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Brahms (1833-1897)

CD Complete Symphonies, Serenades Nos.1, 2 : Mario Venzago / Tapiola Sinfonietta (3CD)

Complete Symphonies, Serenades Nos.1, 2 : Mario Venzago / Tapiola Sinfonietta (3CD)

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  • ★★★★☆ 

    OTTO  |  東京都  |  不明  |  27/December/2018

    実に室内楽的で、親しい仲間が集まって演奏した感じの演奏。圧倒的に楽しいのはセレナード。交響曲は20世紀以降の名演を聞きなれた耳にはまったくもって盛り上がらないのだが、耳を新たにして聞けば、これがブラームスの世界、という親密感のある音楽が聞こえる。

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  • ★★☆☆☆ 

    Abbadian  |  東京都  |  不明  |  06/November/2018

     うーん,私はこれは苦手です。ヴェンツァーゴは,ブルックナーも全く駄目でした。この人の音楽と合わないんだな,と思います。  このサイズのオケでブラームスをやること自体は,マッケラス以降珍しくないと思いますが,この演奏はサウンド自体が非常に個性的です。全ての曲の全ての場面で常に弦楽器を前面に出そうとしており,ブラスなどは「sempre mf-mp」という印象で,ブラームスが意識してブラスを目立たせようとしているところでも,常に弦楽器の裏で目立たないように鳴っています。一番極端な例は,セレナード第1番の第1楽章,ホルン・ソロが伸びやかで田園的な,魅力的な主題を歌い,他の楽器は5度音程の単純なリズム伴奏を奏している部分。何とこの部分のホルン・ソロもほぼp〜mpの音量で寧ろ「目立たないように」演奏されていて,この曲の明るさや沸き立つ生命力のようなものが全く感じられません。交響曲も同様で,常に弦楽器を目立たせるため,ブラスが相対的に弱められています。これは,バランス上オケの弦楽器が弱すぎる(オケの能力の問題?)ことに問題があると感じます。どの曲を聴いても,箱庭的で,同じバランスで演奏されるブラームスは,私は苦手です。なお,ティンパニのみピリオドを意識したと思われる部分がありますが,全体的にピリオド・アプローチは殆ど採り入れられていません。

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  • ★★★★★ 

    風信子  |  茨城県  |  不明  |  03/July/2018

    ブラームスがマイニンゲンの宮廷楽団を指揮して演奏した交響曲の鳴る様を聴きたかったという タピオラS-taは25名前後の弦に二管を加えて40名ほどのオーケストラだ 室内オケでブラームスを演奏することは珍しいことではないが 聴いて驚く ブラームスに聞こえない わたし(たち)の記憶にあるブラームス・サウンドではない ピリオド奏法を採り入れただけではないようだ 即ち古の響きを再現したからでもない 寧ろ新しい 音楽が若やぎ微笑んでいる 新しい生命の息吹をこそ感じる 4つのシンフォニーそれぞれから鎧が剥がされ埃を払い化粧を拭い透明なそれは羽衣のようなガラス繊維の衣装を羽織らせたようだ 音楽に青春を取り戻した瞬間がある そして何よりも価値あるのは二つのセレナードだろう 初めて聞くように耳が歓ぶ おそらくヴェンツァーゴもタピオラS-taもこれこそ自分たちのための音楽だと自覚して演奏したのだ 彼らにはブルックナーNo.0,1&5という傑作がある 互いの信頼と親愛が生んだブラームスだ あなたも如何 

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