2005年ニューポート・ジャズ・フェスティヴァル・ライヴ音源を収録
ジョー・ロヴァーノ 師ハンク・ジョーンズに捧げたブルーノート新作

ジョー・ロヴァーノのブルーノート新作が登場。本作は伝説のピアニスト、ハンク・ジョーンズとブルーノートの元社長ブルース・ランドヴァルに捧げられた一枚。

2005年8月14日ニューポート・ジャズ・フェスティヴァルでのジョー・ロヴァーノ・カルテットのライヴは、当時87歳だったハンク・ジョーンズをピアノに迎え、さらに、ベースにはジョージ・ムラーツ、ドラムにはルイス・ナッシュという面々。

2004年にバラード・アルバム『I'm All for You』をリリースしたカルテットではポール・モチアンがドラムで、その後も2005年5月に『Joynous Encounter』をリリース。そしてその夏、モチアンに代わりナッシュがレギュラー・ドラマーの座に就いた形でヨーロッパ・ツアーを敢行。その中のニューポートでの記録を収めたのが本作品となる。

「ルイスがドラムになって僕たちの音楽はよりハードになり、いつリリースできるか分からないけどライヴを録音しなくてはと思ったんだ」とロヴァーノは語る。「このカルテットは僕にとって”クラシック・カルテット”と言えるんだ。ハンク・ジョーンズのイマジネーションとインスピレーションで僕たち全員は成長することができた。彼のソロは愛、詩、そして探究心に溢れている。いつも気分良くさせてくれるんだ。彼が80代から90歳になるまで一緒に演奏したけど、いつでもフレッシュで素敵だった。彼とのコラボレーションと友情はまさに宝物。多くのことを学ぶことができた。彼の音楽と人生に関する知恵、知識、ユーモアとウィット、そして愛は、今後も僕の中にあり続けるんだ」。

リーダー作としてはこれがブルーノート20作目。ロヴァーノ自身のプロデュース、ブルース・ランドヴァルの息子カート・ランドヴァルがミックスとマスタリングを担当している。

収録曲

01． Big Ben
02． Bird's Eye View
03． Don't Ever Leave Me
04． I'm All For You
05． Kids Are Pretty People
06． Six and Four

Joe Lovano (ts)
Hank Jones (p)
George Mraz (b)
Lewis Nash (ds)