Brandenburg Concertos Nos.1-6 : Paillard / Paillard Chamber Orchestra (1973)(2CD)
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robin | 兵庫県 | 不明 | 15/November/2022
明るく軽い響きは聴き始めは新鮮だが、だんだん物足りなさを覚える様になる。物足りないのは、通俗曲とはいえ、やはり、音、響き、リズム等に踏み込んだ深さのようなものが足りないからだろう。方向性はあまり違わないと思う、DECCAのブリテン・ECOのほうがより深く美しい。さらに、クレンペラーの個性的で説得力があり、しかもニュアンス豊かな味わいは捨てがたい。15種ほど聴いてきたわたしだが全6曲星5というのはいまだない。しかし、ボッセ率いる神戸室内合奏団のライヴ演奏録音は実に良いと思う。こう言う演奏に比べると、パイヤールの演奏はいかにも軽く表面的で、よくて星3だ。0 people agree with this review
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とねりこ | 北海道 | 不明 | 29/September/2018
輸入盤が入手困難になっているので調べたら、このDENON盤が1973年の録音と同じものとわかった。ジャケットからERATOのレーベルがなくなってしまったのは実にさびしい。あの緑色のロゴは安心の音楽の証だったのだ。モダン楽器によるこのすばらしい演奏は、どんなに時代が変わっても不偏の魅力を持っている。 単に録音年が古いというだけで敬遠するのは、名演奏をみすみす聞き逃すことにほかならない。古いといっても1970年代。音質に何の不満があろうか。 雰囲気におぼれるだけの安易で薄っぺらな演奏しか生まない古楽器ブームなど早く終焉し、数々の中規模の室内楽団が素晴らしい演奏を競っていた黄金の時代の再来を強く希望する。3 people agree with this review
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カズニン | 東京都 | 不明 | 10/August/2013
久しぶりにモダン楽器の演奏を聴いてその良さを認識しました。美しい演奏・録音です。ソリストも豪華です。4 people agree with this review
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ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 21/February/2013
LP時代のことをお書きの方がいらっしゃいますが、当方もこの演奏についてはその当時のことを懐かしく思い出します。新譜ニュースで見た時に「なんて豪華なソリスト陣だろう!」と驚き、聴いてみたいという憧れを掻き立てられたものでした。でもまあ貧乏小僧ではとても購入はかなわず(LPはホント高かったよね)、CDになってようやく購入。なかなかに感慨深いものがありました。さて、古楽隆盛の現代においてはパイヤールとかリヒターの演奏などは旧態そのものとして歴史的な扱いしかされないのだろうなあと想像します。私個人はこういうタイプで慣れ親しんでいるので何の違和感も問題もありません。パイヤールさん、若干ゆっくり目のテンポで、各楽器をしっかりと鳴らし、やや重い感じかもしれません。音楽の愉悦よりかは、いささか厳しい面を表出しているように思いました。大バッハの傑作に対し、これだけの名人ぞろいですからもっとリラックスしても出来そうなものですが、むしろ真摯な取り組みです。高水準で確かな手ごたえのバッハ。録音はいまだに優秀で、何の不満もなし。7 people agree with this review
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Fritz | 神奈川県 | 不明 | 11/February/2013
このアルバムの魅力は、一世を風靡したフランスの管楽器奏者たちが名を連ねていることでしょう。 中でも珍しいのが、トランペット奏者のモーリス・アンドレがホルンを演奏していることです。当時のLPレコードのジャケットには、ロータリーのハイF菅でしょうか、小型のホルン(コルノ・ダ・カッチャ?)を演奏しているアンドレの写真が掲載されていました。ホルン奏者からの評価は賛否あるでしょうが、大変興味深い演奏です。BWV1046をトランペット奏者が演奏したものは、ギュトラー盤と共に大変珍しいものです。演奏は明るい音色でアンドレ節が心地良く、爽快な仕上がり。ただ、二足のわらじを履いた影響か、本業の第2番、第1楽章ではハイトーンが多少つぶれた感じになっています。シューリヒト盤でのアンドレを聞いた後には、多少物足りなさも残りますが、帝王アンドレの魅力満載の演奏。トランペット奏者必聴盤です。1 people agree with this review
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テリーヌ | 兵庫県 | 不明 | 25/December/2010
ブランデンブルク協奏曲は現代音楽好きの私でさえ手放せない魅力があります。突飛な表現ですが、パイヤール盤はミニマルミュージックに通じる無窮動的な快適さを持っているような気がします。0 people agree with this review
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KENJIyokohama | 神奈川県 | 不明 | 20/August/2010
30年近く前、エラート高音質PCM録音のLPを購入して聞いてましたが、レコードも相当傷んだのでCDを購入しました。録音音源がPCMなのでレコードより良い音がします。 フランスの演奏家らしく優雅な王宮帰属を感じさせます。都会に憧れるドイツ片田舎の王様に献上するにピッタリの演奏だと思います。 近頃はブランデンブルク協奏曲と言えばゲーベルらしいですが、ゲーベルも悪くないですが、当時の王侯やバッハはパイヤールの様な演奏を好んだと思います。心が豊かになるこの演奏は大好きです。3 people agree with this review
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東濃の古楽ファン | 岐阜県 | 不明 | 21/November/2009
これは1988年に日本コロムビアより発売されていた「マイ・フェイヴァリッツ2000」と同じCDでしょうか。もしもそうであればと言うことでしたためます。 録音は1973年,ノートルダム・デ・ローズ教会です。当時はBWV1046,47,49とBWV1048,50,51の分売でした。 録音は大変優秀でクリアそのもの,他のCDに比して記録レベルが高めで,澄んだ鏡のような印象です。私の装置(かなり前のPIONEER)でも,本当に目の前で直に演奏されている臨場感と音のふくらみ,各楽器の肌触りを感じます。ジャケットにはDENONとクレジットがありますので,PCM録音なのかなと思いますが,明記なしです。 BWV1049は,普通ブロックフレーテで演奏されますが(あの1965年のイムジチでさえもそうです。),ここではランパルとマリオンのフルートがふくよかな調べで曲全体をおおいます。それはまるで天上より響き降りたまでの夢心地です。様々なスタイルのブランデンブルグ協奏曲を聞いて30年以上ですが,このようなBWV1049は,未だ経験したことがありません。ブロックフレーテや他のフルートのイメージとは全く違います。この一曲だけでも購入価値ありです。BWV1051では,アンヌ=マリー・ベッケンシュタイナーの控えめで知的なまでのクラヴサンが印象的です。これは通奏低音としても,全体にわたって感じます。 ここには,1970年から80年にかけて発売された,パイヤール室内管弦楽団のあまたのバッハ,ヘンデル,ヴィヴァルディなどの古楽LP演奏を彷彿とさせる「エラート魂」が健在です。5 people agree with this review
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あおば | 神奈川県 | 不明 | 18/November/2009
初めてLPで買ったブランデンブルクがこのセットでした。出た頃のレコード評では、弦が弱すぎてバッハになっていない、など厳しい声もありました。でも、その後リヒターやレオンハルト・ブリュッヘンなどいろいろ聴きましたが、楽しさではこれが随一。とにかく腕利きの管の名手が、美音の限りを尽くして楽しませてくれる。これぞ競演、いや競艶というべき演奏です。バッハになっていようと、いまいと、これだけの音を聴かせてくれたら文句なし。そんな気分にさせてくれる演奏です。パイヤールなんてムード音楽と敬遠する向きも多かろうと思いますが、これは聴いて損はないと思います。私の記憶ではこれとほぼ同じメンバーでヘンデルの水上の音楽もあったはず。あれも再発してもらえないものでしょうか。11 people agree with this review
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