Symphony No.4, Dona Nobis Pacem, etc : Spano / Atlanta SO & Choir, Rivera, Polegato, Coucheron(Vn)
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sunny | 兵庫県 | 不明 | 13/September/2015
イギリス民謡大好き、シベリウスに焦がれ、田園作曲家と目されていたヴォーン・ウイリアムズ。が、従軍経験もある、交響曲4番は作風の転機となった作品。不穏で厳しい音が響き出す。2次大戦中に書かれた6番につながる。「ドナ・ノビス・パーチェム」は、”我らに平和を与え給え”のラテン語。 聖書、詩人、演説で使われた言葉、庶民の手紙などを歌にしているオラトリオ。さしずめ、ジョン・レノン、ヨーコ・オノの、「Give Peace A Chance」の、20世紀前半のクラシック版、と、言ったら言い過ぎかな。ブリテンの「War Requiem」程、深刻でなく抒情的、希望がある。最後に祈りを込めて穏やかな「揚げひばり」。 スパーノは、2015年のセイジ・オザワ・松本フェスティヴァルでも指揮を小澤さんと分かち合ったアメリカの俊英。演奏もアメリカからの視点が覗える処があるが、RVWのこの3作品を並べて発表してくれた意気、企画力や良し。合唱も鍛えられてます。 音楽が、愛と平和、苦悩や悲しみ、生や自然の喜びや不思議と感謝、美しさ、現実の醜さ、葛藤、憤り、夢と希望、人間の独自性を表わさなかったら、何になる?0 people agree with this review
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