できます。M6,7の2曲は、トリオにロイ・エルドリッジが加わった演奏ですが、ロイがこの3人と共演した記録は他になく、とても貴重で珍しい遺産となっています。

また、M1〜3は67年10月にやはりボストンで収録された演奏で、トリオのメンバーは、ベースがポール・チェンバースからセシル・マクビーに代わっています。マクビーの加わったトリオは、この翌月にもハンク・モブレーを加えたクァルテットでライヴレコーディングを残していますが、チェンバーズのいたトリオとはリズムのスピード感と重量感が異なっていて、ケリーのピアノも少し軽く聞こえるのが興味深いところ。

いずれにしろ、どちらのセッションもこれまで全く存在すら知られておらず、本CDの登場は、ケリーのファンにとってたまらなく嬉しいニュースと言えましょう。


収録曲


01. Confirmation (12:20)
02. Old Folks (7:46)
03. Speak Low (8:58)
04. Blues On Purpose (10:05)
05. If You Could See Me Now (7:11)
06. Blues (9:32)
07. Medley: Lady Be Good/Hackensack/Rifftide (2:14)

M1-3:
Wynton Kelly (p)
Cecil McBee (b)
Jimmy Cobb (ds)
Boston broadcast, October 1967.

M4-7:
Wynton Kelly (p)
Paul Chambers (b)
Jimmy Cobb (ds)
Roy Eldridge (tp on M6,7 only)
Boston broadcast, March 1965.



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