荒井由実のデビュー・アルバムであり、日本のポップ・ミュージックを別次元へと導いた超名盤。豊かな感受性から生み出される楽曲の数々は、リリースから40年の時を経てもなお輝きを失わない。表題曲「ひこうき雲」は2013年スタジオジブリ映画「風立ちぬ」の主題歌として大ヒット。〔オリジナル発売日：1973/11/20〕

エバーグリーンなスタンダード楽曲を含むセカンド・アルバム。楽曲、パフォーマンス、サウンド・プロダクションが高次元で融合。荒井由実の最高傑作の呼び声高いアルバム。「やさしさに包まれたなら」「12月の雨」「私のフランソワーズ」などを収録。　　　〔オリジナル発売日：1974/10/05〕

大ヒット曲「ルージュの伝言」や荒井由実の代表曲であり、史上に残る名曲「卒業写真」を収録。これまでのシンガー・ソングライター的なたたずまいからアルバム全体が華やかな印象を与えている。タイトル・チューン「COBALT HOUR」でのティン・パン・アレーの演奏は歴史的名演。　　〔オリジナル発売日：1975/06/20〕

荒井由実名義でのラスト・アルバム。初の試みとなる一流セッション・ミュージシャンの起用で、さらにソフィスティケイトされたサウンドを展開。多くの人がカバーしているスタンダードポップス「中央フリーウェイ」やライブの定番である「14番目の月」を収録。　　〔オリジナル発売日：1976/11/20〕

松任谷由実名義での初のアルバム。シングル・カットされた「ハルジョオン・ヒメジョオン」、「罪と罰」をはじめとしてラテン、ボサノヴァ・タッチの曲が多く、全体的に大人の雰囲気を感じさせるアルバム。〔オリジナル発売日：1978/3/5〕

夜空にコルベットが浮かんだジャケットが印象的。「埠頭を渡る風」「ロッヂで待つクリスマス」など、ユーミンの代表曲を多数収録。アルバムタイトルどおり、来るべき８０年代を先取りした名盤。　　〔オリジナル発売日：1978/11/05〕

「卒業写真」と並んで卒業シーズンには欠かせない「最後の春休み」、そしてコンサートのアンコールで取り上げられることが多い「青いエアメイル」、ユーミン・スタンダードのひとつである「冷たい雨」など、今聴いても新鮮さを失わない楽曲を収録。　　〔オリジナル発売日：1979/07/20〕

美大生時代のことを綴った表題曲「悲しいほどお天気」をはじめとして、ユーミンの大定番である「DESTINY」、今なお根強い人気の「緑の町に舞い降りて」、物語の構成力の才能を見せつけられる「ジャコビニ彗星の日」など、全編にみずみずしいまでの感性を感じる名作。〔オリジナル発売日：1979/12/01〕

ロンドンのブラウンズ・ホテルで撮影したアルバム・ジャケットが表すように、全体にヨーロピアンアンなテイストを基調に、緊張感と情緒が交錯するサウンドと歌詞の世界観が印象的なアルバム。色あせない名曲「よそゆき顔で」「水の影」など収録。　〔オリジナル発売日：1980/06/21〕

ユーミンの代名詞にもなっている代表作。オリジナルの発売から30年以上を経た今日もなお、夏、冬のリゾートライフ織り込んだコンセプトの斬新さは輝きを失っていない。「恋人がサンタクロース」「サーフ天国、スキー天国」など収録。　　〔オリジナル発売日：1980/12/01〕

オリジナル発売時は４曲入り45回転30cm LPのミニ・アルバム形式でリリース。タイトルが示すように、アルバムを通してアジアに対するやさしいまなざしと鋭い洞察が感じられるコンセプト・アルバム。松任谷正隆作曲の「HONG KONG NIGHT SIGHT」を収録。 〔オリジナル発売日：1981/05/21〕

「タワー・サイド・メモリー」で幕を開ける今作は、大ヒット・シングル「守ってあげたい」、「カンナ8号線」「A HAPPY NEW YEAR」を収録。ピンク・フロイド等のヴィジュアルで有名なヒプノシスが手掛けたアート・ワークも話題を呼んだ。　　〔オリジナル発売日：1981/11/01〕

'80年代を代表する名盤。歌詞が話題になった「真珠のピアス」、「DANG DANG」など、『SURF＆SNOW』とはまた違った夏の雰囲気を感じさせる楽曲と、生のグル―ヴを生かしたサウンド・プロダクションが絶妙にブレンドされた、まさにジャパニーズA.O.Rの最高峰というアルバム。〔オリジナル発売日：1982/06/21〕

リリース当時まだ一般的でなかった“輪廻転生”をテーマにしたコンセプト・アルバム。珠玉のミディアム・バラード「NIGHT WALKER」、普遍的なラヴ・ソング「ずっとそばに」を収録。最後を飾る「経る時」で、壮大な生の物語が完結する。　　〔オリジナル発売日：1983/02/21〕

前作から約10ヶ月という短いインターバルでリリースされたことから創作活動の充実ぶりがうかがえる作品。大ヒット・シングル「ダンデライオン」、原田知世に提供した「時をかける少女」のセルフ・カヴァー、ニッカウヰスキーのCMが印象的だった「不思議な体験」など、話題曲を収録。〔オリジナル発売日：1983/10/01〕

ラグビーの聖歌ともいうべき「ノーサイド」、恒例の“Surf＆Snow in Naeba”でのテーマ・ソングである「BLIZZARD」、本人出演のCMが話題になり、今や代表曲のひとつに数えられる　　「DOWN TOWN BOY」を収録した代表作とも言える超名盤。　　〔オリジナル発売日：1984/12/01〕

当時、社会現象化し遠距離恋愛の代名詞ともいうべき「シンデレラ・エクスプレス」をはじめ、コンサートでもほぼ定番化している「もう愛は始まらない」や「青春のリグレット」を収録。『NO SIDE』 から続く冬の季節感をさらに強めたアルバム。　　　　〔オリジナル発売日：1985/11/30〕

華やかな雰囲気の「Holiday in Acapulco」で幕が開き、リゾート〜都市〜砂漠等を縦横無尽に移動するヴァーチャル・トリップに誘うアルバム。当時大人気だった「オレたちひょうきん族」のエンディング・テーマ「土曜日は大キライ」を収録。〔オリジナル発売日：1986/11/29〕

都会で働く女性の視点から描かれる楽曲と 『NO SIDE』 以来、ジャケット・デザインを担当する信藤三雄氏のアート・ディレクションが見事にマッチ。音とヴィジュアルで1980年代後半の東京の空気感をパッケージしたアルバム。コンサートの定番でもある表題曲「ダイアモンドダストが消えぬ間に」や「SWEET DREAMS」を収録。　　〔オリジナル発売日：1987/12/05〕

ポップでリズミカルな響きが印象的なタイトルとあいまって、“純愛”ブームの火付け役となったアルバム。冒頭から胸をえぐる歌詞が印象的な「リフレインが叫んでる」で、聴くものをアルバムの世界に引きずり込む。　　〔オリジナル発売日：1988/11/26〕

アルバム・テーマは「恋の任侠」。“アニバーサリー”という言葉を一般に広めた大ヒット・シングル「ANNIVERSARY」をはじめ、コンサートの定番「WANDERERS」、ラジオのレギュラー番組から生まれた名曲「Valentine's RADIO」、結婚ソングとして根強い人気を誇る「心ほどいて」を収録。　　　〔オリジナル発売日：1989/11/25〕

日本音楽史上初の200万枚を突破したアルバムであり、神々しいまでの輝きを放つ、90年代の幕開けにふさわしいアルバム。コンサートでも多く演奏される「満月のフォーチュン」、当時から地球環境に警鐘を鳴らしていた「SAVE OUR SHIP」を収録。〔オリジナル発売日：1990/11/23〕

夜明けの色である“DAWN PURPLE”を生命の誕生に重ねた壮大なテーマを持つコンセプト・アルバム。ストーリー性のあるCMとのコラボレーションが話題になった「情熱に届かない」等、「９月の蝉しぐれ」など多くのリスナーの心をとらえ続けている佳曲を収録。　〔オリジナル発売日：1991/11/22〕

「情熱に届かない」に続くキリンラガービールのCMソング「無限の中の一度」がオープニングを飾る、凛とした力強さとやさしい眼差しを感じさせるアルバム。アルバム・コンセプトを1曲に凝縮したと言っても過言ではない「Carry on」、多くの女性を勇気づける「私らしく」他を収録。　　〔オリジナル発売日：1992/11/27〕

タイトルは“YUMING’S KIDS”を意味する造語。サイケでシンボリックなアルバム・ジャケットが斬新なアルバム。“冬彦さん”ブームで知られる、ドラマ「誰にも言えない」の主題歌「真夏の夜の夢」、キリンラガービールCMソング「二人のパイレーツ」を収録。　　〔オリジナル発売日：1993/11/26〕

横尾忠則氏書下ろしのアート・ワークから放射されるパワー溢れるオーラと、楽曲の持つパワーとが渾然一体となり、オリジナル・アルバムでの最高セールスを記録したマイルストーン的なアルバム。今さら説明の必要のないユーミンの最高傑作である「春よ、来い」、大ヒットとなった「Hello,my friend」を収録。90年代を代表する１枚。　〔オリジナル発売日：1994/11/25〕

『U-miz』『THE DANCING SUN』と続くエスニックの香りが漂う中に、次作『Cowgirl Dreaming'』にもつながるタフな女性像が垣間見れるアルバム。「真夏の夜の夢」で示した方向性をさらに深く掘り下げた「命の花」、バート・バカラックへのオマージュとも言える「Walk on, Walk on by」を収録。〔オリジナル発売日：1995/12/01〕

タイトルからもうかがえるように、ユーミンの作品の中でいちばんハードな手触りを持ったアルバム。ドラマ「ひとり暮らし」の主題歌「最後の嘘」、’９６年８月に行われた伝説の中野サンプラザでの荒井由実復活コンサートのきっかけとなった「まちぶせ」のセルフ・カヴァーを含む、揺るぎない決意みなぎる作品。〔オリジナル発売日：1997/02/28〕

“時空のサーフィン”をテーマにしたアルバム。リメイク版映画「時をかける少女」主題歌「夢の中で〜We are not alone,forever」、「時をかける少女」のオリジナルの歌詞にまったく新しいメロディーを書き下ろした「時のカンツォーネ」、ドラマ主題歌「Sunny day Holiday」、切ない歌詞が涙を誘う「きみなき世界」等を収録。〔オリジナル発売日：1997/12/05〕

初のベスト・アルバムをはさみ、オリジナルとしては異例の約２年というインターバルを置いてリリースされた、特にサウンド面において実験的な要素の強いアルバム。“凍ったバラ”のタイトルが示すように、一瞬を封じ込めたような楽曲で構成。〔オリジナル発売日：1999/11/17〕

“なつかしい未来がたったひとつの探しもの”と歌われるタイトル・チューンが全てを物語るように、全編にわたり“なつかしくて新しいもの”を感じられるアルバム。日本テレビ系シドニーオリンピック・イメージ・ソング「PARTNERSHIP」、「未来日記�V」テーマ曲「幸せになるために」、ドラマ主題歌「７TRUTHS　７LIES」他、14曲を収録した意欲作。〔オリジナル発売日：2001/06/06〕

現代版“SURF＆SNOW”であり、新しいリゾート感覚の方向性を示唆するアルバム。２１世紀のユーミン・スタンダードのひとつである「雪月花」、「ただわけもなく」他の充実した楽曲が、全７曲収録、収録時間32分超という、コンパクトでありながらも決してフル・アルバムにもひけをとらない内容に仕上げている。〔オリジナル発売日：2002/11/20〕

ユーミン最大の魅力である映像的な歌詞が紡ぎ出した１０編のストーリーと、６０｀ｓイタリア映画のサントラを彷彿とさせるレトロでカラフルなサウンドが絶妙にブレンドされたユーミン印の超ポップ作。映画『天国の本屋〜恋火』主題歌「永遠が見える日」他、全１０曲を収録。〔オリジナル発売日：2004/11/10〕

アルバムテーマは《海》。過ぎ去って行く時の「儚さ」「切なさ」を表現した、ノスタルジック＆ロマンティックなアルバム。NHK「探検ロマン世界遺産」テーマソング「あなたに届くように」、ドラマ主題歌「ついてゆくわ」（別ヴァージョン）等、話題曲を多数収録。〔オリジナル発売日：2006/05/24〕

“旅”がキーワードであり、主題となった通算35枚目のアルバム。 ＮＨＫ『探検ロマン世界遺産』テーマソング「Flying messenger」、“YUMING SPECTACLE SHANGRILA�V”のイメージソング「人魚姫の夢」収録。〔オリジナル発売日：2009/04/08〕

ダブルAサイドシングル「ダンスのように抱き寄せたい／バトンリレー」を始め、化粧品CMで話題となった｢GIRL a go go｣、大ヒットゲームソフトのエンディングテーマ曲『Mysterious Flower（Album Ver.)』など、タイトルどおり、1曲1曲がまるで映画のようにドラマティックで最高にポップなアルバム。〔オリジナル発売日：2011/04/6〕

デビューアルバム「ひこうき雲」から40年。自らのルーツ“CLASSICO”と、未来“POP”を融合させた、ポップミュージックの新たなるマスターピース誕生!! 〔オリジナル発売日：2013/11/20〕