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Schubert (1797-1828)

DVD Winterreise : Dietrich Fischer-Dieskau(Br)Alfred Brendel(P)(1979)

Winterreise : Dietrich Fischer-Dieskau(Br)Alfred Brendel(P)(1979)

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    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  13/September/2012

    既に昨年、発売されていたディスクだが、この不世出の名歌手の追悼のために真夏に正座して見た。1979年1月と言えば、フィッシャー=ディースカウの7種の正規録音の中でも1)声のコンディションの良さ、2)解釈の深化、3)ピアニストの優秀さ、以上の3条件を兼ね備え断然、トップに位置すると考えられるバレンボイムとのDG録音が行われたのと同じ月だ。ピアニストが変わったことによって、どのくらい違いが出たかがとても興味深い。結論から言えば、二つの演奏はテンポの配分、細部の表情づけなど、双子のようにそっくりだ。しかし、違いは全くないかと言われれば、やはりある。バレンボイム盤は特に前半は比較的クリアに、淡々と進行し、後半になってから解剖学的とも言える細密描写で勝負をかけてくるのに対し、この録画は前半の方がむしろ熱く、後半では諦念が支配的だ。全24曲が通して録画されたわけでないのは明らかだが(前半最後の「孤独」では汗をしたたらせている歌手は、「郵便馬車」になるとすっかりリフレッシュしている)、それでも正装してカメラの前で歌うという状況が、実際にはお客はいなくても演奏会的なライヴ感を高めているのだろう。かなり直接音の多い音の録り方(映像では歌手の1メートルほど前にマイクが置かれているのが見える)も多少の粗さは辞さない、熱い印象を助長している。だから印象の違いは、ピアニストの違いよりも収録状況の差に由来するように思われるが、ブレンデルのクリスタルな美音ももちろん十分に魅力的だ。 ボーナスの56分に及ぶリハーサル映像は字幕なし(聞き取れない言葉が多いため、字幕は断念せざるをえなかったとの断りがリーフレットにある)。アルトハウス社のドイツ人スタッフが聞き取れぬ言葉がわれわれに聞き取れるはずもないが、全体の雰囲気は良く伝わる。80年代にはしばしば共演を重ねる二人だが、この時点では明らかに歌手の方に主導権があることが分かる。後のクヴァストホフ/バレンボイムの同種のリハーサル映像と比べてみると面白い。ともあれ、この絶頂期のフィッシャー=ディースカウの『冬の旅』が見られるようになったことには、ただただ感謝あるのみ。

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    カバポチ  |  神奈川県  |  不明  |  10/July/2010

    フィッシャー=ディースカウの「冬の旅」はCDで何種も聴いてきたが、映像は初めて見たが、その素晴らしさに感動しまくりだ。それに、特典のリハーサルが実に見応えがあった。ブレンデルとのやりとりが実に面白かった。この映像によって、「冬の旅」というシューベルトの最高傑作の凄さを改めて思い知らされた。いい買物をした、という満足感で胸がいっぱいだ。

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    まさやん  |  大阪府  |  不明  |  04/August/2009

    F=ディースカウの冬の旅は1)48年ピリング。 2)52年ロイター。3)53年クルスト。4)5)55年ムーア2種。 6)61年ムーア。7)65年デムス。8)72年ムーア。9) 78年ポリーニ。10)79年バレンボイム。11)79年ブレンデル(映像)。12)85年ブレンデル。13)90年ペライア(映像盤は廃盤CDのみ入手可)。以上13種が存在しますが、映像は当盤のみなので貴重な記録です。音楽の真髄は見ながら聴く事だと思います。当盤は声の状態も悪くなく是非手元に置いてほしい1枚です。

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