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Review List of 古典派研究 

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  • 0 people agree with this review
     2019/10/02

    ドヴォルザークはエルベンの詩を元に4つの交響詩を作曲していますね。
    エルベンは、どの作品にも人間の心の光と闇を描いていて不気味さを感じます。
    ドヴォルザークも共感して見事な作品に仕上げています。
    交響詩を通じて、これらの民話に興味はありますね。

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  • 5 people agree with this review
     2018/05/10

    自分がクーベリックの演奏を知ったのは、偶然にNHK-FMで来日公演のバイエルン放送交響楽団との【わが祖国】を聴いたのが最初でした。
    中でも【シャルカ】【ボヘミアの森と草原より】は、中学生の自分には、とても感動的な演奏でした。
    モノラルのラジカセで録音して、テープも駄目にしました。
    最初に買ったLPが、ウィーン・フィルの【わが祖国】で、次にノイマンを買いました。
    人生の歴史と共に、今やCDで当時を振り返る資料も多い中、遂にDG録音全集が登場しますね。
    またまた、長くなるので短くしますが、ドヴォルザークの管弦楽作品のLPジャケットの一連の絵柄の素晴らしさが強烈。
    金色の下地に円形の中には、素朴な絵画がある
    この黄金ジャケットとバイエルン放送交響楽団の素晴らしい交響詩や序曲の感動的な演奏に聞き惚れました。
    ノイマンの交響詩集は、このあとから発売されたので、クーベリックの印象が強かったです。

    また、マーラーに関して言えば、一部をクーベリックで買っていました。
    2番【復活】 3番【夏の朝の歌】 7番【夜の歌】
    これも、自分のマーラーの始まりです。

    いままで単売では、発売時期の違いもあり、全てをコレクションするには、自分には無理でした。
    が、今回、遂に夢が実現します。

    オルフェオ・レーベルのライヴも集大成して欲しいですが、まずまず、DGだけでも生涯の宝にします。
    発売ありがとうございます。

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  • 2 people agree with this review
     2017/04/01

    日本独自企画ならばダブりでも構わなかったので、ヤルビィ/エーテボリ響の最初の交響曲全集や管弦楽作品集も収めて欲しかった。
    BIS企画として記念碑的なヤルビィがないのは残念です。

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  • 4 people agree with this review
     2016/01/01

    2016年、伝統のウィーン・フィル恒例イベント[ニューイヤー・コンサート]も、今日の日に75周年を迎えた。 
    第二次大戦の間だけ休止したのみで、毎年楽しみにしているコンサートであり、かつては1975年のボスコフスキーのライヴがLP発売され、ライブならではの臨場感を楽しんでいたころを思い出しながら75周年を迎えた今日を嬉しく思っている。
    マゼール、クライバー、カラヤン、ボスコフスキーの今は亡き名指揮者たちの演奏とメータ、プレートル、ヤンソンス、バレンボイムらの競演が一気に楽しめる、まさに夢のボックスである。
    願わくば、100周年までにシュトラウス一家の作品全集がウィーン・フィルによって完成することを願いたい。

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  • 2 people agree with this review
     2015/05/10

    中学3年だった当時、ラジカセの普及と共にFM放送のクラシック番組を録音することが興味津々だった。曜日によってジャンル分けしていたクラシックの名曲番組、NHK-FM「朝の名曲」(毎週月曜〜金曜 AM8:00〜8:50)を録音していた。その時、たまたま一度だけ耳にしたのが、このオッフェンバックの「蝶々(パピオン)」全曲、余白にはドリーブの歌劇「王様のお言葉」から間奏曲を放送していたので、興奮のるつぼに落ちてしまった記憶を今でも覚えている。この時同時にリチャード・ボニングという指揮者も知ったのだが、この作品と共に生涯忘れられない指揮者のひとりにもなった。どうしても「蝶々」のレコードが欲しくて、町の電気店で手に入らないかもしれないが、注文してみたのだった。輸入盤だったため入手にかなりの時間がかかって諦めかけていた時、このレコードを手にしたのだった。レコードを傷つけまいとして大切に保管してオープンデッキで録音して聞いていたのだった。CDは既に3種類持っている。国内発売された1990年のCD、このチャイコフスキーとのカップリング、そしてDECCA SOUND BOXである。オリジナルLPジャケットのBOXは特に気に入っている。音楽は、その時代の出会い方、ジャケットの思い出、心に染み透る音楽芸術の醍醐味、が一体となって心に染み込んでくるものなのだ。オリジナル・ジャケットをもっと復元して欲しいと願うのは、コレクターの願いでもある。加えてボニング卿の様々な芸術もコレクションできる今日に感謝したい。

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  • 4 people agree with this review
     2015/04/27

    20世紀の巨匠指揮者カルロ・マリア・ジュリーニ 
    彼の残した膨大な演奏記録からDGとソニー・ミュージックの集大成がBOXされていたのだが、とても高価すぎてなかなか手が出せなかった。
    LP時代はもちろん、実はCDが初めて世に出たころの1982年ころ(だったと思うが)その頃は輸入盤が数少なく月に新譜として数枚程度しか発売されていなかったと思う。
    しかも1枚当たりが、なんと3500円〜3800円(4500円もあった)もした高価な時代。
    その初期の新譜にジュリーニのCDが登場したので単品で購入した記憶がある。
    当時は輸入CDもハノーバー工場が殆どプレスしていて、盤質は今から思うと粗悪なものが多い時代だった。
    ピンホール抜けしたものや音切れ、ノイズが混入したディスクなどが販売されていた。
    当時はショルティ/VPOのシューベルト「グレート」やドラティ/デドロイトの「ツァラトゥストラ」「春の祭典」などと一緒にジュリーニのDGレーベルも発売されていた。
    ロスアンジェルスとのブラームス交響曲第2番
    このディスクは、第一楽章で音が一瞬途切れることがあったので交換してもらった。
    ロス・フィルとのブラームス交響曲第1番、シューマンの「ライン」「マンフレッド」序曲
    シカゴ響とのシューベルト「グレート」「悲劇的」「未完成」
    などなど、嬉しくも悲しい悲鳴を上げながら手に入れていたのである。
    非接触が売り文句のCDとあって長年、手元に置いていたが、ピンホールが気になり売ってしまったことがあった。
    それ以来、ジュリーニの購入を遠ざかってしまったのだが、彼の作り出す重厚な音楽は、コレクションとして非常に重要な位置を示すものであることを思ってきた。
    しかし、ばら売りで購入するには手間と時間がかかりすぎるため、やむなく目をつぶってしまったのだった。
    つい最近になって、カラヤンやショルティ、アバド、マゼールなどかつての名指揮者たちが残した貴重な芸術の記録をBOX化して発売しだしたではないか。
    メーカーの目論見としては、オリジナルLP紙ジャケットを再現した形で持っていなければ損をする商品として購買力を注ぎ込ませてきたのだ。
    この戦略には脱帽しかない。
    重量と保管場所に苦労した嬉しくも苦しかった財政難と保管に頭を悩ませつつ時代を送ってきた自分にとっては、改めてミニチュアLP時代の再現をコレクションとしてラックに並べる感覚を楽しんでいる。
    話がそれてしまったが、ジュリーニは実にどの作品も重みとゆったりとしたテンポでじっくりと作曲家の描いた音符を力強く音型で描き切った指揮者だったように思う。
    特にベートーヴェンは、独特な音像世界を描いていて線の太い、格調高い音楽として仕上げている。
    統一オケとして完全な全曲録音には至っていないものの、BPOとの第九が含まれているので貴重な遺産だと推奨したい。
    HMVさんも時々キャンペーンで価格を下げてくれるので、タイミングを見計らって購入することを皆さんにもお伝えしたい。、

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  • 6 people agree with this review
     2015/04/19

    アンドレ・クリュイタンス/BPOのベートーヴェン交響曲全集と序曲集(全6曲)は、かつてセラフィム廉価盤シリーズのLPで聴いていた。
    この演奏は一般的に評価が高いのかわからないが、個人的には最高のベートーヴェン演奏と崇めている。
    BPOの模範的な演奏としてカラヤン以上に評価したい。
    最もカラヤン以外では、アバドとの全集しか録音していないだけにテンポが速めのBPOというイメージしかないかもしれないが、このクリュイタンスはテンポがじっくり落ち着いていて、しかも音の分解度、明晰度が何とも素晴らしい。
    ステレオ初期の録音とは思えないほどの崇高な響き、適度な残響もあり神の領域のベートーヴェン像を見事に描き切っているのだ。
    演奏について、LPの時代から気になっていることがあるのだが、お気づきの方もいるだろうか。
    実は、歌劇「フィデリオ」序曲の演奏で重ね録りしたかのような、かすかな別音楽の消し残りのようなノイズか、テープ鳴きノイズが聞こえるのだ。
    学生当時は、趣味でFMなど音楽番組をオープンリール録音もしていたので、経験上解ることなのだが、テープの上書き録音の際にわずがにトラックずれがあるときに、完全に前の音が消去されずに一部づつ残ってしまう場合があったのだ。
    (カセットテープでも何度もとり直ししたテープでは起きた現象)
    テープ鳴きは、オープンテープが擦り切れてくると駆動部で金属のようなノイズ音が出る現象?
    さまざまなレコードを聴いてきた中で、こういう現象に偶然巡り合ったのがクリュイタンスの録音でもあったのだ。
    「フィデリオ」序曲が開始されて0:01(1分)にテープ鳴きの音(?)、続いて1分22秒くらいにトランペットのような一音がはっきり聞こえ、1分48秒〜2分15秒あたり(要するに大きな音になるとかき消される感じ)でう、、う、というようなノイズ音(識者の声などではない)が録音全体に入っているのが聞き取れる。
    EMI原盤ではノイズがそのまま聞こえて、当時を思い起こさせてくれるのだが、このBOXではノイズ除去が施されているのか、聞えない(聞き取れないので)残念な気がした。
    また、彼が得意としたフランス音楽(ラヴェル・ベルリオーズ・フランク・フォーレ・ドビュッシーなど)も鮮明な音のパレットに再現されていてとても貴重なコレクションのように思う。
    時代を経て、メディアも変わり(今後もメディアは進化し続けるのだろうけど)オリジナリティを尊重しつつも、後世につなげていければと願う。
    是非、手元に置いておきたいアイテムとしてお勧めする。

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  • 9 people agree with this review
     2014/08/16

    20世紀のクラシック界を代表する【帝王】指揮者カラヤン。
    その晩年に至る80年代の録音を集大成したBOXがシリーズ完結になる。
    60sで音楽の素晴らしさに興奮し、70sでLPジャケットの思い出が蘇り、80sでCD時代の到来を告げた名演。
    手兵ベルリン・フィルとの決別、ウィーン・フィルへの接近と迷走を続けた巨匠カラヤンの生涯を締めくくるに相応しい企画だと思う。
    個人的には、ベルリン・フィルとの冷めた硬い演奏には戴けない部分もあるが、時代を生き抜いた帝王の姿を垣間見ることが出来る。
    このBOXの登場までには、輸入盤や国内盤の再発を何度か買い直したが、もうその必要はない。
    特に推奨は、ヨハン・シュトラウス・ファミリーのワルツやポルカ。
    時代も不仲も感じさせない、まさにカラヤン/ベルリン・フィルならではの最高の宝物。
    もちろん、ウィーン・フィルとのチャイコフスキーやブルックナーなどは絶品である。
    指揮者に影響されたクラシックといえば、間違いなくヘルベルト・フォン・カラヤン。
    4度目のベートーヴェン交響曲全集の時と同じくして来日した(82年10月20日京王プラザホテルにて)時のレコード会社からの招待で記者会見に同席した思い出は、生涯忘れられない。
    【帝王】を愛するすべての方にお勧めしたい。

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  • 4 people agree with this review
     2014/08/04

    去る2014年7月13日に84歳で死去した指揮者ロリン・マゼール。
    その遺産のブラームスがDECCAから発売された。
    クリーヴランド管弦楽団との一連のレコーディングの時期に残された唯一の名演。
    バイエルン放送交響楽団との録音記録もあれば、いずれはCD化されるかもしれないが、ベートーヴェン交響曲全集や「英雄の生涯」「幻想交響曲」などの名演と共に細部まで聞き取れるブラームス交響曲全集は素晴らしい。
    特に個人的には第2番が大好きだ。
    マゼールの落ち着いたバランスいいサウンドは、高校時代のLP分売で発売された興奮を今でも覚えている。
    第2番は、確かハイドン変奏曲とのカップリングでLP発売されていたと思う。
    第3番と悲劇的序曲、第4番と大学祝典序曲、第1番は単独といった形で記憶している。
    マゼールは、一部の作品を除いて再録音は望まない指揮者だったらしいけど、ブラームスやベートーヴェンなどは、バイエルン放送交響楽団との録音ができればCD化されることも希望したい。
    ウィーン・フィル クリーヴランド ピッツバーグ フィルハーモニア ベルリン・フィルといった名門オーケストラのライブ録音もCD化されることを切に願っている。
    ベルリン・フィルとは共演回数も多かっただけに亡くなったことにとても残念。
    彼の芸術をこよなく愛するコレクターには必須アイテムとなること間違いなし。
    第2番は、全体的に穏やかな交響曲だけに指揮者の特徴も左右されてしまう作品かもしれないけど、この演奏は絶品。

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  • 15 people agree with this review
     2014/07/25

    追悼ロリン・マゼール・・・・  
    遂に彼も急死してしまった。自分にとっては大好きな指揮者だった。
    年を重ねるごとに風格と貫禄に魅了され、指揮姿も個性的な才能に溢れた演奏だった。クリーヴランド管弦楽団の音楽監督時代は、ちょうど高校2,3年。
    ベートーヴェンの交響曲分売LPに魅了され、英雄の生涯にときめきと興奮を感じ、幻想交響曲の虜になった。一音一音大切に各楽器を鳴らしながらハーモニーを作り上げていく端正な指揮者というイメージ。
    総てが一流かというと賛否両論があるけれど、個人的には最高の指揮者。
    ここに収められた音楽の宝庫は、まさにマゼールの遺産として最高の贈り物。
    NHKではマゼルと呼称していたが、本人のインタビュー時にマゼールと言っていたのが印象に残っている。
    ニューイヤーコンサートが目に焼き付いてしまった演奏スタイル。
    もう見ることが出来ない寂しさがこみ上げてくるが、哀悼の意を表してコレクションに加えます。

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  • 0 people agree with this review
     2014/07/15

    待望のフェド先生の「巨人」交響曲を手にした。
    最初に購入したのが第2番「復活」なのだが、こちらはハイテンポのグイグイ押し切る演奏で資料的にはこういうのもありと思ったが、「巨人」は素晴らしい完成度高い名演に拍手を送りたい。
    この手兵オケの特徴でもある低音のパワーとティンパニの強打がとても心地よい。
    第一楽章(13:25)の穏やかだが緊張感あふれる落ち着いたテンポで始まり、ずっしりした重さを感じる第二楽章(09:22)
    ロシア的感性の効いた第三楽章(10:47)
    落ち着いたテンポの中にも激しさと清らかさが交錯し、最後の盛り上がりに向けて高翔していく第四楽章(18:28)
    余白に収められたワーグナー「トリスタンの愛と死」(14:59)も感銘深い名演。
    フェド先生も高齢のため、最近は新譜がないのが大変気になる。
    健康上の問題もあるのか不明だが、せめて第7番「夜の歌」の激しさの演奏を録音して欲しいものだ。
    巨匠が相次いで他界するこの時代にこそ、名演を残してほしい。

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     2014/06/21

    ヴァーツラフ・ノイマン 自分にとって生涯忘れることがない大指揮者。
    その存在を知ったのは、中学3年の後半か高校1年の(1975年ころ)年。
    実は、「モルダウ」を最初に手にしたのはノイマンではなかった。
    イシュトバン・ケルテス指揮イスラエル・フィルによる演奏だったのだ。
    ケルテスの「モルダウ」は、実に素晴らしく原点でもあるので、今でも愛聴している。
    当時、クーベリック&バイエルン放響の「わが祖国」全曲の来日公演がFMで流され、カセットテープにモノ録音して何度も聴き、スメタナの全6曲を初めて知ったのだった。
    放送を聴いてLPの最初の全曲録音は、クーベリック&ウィーン・フィルを買ってもらった。(衝撃のFMライブで以来クーベリック・ファンでもある)
    当時は、町の電気店でのクラシックLPはカラヤンが殆どを占めていた。
    その1975年に遂にノイマン&チェコ・フィルの代表的名盤「わが祖国」全曲(スプラフォン原盤)が最新録音として登場し、「モルダウ」と共に全曲を本場の演奏で聴くことが出来た喜びは今でも新鮮である。
    このころ、ノイマンの最初のドヴォルザーク交響曲全曲のレコードも既に発売されていたが、レコード店にはなく取り寄せる手段を知らなかったので高校1年の時にドヴォルザークの交響曲で衝撃的な出会いをしたのである。
    前置きが長くなってしまったが、ノイマンは若いころからドヴォルザークの初期交響曲の演奏に力を入れていたのだった。
    プラハ響との第1番「ズロニツェの鐘」が、まさに最初のスタートだったということで、この演奏に非常に共感を覚える。
    続いて第2番も第4番も、このような企画CDで今ここに聴けることを大変幸せに感じている。
    日本にはノイマン・ファン、チェコフィル・ファンも多いので(はずであるので)こうした貴重な音源はモノ関係なくコレクションに加えるべきであろう。
    鋭い指揮ぶりの実に瑞々しい「幻の音源」(国内初発売)をすべての音楽ファンと共に聴こうではないか。

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  • 5 people agree with this review
     2014/06/19

    またまたアーノンクールの鬼才発揮の斬新なモーツァルト!! 待ちに待ったウィーン・コンツェントゥス・ムジクスの弾け飛ぶ音楽が三大交響曲を別物に変えています。
    コンセルトヘボウとの斬新な演奏にハッとしていた「ジュピター」
    割と控えめながらアクセントを活かしたヨーロッパ室内管の「ジュピター」
    極めつけは刺激満載! アーティキュレーションの過激なウィーン・コンツェント
    アーノンクールは「汚れの落ちにくいモーツァルト解釈」に、ウィーン・コンツェントゥスの「強力な洗剤」を起用することで、見事な純白なモーツァルトに仕上げました。
    まぶしいほどの輝き!!! モーツァルトは、こうあるべきだ!!!

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  • 12 people agree with this review
     2014/06/11

    今でも思い出すのは、ベルリン・フィルの指揮者に選任された時のこと。
    カラヤン他界後の後継者にアバドが選出されたことをNHK−FMで報じられ、就任記念にブラームスの交響曲2番をCDで聴いた。
    ベルリン・フィルから新たな生き吹きを感じさせる期待を担ったアバドだったが、見事にベルリン・フィル(以下BPO)を手中に収めた数々の名演を残してくれた。
    アバド&BPOの名盤は総てと言っていいほど持っている。
    ロンドン響、ウィーン・フィルとの名演も多いが、モーツァルトの作品などはさらりと仕上げた爽やかな響きをBPOから奏でているし、R・シュトラウスや特に絶賛されるベートーヴェン第九「合唱」は、この上ない天上の音楽に値するほどの名演。
    発売当時からコレクションしているので、改めて購入することはないのだが、紙ジャケというのはコレクター泣かせのアイテムではないか。
    安価でコレクターの心をくすぐるBOXは、限定という殺し文句にも負けるのである。
    こうした企画は、オケ・ファン 指揮者ファン、コレクター・ファン総てに有難いものである。
    再購入しても損はないBOXだ

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  • 3 people agree with this review
     2014/05/26

    フェドセーエフ&モスクワ放送交響楽団によるべートーヴェンとあって、参考資料として購入してみた。
    テンポは素晴らしいしモスクワ響のドスの効いた低音は最高。
    私的お勧めは,まず第3番「英雄」と第9番「合唱」。
    「英雄」は、スヴェトラーノフと並ぶロシア的演奏で非常に面白い。
    フェドセーエフは、テンポを速めにしながらも細部の旋律まで良く聴かせてくれる。
    一方の「合唱」は、ティンパニを効果的に聴かせる魅力ある第九となっており、第一楽章から
    圧倒される。しかも、テンポが素晴らしくゆっくりなのだ。
    ゲーテの歌唱はドイツ語で歌われているが、ロシアの香り高い演奏である。
    第5番「運命」は、フェドセーエフらしい快速テンポだが、細部の掛け合いと低音が素晴らしい名演。
    第6番「田園」と第7番は、速めのテンポで反復なし【ロシアのカラヤン】といったところか
    中間部のトランペットとティンパニのユニークな第三楽章と、突然フレーズがスローになる第四楽章が
    魅力の第8番
    ライブだけに迫力に満ちたフェドセーエフの掛け声も聞ける指揮が目に浮かぶようだ。
    フェドセーエフ独特の最高のロシア風ベートーヴェン、これほどまでに何度でも聞きたくなる第九があっただろうか。

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