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Review List of morishiro 

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  • 2 people agree with this review
     2011/11/01

    彼らの代表作が2枚目であることに異を唱えるつもりは毛頭ない。しかしながら、彼らの作品のうち2010年代までの時を超えた作品は?と尋ねられたら、僕は間違いなく本作を推したい。80年代を愛するリスナーの多くが本作の発売当時の彼らの人気と世間からの低評価を鵜のみにした(僕にも地味に聞こえてしょうがなかった。)が、言ってみればそれは本作に80年代テイストが薄かったためであろうと考えられる。当時のポップ・アーティストの多くは、聞いてすぐに「新しい」とわかるアレンジの派手さにとりつかれていた。その点から、本作には80年代的「新しさ」が足りなかったし、そのために時代の闇の中に消えた形となった。2010年代の今、冷静な耳で本作を聞き直して欲しい。彼らの音楽の楽しさはそのままに、ポップソングの普遍的な形が確立されている。言ってみれば、ボーイ・ジョージは「見かけによらず普通すぎた」ために、シーンから消えざるを得なかったのかもしれない。僕がしたのと同じ反省を多くの人にして欲しいし、この作品の魅力にハマってほしい。

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  • 3 people agree with this review
     2011/10/07

    次々と出る色々な音楽を聴かなきゃならないと思い、CDを買わずに20年以上も過ぎてしまったけど、いつか娘にも聞かせたいと思い、最近他の気になっていた作品と共に購入しました。ajaとあわせて購入することを勧めたい。でも、何というか音楽のスタイル以上に感情的なものの伝わり具合はこっちが上なので、個人的にはこっちの方が何倍も好きです。曲単位で聞くのも良いですが、全編を通して聞くと、完全なまでに破綻なく構築された音楽世界を味わうことができます。全ての音の「間」が完璧です。文句のつけようなんてあるわけありません。僕のような音楽のド素人にも、この作品の素晴らしさは伝わりました。

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  • 1 people agree with this review
     2011/10/06

    これは私が25年前に聞きたかったダリル・ホールだ。妙に流行の音に踊らされることもなく、等身大のアレンジで、良い曲を自分らしく歌っている。これはまさしく迷いのない人間が作り出した音楽である。本当にどの曲も良く書けているし、良く仕上がっているので、アルバムを通して聞いて楽しめるのはもちろん、mp3でどの曲が他のアーティストの曲と混ざって聞こえてきても、スキップせずに聞けることだろう。

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     2011/05/15

    空気を変えるインストアルバム。彼の表現力には誰もが舌を巻くでしょう。ウクレレって、こんなに素敵な楽器だったんですね。しっとりと優しい。
    ただし、ボートラはいらないかも。

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     2011/04/18

    いろいろなジャンルの音楽が好きな人が作ったロックだと。別に神扱いしてもらわなくていいよって言われてる気がする。きっと、レコーディングは楽しかっただろうと思う。「ここのところはウルトラヴォックスみたいな感じで。」とか、「もっとリック・オケイセックみたいに。」とか、自分たちらしさとかを追求しないで、断片化された様々なアイディアをとりあえず全部形にしちゃえって感じでしょうね。リスナーに対しては「色々やってみたから、好きな曲をダウンロードしていいよ。」ってスタンスを感じます。やっていることは全部ちゃんとしてる。それぞれの曲が個性を持っているし、きちんと息を吹き込まれている。でも、次の作品も同じスタンスで作らない方が賢明だと思います。30分ちょっとのサークル活動に参加した気分。アルバムタイトルはうまくつけました。ジャケは正直クソだけど。

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     2011/04/18

    半透明なアクリル板で建てた家みたいな音楽ですね。スケスケっていうか、スカスカ。でも、ありきたりのテクノやハウスみたいな盛り方をしてないので、静かに寄り添ってくる。きっと本人の中ではもっと厚い音が鳴っているんだろうけど、ごく必要なところだけを抜き取った感じで、この音楽を体験する行為って、風呂に入って考え事する、見たいな感じですね。歌詞が、暗いっていうか内省的で、歌い方も少しだけソウルフルでなおかつミニマム。コーラスの当て方とかもほんの少し暖かくしよ、みたいなノリで、食べてるのはバケットのみだけど、キャンドルディナーみたいな。でも、このパンおいしいです。

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     2011/03/24

    この作品で、彼は文字どおりlegendになりました。Soul Legend。前作は彼にとって一体なんだったんだろう?と言い切れるほどの真っ黒な輝きです。The Rootsの演奏が織り成すのは絶妙な黒さ。それはまさに、黒人音楽全体への深い敬意に満ちています。そして、その空気と完全なる融合を果たし、また時に空間を支配し、聴く者の魂をわしづかみにするような歌声は、まさに圧倒的。久方ぶりと言っていいでしょう、このレベルの黒人音楽は。黒人音楽がsoulと呼ばれていた時代にも、この境地に達した作品はそう多くはありません。オバマの登場はこれほどまでに黒人たちを勇気付けたのですね。この文章を書いていても、この漆黒の芸術が支配する部屋の空気を十分表現しきれないことに歯がゆささえ感じます。とにかく必聴です!そしてガツンと打ちのめされてください!痺れるような瞬間の連続に心振るわせてください!ゴチャゴチャ書いてすみません!いいものはいいんです。

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     2011/02/15

    エロいかどうかはともかく、時を経てヴォーカルの深みが増しました。そして、今作の特徴もとにかく曲がキャッチーでよく書けていること。Number One Hitなんかからは「良い曲には力はいらない」なんて、調度良く力を抜いてます。ジャケから伝わるのは、オールドスクールド・マナー。でも、ゲイやクックを想起させながら、ちゃっかり古いだけじゃないアレンジがキャリアを感じさせます。おそらく彼がやろうとしたのは、「オールドネームと比べてもらっても俺は十分イケてるっしょ。」ってことかと。そうです、もう20年近く第一線に君臨してるんですから、十分Legendを気取っても良いですよね。単なるエロ兄ちゃんは、最早Soul Legendなんです。

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     2011/01/22

    ジャケがすべてを表現しています。サントラみたいにいろんなタイプの曲が収録されている(少々やりすぎたかな?)けど、1枚を通して爽快感の持続するロックンロールアルバムです。とにかく自分たちの楽しいと思うことをする、というロックの王道的な佇まいを感じさせます。ヴォーカルの声質がいいのか、単純バカみたいな感じはありません。どの曲も楽しく仕上がっています。前作の成功で圧倒的に自由な気分になれたのでしょう、ミュージシャンが自由に好きな形で音楽とかかわれているいい例です。部屋の中で黙って聞くよりも、ジャケみたいな風景の中を車でブッ飛ばしながら聞くのがいいのかな。nananananananananananananaっていい過ぎ?最高に楽しいです。

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     2011/01/22

    彼女の声は張ったときと抑えたときで全く違う魅力があるけれど、only girlでは何もかもを圧倒する力を発揮しています。Man Downでも彼女のルーツはやっぱりレゲエにあるのかなと思わせる仕上がりの高さを感じられます。ヴァリエーションに富んでいるけど、どの曲も押しなべてクオリティが高くて、なおかつ曲数を抑えているので、全曲通して聴いてもまた聞きたくなる楽しい内容です。当然買う価値があります。

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     2011/01/22

    名曲automaticの成功によって、ソロデビュー以来いわば自分の好きなように音楽と向き合えて来た彼女だけれど、正直言って、時間の経過とともに少しずつ音楽的な魅力を減退させてきた感は否めません。彼女の作品に関してはすべてリアルタイムで購入して聞いてきました。ただ、First Loveを聞いてからAddicted to Youを待ったときと同じ気持ちで彼女の作品を待てるかと言われれば、決してYesとは言えませんでした。妙にタイアップばかりというのも気に入らない要因でした。でも、やっぱり私は彼女の類まれなる声に夢中です。そして、この作品に関してはDisk 2を、と言うよりGoodbye Happinessを聞く価値があります。ワールドクラスのポップソングです。洋の東西を問わず、曲のよさとポップ度がこの曲のレベルに到達している曲にはまずめったに出会うことがありません。この一曲のおかげで、私はまた彼女の帰りを辛抱強く待つことになるでしょう。

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     2011/01/22

    正直言ってR&Bは今自分の守備範囲じゃないから、ほかのユーザーの皆さんほどは詳しくはありません。ただ、なにげなくこの作品を買って、自分のipodに入れてあったのをたまたま思い出してヘッドフォンで初めて聞いたとき、とっても驚きました。クオリティがかなり高いと思います。それぞれの曲の個性が相当高いレベルで引き出されていて、一旦聞き始めると途中で止める気になれません。グルーヴ感と繊細さの両方を表現するヴォーカル。きらびやかでいて引き際を心得たサウンド。トータルとして強い引力を感じるし、しつこくない。この手のタイプの音楽は、アルバム単位で楽しむ気分になれないのが理由であまり聞かなくなってましたが、この作品とは長くつきあえそうな気がします。

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     2010/01/06

    アメリカ国内の評価が真っ二つに分かれているように、このアルバムの評価はクリスのアーティスト性を理解しているかどうかで大きく分かれるでしょう。ナイーヴで心のひだに触れてくるような彼のヴォーカルに魅力を感じる人なら、サウンドプロダクションが少々(かなり)地味なこの作品にもオーセンティックな魅力を感じるのだろうと思いますが、彼にアイドル的なものを要求しすぎると、今回のアルバムには物足りなさを感じることでしょう。私自身は全く申し分のない内容だと思います。また、クリス本人にとっても、恐らく今できることをいろいろと試してみることのできた充実の一枚なのではないかと思います。何曲かは非常にキャッチーなメロディを持ち、一緒に口ずさみたくなるし、また一方ではまだ実力不足ゆえにこなし切れていない曲もあるようです。彼の場合、曲のテンポや演奏の厚みなどにまだ充分対応する声を持ち合わせていないように思われ、今後トレーニング次第で大きく飛躍が期待されるシンガーであると思われます。アイドルとして羽ばたき始めた彼を、本物のアーティストに育てるのも殺してしまうのも我々リスナーです。アメアイで披露したHeartlessやWhat’s going onのような、彼の内側からのグルーヴでリスナーを黙らせていくような表現をCDでも楽しませてくれるアーティストに、一日も早く育って欲しいと思います。ただ、欲を言うとno boundariesは収録しておいて欲しかったと思います。

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