2000年12月9日ロンドンのマーメイド・シアターで行われたコンサートを収録。ユーライア・ヒープにとって初のアンプラグド・ライヴで管楽器アンサンブルにコーラス隊を配し、選曲も彼らの様々な時代のナンバーからこのパフォーマンスに適した楽曲を選び、荘厳な趣の作品に仕上げている。さらに、スペシャル・ゲストとしてジェスロ・タルのイアン・アンダーソンが加わり花を添えている。アートワークはロドニー・マシューズ。

ユーライア・ヒープの代表作の一枚『魔の饗宴』のタイトル・ナンバーを完全再現するライヴとして2001年12月7日にロンドンのシェパード・ブッシュ・エンパイアで行われたコンサートを収録。セット・リストもデビュー・アルバムから１９７７年作の『罪なきいけにえ』までの楽曲で構成(1曲除く)、彼らの一番ヒット・アルバム『幻想への回帰』のタイトル・ナンバーも久々にライヴで演奏される。スペシャル・ゲストとしてオリジナル・メンバーのケン・ヘンズレーがキーボードとギターで、２代目ヴォーカリストのジョン・ロートンが自らの歌ったナンバー２曲で、そしてフォーカスのタイス・ヴァン・レアーがフルートで参加し無名を添えている。アートワークはロジャー・ディーン。

オリジナル・スタジオ・アルバムの制作よりもスタイルの異なる様々なライヴでの活動を中心とする中、2002年10月にアメリカのニュージャージーで開催された＜ＵＳ　Ｃｌａssic Rock Festival＞にメイン・アクトの一つとして出演した時のライヴを収録。ミック・ボックスを中心に不動の５人のメンバーによる熱いパフォーマンスを収録。セット・リストも彼らの様々なアルバムから選曲され、ヴァラエティ感ある内容。今回の再発に当たりセット・リストもコンサートと同様の順番に変更、４曲追加収録しにより、フル・コンサートが収録された。アートワークはロドニー・マシューズ。

ミレニアムに入ってからの様々なライヴ活動の総決算といえるライヴＣＤ＆ＤＶＤの制作をバンドは企画、2003年11月8日、ロンドンのアストリア・シアターでライヴを行う。セット・リストは７０年代の代表曲から最近のオリジナル・スタジオ・アルバムの代表曲まで幅広く選曲されている。スペシャル・ゲストとして２代目ヴォーカルのジョン・ロートン、実力派女性ロック・ヴォーカリスト、ヘザー・フインドレィが参加している。アートワークはロドニー・マシューズ。

「魔の饗宴」をフィーチュアした2001年のライヴが好評であったことからそのアンコール・コンサートを2004年に行う。そして前回アルバム収録出来なかった楽曲を中心に行いそれらを収録したライヴ・アルバムを制作する。圧巻なのは大ヒット・ナンバー「対自核」ではオリジナルでも楽曲の後半部分で参加したアフロ・ロック・バンド、オシビサがゲストでオリジナル同様のパフォーマンスを展開する。ボーナス・トラックとして代表曲の「七月の朝」を収録。