Armin Jordan : The French Symphonic Recordings (13CD)
Showing 1 - 3 of 3 items
-
miklos | 埼玉県 | 不明 | 16/March/2021
スイス出身の指揮者アルミン・ジョルダンは、その名前の表記やスイスのフランス語圏やフランスでの活動歴が長かったことから、差し詰めフランス語を母語にしているのかと思いきや、実はドイツ語圏のルツェルン出身である。そんなアルミン・ジョルダンのフランス音楽の録音をまとめたのがこのボックスである。私よりも前のレビューアーの方が書かれているように、このボックスの魅力はフランス近代音楽のマイナー作曲家の作品が多く含まれていることである。例えばルクーの管弦楽作品があるということは余程のマニアでもない限り知らないであろうし、アンリ・ラボーの名前を聞いたことのないクラシックファンは多いだろうと思う。このようなマイナー作曲家の作品を名の知れた指揮者とオーケストラで聴けるというだけで、このボックスには価値があると思う。もちろん前のレビューアーの方が書かれているように、ラヴェルやドビュッシー、フォーレの出来も決定盤はいかないまでも水準以上ではある。これでデュカスのオペラが収録されていたら完璧だったのであるが、管弦楽曲集成を謳っているが故に仕方ないか。3 people agree with this review
-
saitaman | 埼玉県 | 不明 | 16/September/2018
モーリス・ドラージュ、ルクー、ショーソン、ショーソン、デュカス、フランク。もちろんフォーレやドビッシーやラヴェルもある。ジョルダンのフランスのオーケストラ曲の録音をまとめたもの。良くも悪くも、あまりとんがった解釈ではない。全てが名演といえるかどうかはともかく、それほど録音が多いわけではない作曲家の作品の演奏も含まれており、値段もお安いし、音質も悪くない。マルティノン、デュトワ、プラッソンといったフランスものを得意としてきた指揮者のBOXも今はあるので、ファーストチョイスとしてはどちらを勧めるが、これはこれで悪くない。3 people agree with this review
-
風信子 | 茨城県 | 不明 | 20/September/2016
記憶の草原から掘り出された宝箱≠開けた 清浄の気がわたしを包む A.ジョルダンが世を去って10年 その命日に彼と再会した エスプリは消えず清々しい語り口がまたわたしのこころを潤す 箱の中には11人の楽曲が収められていたが 1曲のみのラボーもあれば3盤にわたるラヴェルもある ルーセルやサン=サーンスはないが フランクからジョベールまでフランス音楽のたおやかな姿と絹の肌触りを感じさせる歌を見せ聴かせてくれる 興奮ではない感動と深く共鳴するこころを以て最高の推薦をする また ジョルダンのマーラー集の復活を期待する21 people agree with this review
Showing 1 - 3 of 3 items