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Review List of sac 

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  • 1 people agree with this review
     2013/03/10

    シベリウスの交響曲集というと、ベルグルンド、デイヴィスあたりがスタンダード化されているが、この演奏は、他に比類のない、着眼点の異なる、シベリウスの知られざる側面のような印象を受けました。
    この演奏を聴いてしまうと各演奏家によるシベリウスのどの演奏を耳にしても、型にハマり、同じように聞こえてしまう程、インパクトがあります。

    前述のご評価されていらっしゃる方のご意見通り、調整のないシベリウスの部分もスポットが当てられ、めまぐるしい程に、音、音、響き、響き、のオンパレードで、審美的。俗っぽく言えばワイルドなシベリウスを浮き彫りにしており、むき出しにされた音楽、まさにその演奏をするに一番相応しいモスクワ放送の金管がけたたましくもあり、美しさすらも感じさせてくれる。

    ロジェヴェンの大胆な、拍や間の取り方、低弦のメリハリ感、金管とティンパニーの爆音炸裂など、鳥肌ものです。

    通常のシベリウスに聴き飽きている方には必聴!

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  • 2 people agree with this review
     2012/06/19

    マニャールのこのオペラが再発でリリースされたことは幸せで待ちに待ちました。
    フランスのワーグナーのような、ライトモチーフを駆使した完成度の高い作品。
    プラッソン、トゥールーズ管による重厚で精彩に富んだ演奏を聴かせてくれます。
    ロパルツぽく感じる部分があるのは、やはり楽譜が焼失してしまった部分を友人であるロパルツの手によって完成させたこともあってある意味2人の共同作業による珠玉の作品ではないかと思います。

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     2011/12/15

    聴いてがっかり。オーケストラが乾いている、そして下手。しかもテンポが速すぎる。そういうこともあって本来のロパルツ3番の素晴らしさが半減。
    この曲を初めて聴かれる方には3番のよさが伝えられていない。本当に残念な演奏。シリーズ第3弾とは言え、オケも指揮者も違う。
    1,2,4,5のナンシー響であればよかったのに。
    響きが霞んでいて、せかせかしている感じが好めない。

    同曲のプラッソンによる演奏がいかに素晴らしいかがはっきりしてしまった。音に色気というか艶があり、叙情感や大きさを感じさせる感動作。

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  • 10 people agree with this review
     2011/07/20

    著書と同タイトルのCDがようやくリリースされたことは実に嬉しい。
    イメージしていたよりも実際耳にしてみると暗さはそれほどないように感じました。
    日本人でしかも現代音楽家でシンフォニストが居たのだと目の当たりにしました。ブルックナー、マーラー、ショスタコーヴィチあたりの亜流を脱して新たなロマンティシズムに脱帽です。
    このCDの一番すごいこところは、1枚なのに81分強も収録されていることです。通常だと2CDになっても不思議ではないのですが、価格的にもお得はもちろん、2枚に分かれてしまうデメリットはCDを入れ替える時間や行為で臨場感や余韻が断ち切れ冷めてしまうのですが、1枚でこれほどまでの充実度を通しで聴けるのは幸せに値します。もし、ワーグナーが晩年で交響曲を作っていたのならこのようなフレーズにしたのかもしれないというような響き、旋律が随所に見受けられます。
    第一楽章・・・・おおがかりな導入部、主題があまりにも重く苦しく聴くには哀し過ぎるが聴き超えないといけない章。対位法が多く用いられる。
    第二楽章・・・・ワーグナーチューバの響きがたまりません。弦楽の鎮魂歌か。一番の聴き所の章。
    第三楽章・・・・ブルックナー風のフィナーレが格好いい。そして法悦の境、エピローグでは、マーラー3番の最終楽章のようなワーグナー風の美しく儚い旋律。

    最近ではクミコさんの「合歓の孤悲」の作曲者でもある大友さんの解釈、テンポ、指揮者として超一流の技でしょうか、オーケストラもいうことないです。最良の録音の一篇。

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