Il Barbiere di Siviglia : Alceo Galliera / Philharmonia, Maria Callas Tito Gobbi Luigi Alva, Ollendorff, Zaccaria, etc (1957 Stereo)(2SACD)(Hybrid)
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ぜるきん | 愛知県 | 不明 | 11/February/2018
カラスの声で作品に一本筋が通っているように感じます。 今までセビリアの理髪師は途中で聞き飽きてしまっていたのだけれど、本作は甘味と苦味が交錯しているようで飽きが来ず、繰り返し聴いています。 アバド盤を聴いて、後のフィガロの結婚の伯爵となる役柄としてはルイジ・アルヴァはぴったりだとは思うのだけれど、フィガロの結婚のドン・バジリオを主役で聴いているような性格俳優的な歌い方が気になっていたのですが、程よく存在感が薄れて良いバランスになっている気がします。そもそも本作はアバド盤に比べてノーブルな歌い方をしているようにも思います。 ゴッビもプライに慣れていると重いフィガロだと感じましたがもちろん素晴らしい。 カラスがお嫌いな方以外にはオススメです。0 people agree with this review
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きょん | 兵庫県 | 不明 | 12/April/2015
SACDで聴く、カラスの声。 CD開始から、およそ25分経過で カラスの声に巡り合えました。(待ち遠しかった。) 以前から馴れ親しんだ声より、暗く聞こえてしまった。 でも、カラスの声。 1957年録音が、舞台での失声降板事件(1958年)の一年前のセッション録音とあって体調と録音技術が交差する最高の作品です。 それよりも、ティト・ゴッビ、ルイジ・アルバ2人の男声陣が、カラスを支えているように思う。もっともセヴィリアでは、女声の活躍する場はあまりありませんので。 カラスを勝るロジーナは色々あるでしょうが、ここでのカヴァティーナをはじめ、音程のふらつきも少なく、カラス愛好家には支持されるでしょう。 でもこのCDで聴くべき声は、ティト・ゴッビ、ルイジ・アルバと思います。2 people agree with this review
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ユローヂィヴィ | 大阪府 | 不明 | 28/March/2015
指揮者のガリエラは初めて知ったが個人的に好きなタイプの指揮者だ。荒いが線が太いのがいい。 『セヴィリアの理髪師』はあまり好きではなかったが、この指揮でとても楽しめた。 フィガロを歌うゴッビはさすがというか味があって、アクというか芝居臭さがいい。 カラスがロジーナを歌うには声が重たいように思っていたが技術でカバーしているのはさすがだ。0 people agree with this review
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mboya | 北海道 | 不明 | 21/September/2011
この録音の聴きどころは、先述の方も述べられている通り、素晴らしいオペラの一つです。 特に申し上げたい点は、ルイジ・アルヴァの歌い回しが色っぽく、他の同局録音にない出来栄え。ティト・ゴッビの素晴らしさは前述諸兄の評価どおり素晴らしいの一語。オケの躍動感ある響きにも文句なし。 難点はカラス・・これは・・どうしてカラスを起用しなければらならかったのか・・と、従って総合評価は★四つ。2 people agree with this review
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yukkie | 東京都 | 不明 | 13/February/2010
カラスは凄い(ロジーナに合わないことは確かであるが)・・これがロジーナよ、と凄まれているような気がする(笑)。しかし輪をかけて凄いのがゴッビ。2人が重唱すると、まるでヴェルディ・オペラかと聞き違う。ガリエラの指揮は猛烈! 速いところは速く遅いところは遅く、ぐいっとオケをドライブして聞かせる。またこの時代のフィルハーモニア管が巧いこと。プロデューサーのレッグはおっかない録音を残したものです(笑)。個人的にはとても楽しみましたのでお薦めします。0 people agree with this review
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ぼん | 神奈川 | 不明 | 12/March/2008
ゴッピのフィガロは頭よすぎて悪賢さが勝った感があるけどユニークで素晴らしい。カラスの音程のふらつきは残念だが、それをものすごいほどの表現のリアルさで補ったのはさすが。ガリエラのパンチの効いた指揮ぶりもこの曲にふさわしい。この曲を聴き飽きたという人には特に最適なアルバム。1 people agree with this review
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