That's王道ハードバップ！エリック・アレキサンダーが再びカルテット録音で新作リリース！ハロルド・メイバーンの名人芸も聴きもの！

一年に一作という安定したペースで作品をリリースしてくるエリック・アレキサンダーの2016年3月録音作品。今回も ブルージーに、王道ジャズの素晴らしさを聴かせてくれます。

このところ、ゲストにパット・マルティーノやジェレミー・ペルトを迎え、クインテットでの演奏も作品にフィーチャーしてきましたが、本作は再びカルテット・オンリーの作品に回帰しました。メンバーも正に必勝(！？) パターン。ピアノのハロルド・メイバーン、ドラムのジョー・ファーンズワースは、ここ最近のエリックの作品を支え続ける存在。そして今回は、ベースにボブ・クランショウを迎えていることも注目です。ボブ・クランショウは言わずもがな、ブルーノートの諸作品をはじめ数々の名作品を支えてきたベテラン奏者。ソニー・ロリンズ、ハンク・モブレー、スタンリー・タレンタイン、デクスター・ゴードンといったアーティストのベースをつとめてきたアーティスト。男気あふれるサックス・ジャイアントのバックを支えてきたクランショウは、エリック・アレキサンダーと好相性です。

ハロルド・メイバーンが、フェンダー・ローズを聴かせるところも聴きもの。音数を抑えたブルージーなアコース ティック・ピアノの渋い味わいもあれば、グルーヴするリズムに乗ってヒップにクールに決めるローズの音も最高。ファンクなフィーリングのファーンズワースのオリジナル、ウエス・モンゴメリーの名曲「Full House」など聴きどころ満載です。

収録曲

01． Second Impression
02． So Many Stars
03． Blues for Mo
04． Jennie's Dance
05． Secret Love
06． T-Bone Steak
07． Frenzy
08． Everything Happens to Me
09． Full House

Eric Alexander (ts)
Bob Cranshaw (b)
Harold Mabern (p, fender rhodes on M4,5,9)
Joe Farnsworth (ds)