【訃報】ファイフ・ドーグ(ATCQ)

ア・トライブ・コールド・クエストのメンバー、ファイフ・ドーグが亡くなった模様。詳細は不明ですが、ナインス・ワンダーら多くのラッパーやプロデューサー達が追悼の意を伝えるツイートをしており、プロデューサーのスタティック・セレクターが正式にファイフの死を認めたそうです。享年45歳。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

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A Tribe Called Quest プロフィール

MCのQティップとファイフ・ドーグに、DJのアリ・シャヒードという2MC+1DJというスタイルで、1988年に結成。ジャングル・ブラザーズやデ・ラ・ソウル、クイーン・ラティファらと共に結成された「ネイティブ・タン」と呼ばれる集団に属し、シングル”Description of a Fool”でデビュー。1990年に1stアルバム『People’s Instinctive Travels and ...”をリリースする。(ジェロビはこのアルバムだけで脱退) ”Bonita Applebum”や”Can I Kick It?”など、それまでのヒップホップの概念にとどまらない遊びゴコロ溢れるサンプリングや、意識の高い洗練されたリリックは「ニュー・スクール」と呼ばれ、ヒップホップの新たな潮流となる。

1991年の2ndアルバム『The Low End Theory』は、ジャズ・ベースの巨人、ロン・カーターが客演した”Verses from the Abstract”や、タイトル通りな”Jazz (We’ve Got)”など、生音と重低音にこだわった“ジャジー・ヒップホップ”を打ち出し絶賛され、結果的にジャンルを超え多くの支持を集めた。1993年の3rdアルバム『Midnight Marauders』では、前作ジャズ路線にこだわらず、”Oh My God”や”Award Tour”、”Electric Relaxation”といったキャッチーなヒットが生まれ、ヒップホップの新たな方向性を示した傑作として再び高く評価された。

1996年の4thアルバム『Beats, Rhymes and Life』以降は、Qティップとアリ、そしてジェイ・ディー(後のJディラ)の3人によるプロダクション・チーム「ジ・ウマー (The Ummah)」が核となって制作される。従来のサンプリング/生音という方法にとどまらないスタジオ・ワークは、革新的な音響を生み出し、今なお高い評価を受け、ミュージシャンやエンジニアに影響を与え続けている。ヒット曲”Find a Way”を収録した1998年の5thアルバム『The Love Movement』でグループとしてはいったん解散となる。

解散後は、Qティップがソロ・アルバム『Amplified』をリリースし、多くのフィーチャリングで活躍。ファイフもソロ・アルバムをリリース。アリはラファエル・サディーク、元アン・ヴォーグのドーン・ロビンソンと組んだルーシー・パールなど、それぞれ活動している。
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