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Review List of G.W. 

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  • 4 people agree with this review
     2015/02/18

    「ウィーン国立歌劇場管弦楽団」はご存知の通り「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」の母体となっているオーケストラですが、このCDのオケは実質「ウィーンフィル」のようです。当時ウィーンフィルはDECCAと専属契約を結んでいましたが、「ウィーン国立歌劇場管弦楽団」の名前を使うことで他のレコード会社に録音していました。DECCAのプロデューサーだったジョン・カルショーの自伝にそのあたりが詳しく載っています。お聴きになれば分かりますが、歌劇場の2軍(失礼!)を交えたオケの演奏とは思えない高い完成度の演奏です。最近のピリオド演奏は苦手だけど、カラヤン先生のようにコントラバスを6〜8本も並べるようなハイドンもちょっと重すぎる・・・という方にオススメです(笑)ウィーンフィルのファンももちろん楽しめるでしょう。上のHMVレビューには3トラックのマスターテープからリマスターと書いてありますが、付属解説には「多くのオリジナル3トラックテープは失われていた。3トラックのマスターテープとオデュッセイ製LP用2トラックマスターテープ、それに名作録音ライブラリーの状態のいいLPを組み合わせ、熟練の技術と最新の機材を用いて完成にこぎ着けた(抜粋)」とあります。

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  • 15 people agree with this review
     2014/04/02

    第九は「ステレオ録音」とありますが、正しくは「モノラル・セッションで平行して撮られた試験的なバイノーラル録音」のようです。ブックレットの最後に載っている当時の配置図には、カラヤンの後ろに”BINAURAL MICROFONE”と書かれています。スピーカーで聴いても当時にしては美しい録音ですが、ヘッドフォンだと音響の説得力が増すように思えます。また第4楽章では合唱は左からしか聴こえず、ティンパニの位置も前楽章から移動しています。これも「(モノラルで)ふさわしい合唱のサウンドを得るために」行われた配置のようです。カラヤンの後年の録音にある、ステージ一杯に響き渡るような合唱の音響を期待すると肩すかしを喰らうかもしれませんね。しかし内容は今更言わずもがなの名演奏、新リマスターで他の番号もよりクリアーなサウンドになり、価格もリーズナブル。十分価値のあるセットです。

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  • 6 people agree with this review
     2014/02/02

    音質について。他に書かれている方と同様に我が家のオーディオでもSACD版よりも、こちらのBD-Audio版の方が楽器の質感や音の広がりが優れているように聴こえます。おそらくBD-Audio版とSACD版は同じデジタルマスターから作られていると思われます。両者の再生時間が全く同じこと、SACD版のブックレットに96kHz/24bit PCM音源使用と書かれています(DSDでマスタリングしてるわけではないんですね...)。このデジタルマスターをそのまま再生できるため本BD-Audio版の方が、サンプリング周波数もbit深度も異なるDSDヘ変換というプロセスを挟んでいるSACD版よりも優れて聴こえるのかもしれません。

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  • 3 people agree with this review
     2013/07/17

    最近ほとんどいなくなった、ウィーンの音楽をウィーンの流儀で弾ける数少ないピアニストのブッフビンダー。ウィーンフィルとの本協奏曲集はまさに「古き良きウィーン」です。でも決して古くさくない。
    ボーナスのドキュメンタリーによると、彼は1956年(当時10歳!)に初めてムジークフェラインでベートーヴェンのコンチェルトを演奏したとのこと。バックハウスを思い起こさせる演奏だなと思ったら、「私の親愛なる若い同僚」とバックハウスから呼ばれるほどの仲で、何度も彼から指導を受けていたそうです。第4番のカデンツァの一部にバックハウスにならったアレンジ(転調)もなされています。「ウィーン」がお好きな方は即買いです。11月の来日公演も、ティーレマンの交響曲よりこのブッフビンダーの協奏曲の方が楽しみですね。

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     2013/07/16

    jerzyさんのおっしゃる通り、このCDの音質は所謂「レコード」というより「実演の記録」の性格が強いです。私も何度かウィーン国立歌劇場でワーグナーやR.シュトラウスを実際に聴きましたが、あの歌劇場はうねりと一体感のある独特な響き方がします。このCDはその響きを良くとらえています。歌劇場の生の音響をご存じない方は戸惑われるかもしれませんね。内容は充実の一言。ウィーンフィルとティーレマンの演奏には改めて脱帽させられます。ただ、声量や表現力で歌手が非力に感じられたのなら、その通りかもしれません。バイロイトで同じような配役のティーレマンのリングを聴きましたが、一番の不満は歌手でした。過去のレコードの歌手たちがすごすぎるだけかもしれませんが。

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     2012/12/03

    これは発売が楽しみだ!私は現地でこの演奏会を聴きましたが、すばらしい演奏会でしたね。特にアルプス交響曲の、まるでヨーロッパの名門オケのような響きには感動しました。前半のアルペンが終わった時点でスタンディン・オーヴェイション、ベルリンフィルの演奏会でもなかなかお目にかかれません。
    そういえば演奏会にはヴァイツゼッカー元大統領やベルリンフィルの団員も多数来てましたね。さすがワセオケというべきか...

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