83年リリース、5曲入りのミニ・アルバムとしてリリースされた記念すべきデビュー作。ブギー・ダンサーからスロウに至るまで、そのブレない歌唱は多くのソウル・リスナーを虜にした。今回のボーナス・トラックとして数バージョンが追加された「I am Somebody」、ジェノビア・ジーターとの熱すぎるデュエット「Keep On Doin’」など、とにかく5曲だけでは物足りない完璧な内容。その他のボーナス・トラックはアルバムとしては代表作に挙げられる次作『FINESSE』から名曲「Show Me」のシングル・バージョンなど本編併せて全15曲、すべてが珠玉のナンバー。

86年リリース、RCAでの最終作となった3作目。オープニング・トラックのメロウ・ナンバー「Stay」から圧倒的な歌力で圧倒し、その後のダンサー、スロウでもそのたしかな実力を見せつけてくれる。たしかにアルバムのトータル性では前作『FINESSE』に軍配が上がるかもしれないが佳曲も多く収録されており、RCA時代が一番良いという意見はやはり的を得ているのでは。ボーナス・トラックもサントラ『栄光のエンブレム』からの「Talk Me Into It」など、注目の選曲がされている。

国内盤仕様（帯・解説付き）解説：鈴木 啓志

国内盤仕様（帯・解説付き）解説：鈴木 啓志