デビュー作。瑞々しい感性と独特の美学によって一躍、次代を担うモダーン・ポップの騎手として注目された衝撃の作品。プロデュースはキング・クリムゾンのピート・シンフィールドが手がけた。1972年発表。

ポップ・サイドとプログレッシヴ・サイドを1枚にまとめた革新的なサウンドは、前作を遥かに凌ぐ完成度を誇りその実力を世間に知らしめたが、本作発表後にイーノが脱退する。代表曲「ドゥ・ザ・ストランド」収録。1973年発表。

本作以降の体制であるブライアン・フェリーを中心としたバンドへとシフトしていくなか、より緻密で洗練されたサウンドを展開し初の全英チャート1位を獲得。名実ともに英国を代表するバンドへと成長を遂げた1枚。プロデューサーはクリス・トーマス。1973年発表。

グラマラスなイメージも残しつつ、親しみやすくポップでキャッチーなメロディの楽曲を多く収録し、ブライアン・フェリーのソングライターとしての充実ぶりが、バンドとしてもより大きくスケールアップした作品。1974年発表。

ジェリー・ホールが女神に扮するジャケットも話題となった5作目は、活動休止に伴う前半期最後のスタジオ・アルバム。全英チャート2位を記録したヒット曲「恋はドラッグ」収録。1975年発表。

活動を再開した彼らが約3年ぶりに発表した6作目。全英チャートを賑わせたヒット曲「ダンス・アウェイ」「エンジェル・アイズ」収録。1979年発表。

クオリティの高いサウンドとヨーロピアン・ダンディズムがのちのニュー・ロマンティクスへも大きな影響を与えた。「ミッドナイトアワー」「エイト・マイルズ・ハイ」のカヴァーも秀逸。1980年発表。

最後のスタジオ・アルバムとなった8作目は、彼らの最高傑作であるだけにとどまらないロック史上に残る不滅の名盤。全英チャート1位を記録。1982年発表。