Godzilla Densetsu(4cd-Box)
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madman | 不明 | 不明 | 30/November/2014
’83年発表。元ヒカシューの鍵盤奏者、井上誠のソロで、東宝特撮映画の主題曲をシンセサイザー化したもの。第1作がヒットし、『ゴジラ伝説U』(84年)、『ゴジラ伝説V』(84年)の、計3作が作られ、今回のリイシューにあたり、『ゴジラ伝説W』(14年)が加えられた。ヒカシュー一のプログレ博士だった井上誠だが、元々ハマったきっかけというのも、『ゴジラ』の伊福部昭の主題曲に魅せられ、まだレコードが存在しなかった伊福部サウンドを求めてさまよっていたところ、キング・クリムゾン『クリムゾン・キングの宮殿』で共通する世界観に出会ったのが発端だったというから、筋金入りの東宝音楽ファン。ヒカシュー『うわさの人類』収録の「小人のハンス」、「ト・アイスクロン」などの変拍子ですでに傾倒が窺えた伊福部サウンドを、自らがシンセサイズしたトリビュート盤。もともとの企画は、ヒカシューがデビュー時に演奏していた『モスラ』の挿入歌のカバー(「モスラ組曲」)の企画が東芝でお流れになったのを、キングで採用されたというのが顛末だった。本作では伊福部サウンドの特徴であるコトラバスの重厚感をシンセで見事に表現しているが、それがシンセくさい音になっていないのは、冨田勲ばりに手間のかかる音の重ねによる、井上誠の精進の賜物。東宝の協力による、イミュレーターによる怪獣の鳴き声もご愛敬。シリーズを通して、ヒカシューの面々、立花ハジメ、上野耕路らがゲスト参加している。戸川純が歌う「モスラの歌」が圧巻だ。2 people agree with this review
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