1968年作。「カントリー・ロックの生誕」を高らかに謳ったロック史に残る金字塔。ボブ・ディラン作のヒット曲「ゴーイング・ノホエア」収録。全米チャート第77位、全英第45位。グラム・パーソンズ在籍時のザ・バーズ唯一のアルバム。

1969年作。名曲「火の車」、「ドラッグ・ストア・ドライヴィング・マン」、映画“キャンディ”主題歌「チャイルド・オブ・ザ・ユニバース」収録。全米チャートでは最高第153位と振るわなかったものの、全英では第15位とヒットした。

1969年作。アメリカン・ニュー・シネマを象徴する映画“イージー・ライダー”の主題歌を収めていることでも人気高いアルバム。全米アルバム・チャート第36位、全英第41位。“イージー・ライダー”で主演俳優を務めたピーター・フォンダが寄せたライナーノーツも当時大きな話題を呼んだ。

1970年作。ザ・バーズにとって初の2枚組アルバム。ライヴ・レコーディングとスタジオ・レコーディングからなる変則的な作品。ロック・ミュージカル“ジーン・トリップ”からの名曲「栗毛の雌馬」をはじめ素晴らしいナンバーばかりだ。全米アルバムチャート第40位、全英第11位。

1971年作。メンバーに無断でオーケストラや女性コーラスを加えるなど、ザ・バーズらしくないとされ、賛否両論を巻き起こした問題作として知られる。ジャクソン・ブラウンの「ジャマイカ・セイ・ユー・ウィル」収録。全米アルバム・チャート第46位。

1971年作。これがザ・バーズによる実質的なラスト・アルバムとなってしまった。全米アルバムチャート第152位。マッギン、クロスビー、ヒルマンの3人がザ・バーズの名を永遠に封印することとした、1990年のセッションレコーディングからも追加収録。

ジーン・クラークがザ・バーズ脱退後、1967年にゴスディン・ブラザーズの2人をコーラスに従えレコーディングした初めてのソロ・アルバム。フォーク・ロック、サイケ、ソフト・ロック、カントリーといった要素がジーン・クラークならではのポップな楽曲に溶け込んだ名盤。