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Review List of solomon 

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     2015/04/10

    よく聞かれるチェチーリアミサ曲と異なるアカペラのミサですが、大作曲家の名に愧じぬ密度があり、メランコリックで芳醇な正しくバロック芸術の奥深さを持ち合唱音楽ファン、宗教音楽のファンには無条件でお勧めです。演奏は素晴らしいです。

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     2014/03/26

    コントラバスを基盤に据えた温かみのある弦。音の立ち上がりの良い木管。和声をきっちりと描出する構成。結果として現れる音楽の新鮮味。音楽をやっている人間が『盗める』西洋音楽語法・文法の宝庫ですね。ブラームスの室内楽をやっている関係で、この録音は大変勉強になります。クレンペラーは私の先生です。

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     2014/03/26

    少なくともロマン派から20世紀前半の独墺系音楽を本気で演奏したときのカラヤン+BPOは空前かつ絶後です。このCDは他と比較しちゃいけません。真似ることも絶対に不可能です。

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     2013/06/06

    20世紀半ばの女流ですが、文句無しの名手です。ベートーヴェンとブラームスのソナタを堂々と立派な解釈でこなせる人は男女を問わずそう大勢は居ないでしょう。ベトとブラこそ男の音楽、男の嫌らしい面を表現しなくては形にならない。彼女はきちんとそれが出来るのは驚異的です。よほどの理解力と音楽的知性があるのでしょう。
    ベートーヴェンのハ短調(Op.30-2)、ブラームスのニ短調(Op.108)が優れます。

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     2012/09/23

    ルービンシュタインがショパン弾きだなんて誰が決めたのだろう。
    ショーマンシップだけだなんてたわけたことを言うのは誰だ。
    彼はドイツ正統派ですぜ。クララ・シューマンやブラームスの友人だった人々の中で温かく見守られてエリート教育されたサラブレッドなのだ。ルービンシュタインはものが違う!。
    ブラームスも最上級だが、シューベルトのこの最後のソナタは世界を変えるくらいに凄い演奏だ。弱音のタッチコントロール、考え抜かれた必然的なルバート、右と左のペダルの巧妙な駆使、バスの連打のこまやかで淋しく切ないこと。そしてそういう技術面を全部音楽表現に結びつけることにおいて、彼は巨匠なのです。このシューベルトは、温かく、哀しく、大きく、説教っぽくない。父親的だが若々しく、酸いも甘いもかみ分けているのに微笑ましい。堅苦しさの対極であるのに普遍的。泣けるのに幸福感がある。えぐるように感情が深いのに肌合いがやさしい。
    みなさん、ルービンシュタインの音に身をゆだねて思い切り泣きましょう。そうです、文句無しに泣けます。全ての小節、全ての音符が語り掛けて来ます。私はもう何回聴きとおしたか数え切れない。こんなCDはめったに無い。アーサー王よ、ありがとう。

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     2011/12/10

    最近、どうしてこういう演奏をするヴァイオリニストが居ませんかね。
    ほんとに、ヴァイオリンて楽器は、こう弾かなくては駄目だと思います。ヴァイオリンは人間の声の最高の代替物ですよ。理想化された、広い音域と無限の息の長さを持つヒューマンヴォイスをフデチェックは奏でています。オイストラフの最高の後継者だと思います。私は来日時にリサイタルも協奏曲も聴き心から感動を味わいました。円熟した近年のフデチェックの演奏をまた是非聴きたいと心から思います。フデチェックを聴かずして未来のヴァイオリンを語ることは無意味です。

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     2011/02/05

    これは予想外のお勧めCDです。
    アプローチとしては完全なコンサート楽器奏法なのですが、既成巨匠クラス、たとえばシェリングやグリュミオーより、如何にも楽々と演奏しており、世代の差から来る奏法の合理化のプラス面が如実に現れています。
    前人未到の高峰に攀じ登る緊張感というのでなく『弾けるのは当たり前。中身で聴かせますよ』という水準に達しています。
    それでいて作品への畏敬の念は十分に伝わります。コンサート楽器奏法が好きな方には有力なチョイスです。こうした演奏が現れるのですから、コンサート楽器によるバッハにはまだまだ大きな可能性がありますね。
    ブルシロフスキーの演奏ではソナタ第3番、とりわけフーガにもっとも感銘を受けました。

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     2010/10/30

    ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラによる無伴奏組曲には、シギスヴァルト・クイケンの録音もありますが、弟子であるバディアロフの今回の録音のほうが私の好みに合います。この録音を聴いて初めて、少なくともコンサート・チェロよりもスパッラの方が自在にバッハを演奏できると思うようになりました。大変に優れた技術と音楽性を示す演奏です。
    レニングラード音楽院で厳しく鍛錬したコンサートヴァイオリンの基礎が生きていますね。古楽器にはコンサート楽器の基礎がある方がよいことの立証にもなります。この作品の演奏史における偉業のひとつでしょう。
    スパッラを復元した製作家であり、かつ第一級の演奏家でもある、羨むべき才人です。前途を祝福したいと思います。

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     2010/10/29

    ピアノでバッハを弾くことの有理さを十分に発揮した優れた解釈です。音符を残すことで和声の支柱となる音を強調し、作品の和声的構造を明らかにし、ピアノならではのレガートと強弱で対位法を描き出すという正攻法に徹したアプローチは派手ではありませんが、今日でも模範とするに足りる演奏です。ピアニスト諸氏はもっとバッハを公開演奏の場で弾いて欲しいですね。

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     2009/08/22

    フランス人のバッハ演奏が良いのは前から痛感していました。
    マリー=クレール・アランのバッハ全集は素晴らしい「歌う演奏」で大好きです。バッハは歌わなくてはいけない。これをはずすとつまらない演奏になります。---------
    ドイツの演奏家にしばしば欠ける点だと思います。
    ---------
    アンサンブル・オルケストル・ド・パリは実に歌っている。
    アランの言う『バッハは魂の叫び』というのを彼等も感じているのでしょう。
    実際には歌い手や器楽奏者は背景が色々で、フランス人だけでなく各国から集まっているようですね。西洋音楽の懐の深さを見せつけるソフトです。
    うるさく言うと『ピリオド楽器』でなく、弓だけピリオドというスタイルで、管楽器もモダン楽器。リゴリスト諸氏に非難されそうですね------でも一向に構わないんじゃありませんか。名手が揃っていますよ。一流中の一流の演奏です。

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     2009/08/21

    マスターテープの状態が劣悪であると想像される。音のアタックが不明瞭なので、リマスタリングしても限界があった模様。
    合唱が大編成で、しかも必ずしも統率が取れず、凄腕のカラヤンの手にも負えていない様子が興味深い。帝王も人の子だ!!
    冒頭のキリエやクレドなど、合唱、伴奏ともにアンサンブルに難点がある。
    ただし大歌手シュヴァルツコプフとフェリアーによる「クリステ・エレイソン」は感動もの。アルトがこれほど雄弁に、ソプラノを凌ぐほど歌うこの曲は聴いたことがない。
    「ラウダムス」でのシュナイダーハンのヴァイオリンソロは大変美しい、と感動していたら、続いて歌いだしたシュヴァルツコプフのテンポがそっけない速さというのも、ライブならではの面白さです。
    歴史的遺産としてシュヴァルツコプフやフェリアーのファン、カラヤンのファンともに一聴の価値はあると思います。旧演奏様式コテコテなので、ピリオド主義の人は立ち入り禁止ですね(爆)。

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