ヴァハン・マルディロシアン/シューベルト:ピアノ作品集


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6月の来日公演も好評のヴァハン・マルディロシアン、国内盤発売第3弾!
仏「Intrada」より発売されていたシューベルト作品集!


このアルバムではヴァハン・マルディロシアンの優れた演奏を通じて、シューベルトのピアノ作品の3つの特徴的な側面を楽しむことができます。
 1つ目はシューベルトがその短い生涯を通じて追求し続けたピアノ・ソナタ。その中から全3楽章が全て長調の、アマチュア・ピアニストであった18歳の令嬢のために書かれたソナタ13番イ長調。愛らしく生命感に溢れた、シューベルトの青春の歌とも言えるコンパクトにまとめられたピアノ・ソナタ。
 2つ目は小品におけるシューベルトの天才が遺憾無く発揮された有名な『即興曲集』作品90。ボヘミアの作曲家、ヴォルジーシェクが初めて用いた即興曲というタイトルのもと、シューベルトの楽想が長調と単調が絶妙なバランス、コントラストを見せながら縦横無尽に展開された作品。
 最後は後にフランツ・リストが画期的な一楽章ソナタを書く先駆けとなった、ピアノ音楽史上最も重要な作品の一つである『さすらい人』幻想曲。シューベルトが初期の頃から好んで用いた幻想曲というタイトルのもとに、本来であれば4楽章のピアノ・ソナタの形の曲が、彼の歌曲『さすらい人』のテーマによって展開された連続した1楽章にまとめられた正に天才的な作品。
 以上のようなシューベルトのピアノ音楽の魅力が凝縮されたCDです。(販売元情報)

【収録情報】
シューベルト:
● ピアノ・ソナタ第13番イ長調 D.664
● 即興曲集 Op.90,D.899
● 『さすらい人』幻想曲 Op.15,D.760


 ヴァハン・マルディロシアン(ピアノ)

 録音時期:2001年9月2-5日
 録音場所:パリ、サル・アディアール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

【ヴァハン・マルディロシアン(ピアノ、指揮、作曲)】
アルメニア、エレヴァン生まれ。幼少よりピアノの勉強および作曲を始める。旧ソ連邦で数々のコンサートを行い、その後はパリ音楽院でジャック・ルヴィエに師事し1996年にピアノのプルミェ・プリ獲得。その非凡な才能をフランスの著名な現代作曲家、エリック・タンギーとヴァイオリンの巨匠、イヴリー・ギトリスに見いだされ楽壇デビュー。タンギーからはピアノ・ソナタ第2番を献呈されCDも録音。ル・モンド紙が「驚くべきピアニスト!」の見出しでその才能を絶賛。ギトリスとは最も信頼出来るピアニストとして10年以上にわたり共演し、毎年のように日本で演奏を行う。指揮者としても優れた才能を示し、現在はフランス、ノルマンディーのカーン市交響楽団の常任指揮者・音楽監督を務める。パリを拠点にフランス国立管弦楽団、プラハ放送管弦楽団などをはじめヨーロッパ各地の有名なオーケストラで客演し、日本ではNHK交響楽団などを指揮する。ピアノ・ソロ、室内楽、歌曲の伴奏と多忙な音楽活動を展開している。作曲家としても「アルメニア作品集」のCDの中で自らの作品を演奏している。現在迄にリリースしたCDは10枚以上。(販売元情報)
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