こちらは待望のトリオ録 アレッサンドロ・ガラーティ澤野工房新作


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イタリアが生んだピアノの魔術師アレッサンドロ・ガラーティが創造する「音時空」


日本のリスナーほど熱心に優れたピアノ・トリオの演奏を渉猟して止まない人たちがいるだろうか? それこそあらゆる機会を捉え、世界各国からの音源を何等かの形でチェックし、新しいものには早速に評価の声を挙げ、見逃されていたものには光を当てる。我が澤野工房もそうした皆様に支えられてここまで来ることが出来たわけだ。

そういう「耳の立った」リスナーの方々に、以前から密かに語られてきた一枚のピアノ・トリオ作品がある。フィレンツェに住むピアニスト、アレッサンドロ・ガラーティが1994年に録音した『Traction Avant』である。透明感のある音色、空間の広がりを感じさせる演奏、そして何より、我々の琴線に触れるオリジナルのメロディ・ライン。・・・惹きあうべき縁はあるのだろう。それから20年余りを経て、ガラーティの新しい作品がサワノの音としてお届けできることになった。

そして、その内容はまさに期待に違わない。ビートルズ・ナンバーを素材にしたM7以下、8〜11までは全て全くのインプロビゼイションで、ここだけでもこのトリオのクォリティは十分に体験して戴けるが、やはり、問答無用のタイトル曲1や5のオリジナルにこそガラーティの真髄はある。哀愁を湛えた美しいメロディから展開される深遠と呼ぶほかない音像は、どこか異なった時空への回廊を辿るような神秘を感じさせてくれるほど。紡がれている音も美しいのだが、その合間に存在する静寂もまた美しい。

今までに無かったマインド・トリップを経験して戴けるはずだ。紹介できることが、サワノの誇りである。

Text by 北見柊

収録曲


01. Cold Sand
02. Mob Sick
03. Lucy's Eyes
04. Nina
05. Nothing Much to Say
06. Schosty
07. Here, There & Everywhere
08. Here
09. There
10. Everywhere
11. Nowhere
12. Uptown

Alessandro Galati (p)
Gabriele Evangelista (b)
Stefano Tamborrino (ds)





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