オットー・クレンペラー


オットー・クレンペラー/2つのドキュメンタリー
日本語字幕付き


【ドキュメンタリー1:『ロング・ジャーニー〜彼の生きた時代』】
往年の名指揮者クレンペラーの生涯を、関係者の証言や本人の言葉と映像で構成した貴重な映像です。クレンペラーに強い影響を与え、指揮者となるきっかけを与えた恩師マーラーとの出会いから、当時の前衛的な音楽への強い関心、第二次大戦前夜、ベルリンのクロル歌劇場を追われ、亡命先のアメリカ体験、戦後欧州に復帰後の活躍と挫折、そして復活 - 波乱万丈の一生が動画や写真とともにリアルに語られていきます。リヒャルト・シュトラウス、シェーンベルク、エルンスト・ブロッホなど、同世代の作曲家、音楽家、思想家とのかかわりの中に描かれるクレンペラーの生涯と、20世紀文化の歴史も同時にあぶりだす見応えのあるドキュメンタリーです。

【ドキュメンタリー2:『ラスト・コンサート』】
1971年9月26日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールで行われたニュー・フィルハーモニア管弦楽団とオットー・クレンペラーのコンサート。この年、すでに86歳という高齢に達していたクレンペラーですが、まだまだ彼には多くの将来へのヴィジョンがありました。しかし、クレンペラーはこの9月26日のコンサートを最後に、二度と指揮台に上がることはなく、演奏の再開を望むファンの声も空しく、1973年にこの世を去るのです。
 リハーサルを含めたこの映像は、クレンペラーの指揮姿だけでなく、彼から多くの薫陶を受けた楽団員の言葉や、アシスタントを務めていたアントニー・ボーモントの証言が織り込まれており、クレンペラーが発する強烈なカリスマ性と、「テンポが遅い」と称される一種独特な音楽作りの秘密の数々を知ることができる、非常に貴重な映像です。指揮台まで支えられながら歩みを進めるクレンペラーが、指揮棒を振り下ろした瞬間、別人のように変貌し、凄まじい音楽を奏で始める姿には感動を覚えずにいられません。

【CD:ラスト・コンサート・ライヴ】
既出の音源ですが、アーカイヴ音源の復刻に定評のある独Archiphon社により、新たにオリジナルテープから丹念なリマスタリングが施されています。(輸入元情報)

【収録情報】
Disc1
● ドキュメンタリー『オットー・クレンペラー/ロング・ジャーニー〜彼の生きた時代』

 フィロ・ブレフスタイン制作

Disc2
● ドキュメンタリー『オットー・クレンペラー/ラスト・コンサート』

 フィロ・ブレフスタイン制作

● 特典映像(字幕なし)
 1. ピエール・ブーレーズへのインタビュー(1972)
 2. エルンスト・ブロッホへのインタビュー(1972)
 3. リハーサル断片映像(1971年9月26日)

 収録時間:100分(Disc1)、本編74分+特典35分(Disc2)
 画面:カラー、16:9(Disc1)、4:3(Disc2)
 音声:PCMステレオ
 字幕(本編):独、仏、日、韓
 NTSC
 Region All

【CD】
Disc1
1. ベートーヴェン:『シュテファン王』序曲 Op.117
2. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58

Disc2
3. ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 Op.90

 ダニエル・アドニ(ピアノ)
 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
 オットー・クレンペラー(指揮)

 録音時期:1971年9月26日
 録音場所:ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
 録音方式:モノラル(ライヴ)
 NEWLY REMASTERED BY ARCHIPHON / WERNER UNGER
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※表示のポイント倍率は、ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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