TOP > Music CD・DVD > Classical > Shostakovich, Dmitri (1906-1975) > Symphony No.14 : Teodor Currentzis / MusicAeterna, Korpacheva, Migunov

Shostakovich, Dmitri (1906-1975)

CD Symphony No.14 : Teodor Currentzis / MusicAeterna, Korpacheva, Migunov

Symphony No.14 : Teodor Currentzis / MusicAeterna, Korpacheva, Migunov

Customer Reviews

  • ★★★★★ 
  • ★★★★☆ 
    (0 posts)
  • ★★★☆☆ 
    (0 posts)
  • ★★☆☆☆ 
    (0 posts)
  • ★☆☆☆☆ 
    (0 posts)

Do you want to write a review?

Write you own review

Showing 1 - 7 of 7 items

  • ★★★★★ 

    sunny  |  兵庫県  |  不明  |  04/February/2014

    ショスタコーヴィッチの交響曲14番、1973年に、ロストロポーヴィッチがソ連で秘密裏に発表した曲を、ピリオドアプローチで演奏する? そんなあり得ない事をやってしまったギリシャ生まれ、ソ連、ロシアで学び、ピリオドオケも組織したクルレンツィス。時代を経、変化は当然とは言え、反則じゃねえかとの杞憂は、すぐ晴れた。ショスタコーヴィッチの怒り、諦めも斬新、そして適確、徹底されたサウンドで、その精神、披露している。見事、感心、恐れ入った。SONY移籍のモーツァルトも楽しみ。又も、才の登場。只、その変化に、私達、付いていけるか。私は、聴いて驚かされ、感心。支持する。

    5 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★★ 

    NAKAKO  |  長崎県  |  不明  |  23/August/2011

    完璧。演奏、録音、格調、ジャケット共瑕疵なしで、即、お宝CD入り。

    6 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★★ 

    waldmorgen  |  東京都  |  不明  |  12/February/2011

    ---ショスタコーヴィチはようやく亡くなった。--- この曲の革新的な演奏が生まれた。この作品は全ての交響曲の中で最も難解なものであるがゆえ、これまでの演奏はバルシャイ・ロストロポーヴィチに代表される過激なソビエト流解釈と、オーマンディやキタエンコのような淡々と楽譜に書かれたことを描く解釈の二つしかなかった。しかし今回のような、「楽譜や文献から」作曲家の心境をくみ取り、「表情付けをしっかりとつけた」演奏というのはこれが初ではないだろうか。特に第6楽章と第8楽章の声楽陣のテキストに対する感情移入っぷりはさながら演劇のようである。ここに私はこの曲に対して非常に客観的な立場から本質をえぐり出そうとするエネルギーを感じる。それは過去の演奏におけるひどく主観的(作曲家に近い存在による視点)な演奏や、ひどく客観的(交響曲という純音楽の再現という視点)な演奏とも違う、新たなこの曲の基軸となる解釈である。もちろん前二つの解釈そのものを否定しているわけではない。当時は作曲家本人がご存命であったり、資料が少なかったりとするわけで、解釈が限られるのは当然である。しかし、この演奏の登場により、ようやくショスタコーヴィチは現世の呪縛から逃れられ、真に亡くなったのではないか、と感じざるを得ない。そうした意味あいでこの演奏は歴史的大名演だと私は考える。

    11 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★★ 

    カバポチ  |  神奈川県  |  不明  |  29/January/2011

    ショスタコーヴィチの交響曲の中で唯一難解で聴き通すことが困難だったのがこの14番。だが、このCDの演奏の何と凄いことか。11の楽章どれもが凄いと感じさせられた。「死」をテーマにしており、陰鬱で暗く愛聴曲とはいかないが、初めてショスタコーヴィチの本質に触れることが出来た。どこか、最晩年の名作「弦楽四重奏曲第15番」に通じる世界が感じられた。今迄14番を理解出来ずに敬遠していた人には、絶対お薦めの名盤だ。

    6 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  29/December/2010

    これは素晴らしい名演だ。ショスタコーヴィチの交響曲の中でも、傑作でありながら、その陰鬱な内容から敬遠されがちな同曲であるが、本盤のような名演で聴くと、あらためて、同曲がショスタコーヴィチの交響曲を代表する傑作の一つであることを再認識させられる。指揮者もオーケストラも、そして独唱陣も無名の存在であるが、こうした無名の音楽家たちが、同曲演奏史上最高の名演を成し遂げたのだから、これは隠れた才能の発掘という一大快挙と言えるだろう。第1曲冒頭の、心の底から絞り出てくるような悲痛な弦楽の音色からして、我々聴き手は、この名演の魅力にたちまち惹き込まれてしまう。第1曲から第2曲、あるいは、第7曲から第8曲という、いわゆる動と静の描き分けが実に巧みであり、独唱陣の優秀さも相まって、あたかも壮大なオペラを聴くようなドラマティックな演奏に仕上がっている。前述の冒頭の表現もそうであるが、総体として弦楽器の合奏は見事であり、特に、低弦の響きの不気味さは、同曲の魅力を十二分に発揮するものとして、最高のパフォーマンスを示していると言える。さらに、間の取り方が絶妙。クルレンツィスの指揮は、若手指揮者とは思えないような堂々たるものであり、この間の取り方が素晴らしいが故に、同曲の命でもある打楽器が大いに生きてくることになるのである。録音も実に鮮明で素晴らしく、この超名演の価値を高めるのに大きく貢献している。

    7 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★★ 

    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  30/November/2010

    はじめて名前を聞く指揮者、団体の演奏だが、まぎれもなく掘り出し物。弦はかなり小編成で(この種のディスクには珍しく、メンバー表がないが、8型ぐらいか)、機動力に優れている。必要とあれば絶叫することも辞さないが、小編成かつヴィブラートを控えたために、pやppの表現域が広がり、静謐な部分がきわめて印象的になった。第1楽章「深き淵より」から一貫して音量抑え目で、他に例のない感触だ。曲の一つのクライマックスである、十二音技法で書かれた第7楽章「ラ・サンテ監獄にて」はヴェーベルンのように一音一音が実に重い。二人の歌手ももはや従来の歌という感じではなく、(録音ならではの)ささやき声から絶叫まで、まさしくシュプレッヒシュティンメの幅広い表現を自在に駆使する。なお、日本語解説に付けられた「解題--ショスタコーヴィチの『シンフォニア・ダ・レクイエム』」は力作。フランス語または英語に自信のない方は、日本語解説付きをお勧めする。

    6 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★★ 

    masato  |  新潟県  |  不明  |  13/November/2010

    『死者の歌』というタイトルがこれほどピッタリに感じられる演奏は初めて…。無題の作品として聴いた場合でも,自分で『死者の歌』というタイトルをつけてしまうかもしれない…そんな風にさえ思う。背筋が凍り,鳥肌が立ってしまうような音の連続…美と狂気の狭間…。弦の刻み,管,打楽器…全てが冷涼に恐ろしくクリアに,響く。間違いなく14番の頂点。他の演奏は,歴史的意義をもつものか,この演奏の怖さを忘れさせるためだけにある…。

    5 people agree with this review

    Agree with this review

Showing 1 - 7 of 7 items