ナイジェリア政府、軍隊をゾンビに例え痛烈に批判したフェラ・クティ最高傑作の呼び声も高い1977年、絶好調期にリリースしたフェラの代表作のひとつにして傑作アルバム『ZOMBIE』。

フェラ・クティがアメリカで知り合い多大な影響を受けたというブラックパンサー党のSANDRA SMITHをゲスト・ヴォーカルに迎えた1976年の『UPSIDE DOWN』、ROY AYERSとの歴史的共演アルバム『MUSIC OF MANY COLOURS』の2作を1枚のCDに収録。

カラクタ共和国襲撃後の1977年にART ENSEMBLE OF CHICAGOのLESTER BOWIEをフィーチャーして制作されたアルバム1977年の『STALEMATE』と、同じく1977年の混沌とした状況の中発表された『FEAR NOT FOR MAN』の2作を1枚のCDに収録。

カラクタ共和国襲撃事件のキズ跡生々しい包帯姿のフェラ・クティと、決して屈することなく立ち向かう固い決意が詰まった1977年の『SORROW TEARS AND BLOOD』と、政府と軍隊をまたも痛烈に批判した『OPPOSITE PEOPLE』の2作を一枚のCDに収録。

再びレスター・ボウイが参加した77年発表『ノー・アグリメント』と、宗教がテーマの78年発表『シャファーリング・アンド・シュマイリング』。

重要人物(VERY IMPORTANT PERSON)ではなく、権力を手にした破落戸(VAGABONDS IN POWER)を意味した1979年の『V.I.P.』と同様に権力者を痛烈に非難した1980年発表『AUTHORITY STEALING』の2作を一枚のCDに収録。