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Mahler (1860-1911)

SACD Sym, 9, : Inbal / Tokyo so (2014)

Sym, 9, : Inbal / Tokyo so (2014)

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  • ★★★★★ 

    james  |  City/Town  |  不明  |  08/January/2015

    I’ve been waiting for this recording since first time Maestro recorded Mahler with the TMSO. However, this recording is NOT a disappointment!! It’s superb, it is little bit tone it down comparing to previous Mahler 9 with the Frankfurt. Still! it’s fabulous Mahler 9, Strongly recommend this to everyone who is love with Mahler 9!!!!

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  • ★★★☆☆ 

    好事家  |  千葉県  |  不明  |  08/December/2014

    第4楽章の彫りの深い情感豊かな演奏は、日本のオケもここまで来たかという感動を覚えました。ただ全体を通じてインバルのうなり声がかなり耳障りで、演奏会場ならともかくリスニングルームでの鑑賞にはきついものがあります。

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  • ★★★★★ 

    John  |  UNITED STATES  |  不明  |  24/November/2014

    Eliahu Inbal’s third go at Mahler Ninth (his last completed symphony) features the modern recording technique that results in nothing short of a sonic wonder and the well disciplined Tokyo metropolitan Symphony Orchestra of which he has been the principal conductor since 2008. Compared to his two previous outings - with NHK SO and FRSO, respectively, this latest recording is a tad cool in textures but better than ever he molds every phrase with a keen sense of direction and purpose achieving a state of apotheosis in the great Finale (which gains a full 2 min. over his FRSO version). A great Mahler Ninth meticulously captured and reproduced in the gorgeous, jaw dropping sound by the Japanese engineers.

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  • ★★★★★ 

    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  16/November/2014

    インバル指揮の9番はフランクフルト放送響(CD)、都響(第1次マーラー・ツィクルス)、フィルハーモニア管(来日公演)の順で聴いてきたが、これまで本当に心動かされたことはなかった。だから、この曲はやはりインバルには合わないのだと思ってきたし、ベルティーニ/都響(幸いこのコンビによるライヴ録音もある)が聴かせてくれた、指揮者その人の全人格からにじみ出るようなスケールの大きさと呼吸の深さには決して到達できないだろうと思っていた。こういう曲では聴衆はやはり指揮者その人からのメッセージ、いわゆる「解釈」を受け取りたいと欲するが、インバルは基本的に「音楽とは解釈されるべきものじゃない」という立場だから、お互いの思惑はどうしてもすれ違ってしまわざるをえないのだ。しかしもちろん、解釈なしに演奏することなど実際にはできはしない。たとえば第3楽章終盤のエピソード、終楽章先取り部分。総譜には「幾らか控えめに Etwas gehalten」とあるから基本テンポ(アレグロ・アッサイ)より遅くすることを求めているのは明らかだが、「幾らか」とはどの位なのか。楽想としては終楽章の先取りだからアダージョにまでテンポを落とすべきなのか。指揮者の解釈なしにはどうにもならない部分だ。 さて、そこで今回の演奏。インバルがベルティーニに化けるはずもなく、彼としてはこれまでのポリシーを貫いただけだった。細かな緩急のアゴーギグ、対位声部の強調など、いつもながら巧緻に作られた演奏だが、終楽章最後のクライマックス、第1楽章序奏のリズム動機がヴァイオリンに戻ってくるところで、思いっきり粘っているのは、ちょっとインバルらしからぬ、はっきりとした「解釈」。けれども全体としては、すべてが完璧にツボにはまって作り物めいた感じを与えない。まるで楽譜をそのまま音にした「かのように」聴こえるところが現在のインバル/都響の至高の境地。正直言うと第1楽章だけは、まだほんの少し食い足りないが、第2楽章以下は全く文句の付けようがない。私にもベルティーニの亡霊を呼び出す余地を与えなかった。

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  • ★★★★★ 

    masa夢  |  大阪府  |  不明  |  09/November/2014

    東京芸術劇場でこのコンサートを聴きました。最初から最後まで弛緩することなく緊張感を維持した素晴らしいライブでした。前方左の席からインバルがよく見えましたが、かなり気合が入っていました。録音されていることは知っていましたが、これは一発録音でも良いのではないかと思える程の出来でした。今改めてディスクを聴いてみると、一部ホルンのピッチが気になるところもありますが、あの日のライブの空間をよく再現している優秀な録音だと思います。最終楽章は少し速めテンポながらしびれる演奏です。

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  • ★★★★★ 

    norry  |  東京都  |  不明  |  02/November/2014

    この演奏はみなとみらいとサントリーとの2回聞くことができた。本当に、いわゆるクラシック音楽ないしオーケストラ音楽の極限を聞いたという感じがした。この曲については、ハイドンに始まる交響曲の終着点にして到達点という評価が少なくない識者によってされているが、この演奏くらいそのことをいかんなく知らしめるものはない。思えば、(我ながら驚いているのだが)この曲をプロのオーケストラで実演で聞くのは、1985年のバーンスタイン・イスラエルフィルの来日公演以来であった。そのころの自分はまだマーラーもほとんど聞いたことがなく、この9番という曲自体バーンスタインの実演が初めてだったように思う。そんな自分でも、未だに伝説となっているあの演奏の印象は凄まじいものがあったが、それでも、バーンスタインに感動したという印象はあっても、不思議と、マーラーに感動したという感じでもなく、マーラーをもっと聞きたいとは思わなかった。実際にその後もいろいろとマーラーの録音を聞いたが、結局インバルとFRSOのチクルスを聞くようになるまで、マーラーは分からなかった。インバルこそ、マーラーの音楽の本質が、カオスでもハーモニーでもない、伝統的な音楽の世界を超えたポリフォニーであることを教えてくれたのだ。9番は死を予感したマーラーのこの世への別れであるというような標題的な解釈がされる(1楽章冒頭の動機がマーラーが患っていた心臓の不整脈を表すとか)。それがある意味事実のように思われるとしても、だからといって演奏がカオティックであってよいわけではないし、また、あえて特定のパートを強調させて聞きやすく、あるいは耳に馴染み易い音響に加工すればよいというものではない。9番は、伝統的な音楽の世界を超え、従来の音楽にはなかった異質なものを対立、共存させるという意味でのポリフォニーとしての交響曲の姿をもっとも純粋に突き詰めたものであるとともに、技法的には新ウィーン学派、交響曲のスタイルとしてはショスタコーヴィチという20世紀音楽を切り開いた点にこそ、その本質がある。その意味で、(いままでインバルのマーラーの特徴として何度も述べてきたことではあるが)この曲の演奏では、他の曲にも増して、演奏のタテの線における楽器間の音量や音色のバランス、そして徹底的な独立性が決定的に重要である。標題的な解釈では重要になる思い入れタップリのカンタービレや、管の無理な強奏が禁物なのはそのためである。だからと言って、スコアが巧緻な織物のように有機的に構成されているから、四角四面な演奏も厳禁であり、自然な呼吸とテンポの伸縮が必要である。この両極を満たすことがもっとも重要なのであって、マーラーの死への想念を込めるとか標題的な操作はその基本ができた上でのことである。6番もそうであるが、なぜかこの曲の場合、後者ばかりが重視される傾向にあるのは本当に不思議なことである。今まで、インバルとFRSOとの録音はこういった条件を満たす最高の演奏であった。しかし、第4楽章については、若干の物足りなさがあった(今まで誰も触れたことがないように思うが、FRSOとの録音の4楽章では、始まって間もないところでのヴィオラソロが拍を間違えるミスをしていてインバルが歌って間違いに気付かせている部分がある。これも残念な部分)。それは、この楽章が3楽章の中間部で出現するあのターン音型を、弦楽を中心に技巧的に織り上げていく、ある意味表現主義的な要素を持っているから(トリスタンとの関係を指摘した金子建志氏は誠に慧眼である)、この楽章の演奏は、冷静なままではどうしても不満が残ってしまうのである。そして、バーンスタインやテンシュテット等、ポリフォニーの処理においては問題のある演奏でも、この楽章では成功するのはそのせいである。しかし、今回のインバルは違っている。実演でももちろんそうだったが、この演奏・録音においてインバルと都響が到達した世界は前人未到であり、空前絶後である。特に4楽章ではそうである。それこそ、この世への別れの思いを、あの限りないターン音型の繰り返しの中に込めるときにこそ、それまでの楽章で貫いてきた、極限までの厳しさが、これまで誰も到達し得なかった世界への扉を開いたのだ。頂点におけるヴァイオリンパートの激しいフリーボウイングは、インバルの猛烈な指示も含めて視覚的効果もものすごいものがあったが、それ以上に文字通り胸が引き裂かれる音響であった。あれは、音を超えて想念が伝わってきたと言ったほうがよかったかもしれない。まさに、この楽章が持つ表現主義的要素をインバルが奇跡のような解釈で実現した瞬間だったといえるだろう。その後のまさに死に絶えるまでの音の減衰が、本当に克明に、残酷なほど正確に再現され、そして記録されている。本当に、空前絶後の演奏であり、録音であるとしか言い様がない。しかし、この楽章を聴き終えたとき、それが終わりであるとは感じない。明らかに聞こえてくるのは、あの10番の第1楽章のヴィオラのモノローグである。インバルが、10番を本当のマーラーの到達点として考え、クック番の演奏に積極的なことに自然と納得してしまう。そして実際に、あの10番の実演は9番を上回るといってよい感動をもたらしてくれた。改めてレビューに戻ると、この機会にありとあらゆる9番の録音を聞いてみたが、それぞれ良さはあっても、ポリフォニーの精確な再現においてこの演奏を上回るものはない。特に、都響の弦の精確さと厳しく凛冽な響きは例えばセル・クリーヴランドに勝るとも劣らない。むしろみずみずしさと柔軟さという点では超えている。また、頻出する鈴木学氏のヴィオラソロはいずれも本当に見事で、マーラーの肉声のようにさえ聞こえた。臨時でコンマスを務めた山本氏のリーダーシップとソロも素晴らしかった。管も、岡崎氏のトランペット、小田桐氏率いるトロンボーン、佐藤氏のテューバ、寺本氏のフルート、鷹栖氏のオーボエ、有馬氏のホルン等々、いずれもプロの頂点の仕事である。そしてこれら奏者を統率するインバルは、まさにマーラーの使徒であり、化身であると言ってよい。この奇跡のような演奏の実演に2度も触れることができた上に、これほどまでに優秀な録音で残されたというのは、本当に僥倖であると思う。

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  • ★★★★★ 

    meijinobu  |  神奈川県  |  不明  |  07/September/2014

    いよいよ発売ですね!本公演は、みなとみらいにショッピングに行った公演前日にチケットを購入して聴くことができました。それまで、マラ9はCDで聴いて所々惹かれても、全曲は長すぎる印象がありましたが、一期一会と思ってホールに出掛けました。インバルの実演に接して、冒頭から最終音までじっくりと噛み締めるようなテンポながら、一音たりとも弛緩することは無かったように感じました。初めてこの曲の真価に触れた思いがし、都響に大拍手です!3公演からのCD化ということですが、客席で感じた至福の時が刻まれていることを期待しています。

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