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Strauss, Richard (1864-1949)

CD Ein Heldenleben, Also Sprach Zarathustra, Don Juan, etc : Blomstedt / San Francisco Symphony Orchestra, Gewandhaus Orchestra (2CD)

Ein Heldenleben, Also Sprach Zarathustra, Don Juan, etc : Blomstedt / San Francisco Symphony Orchestra, Gewandhaus Orchestra (2CD)

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    KO君  |  東京都  |  不明  |  16/January/2013

    長くカタログ落ちし不遇な状況に置かれていましたが、やっと復活し購入できました。ツァラトゥストラ、英雄の生涯ともに素晴らしい演奏です。 この指揮者ならではの、「慌てず、騒がず、自然体で」曲を歪めることのない演奏は素晴らしいです。ともすれば、力だけで押し切られてしまうこれらの曲ですが、メロディやリズムが細部まで良く聞き取れ、新しい発見などもあり、あっと言う間に全曲を聴けました。録音も秀逸です。 ブロムシュテットは、もっと評価されてよい指揮者だと思います。

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    meji  |  神奈川県  |  不明  |  06/June/2012

    「この世に存在する無数のツァラトゥストラ録音の中で最高の一枚はなにか?」95年にエンジニア、J・ダンカーリーが録音した本ディスクはこの質問に対する極めて明快な回答だ。ツァラの名録音というと、デッカ伝説の名ミキサーK・ウィルキンソンが1975年に収録した、ショルティ&シカゴ盤が真っ先に思い浮かぶが、現状のCDのリマスタリングは万全とは言い難く、残念ながらマスターテープに収められた膨大な情報量の片鱗しか窺い知ることができない。このようにウィルキンソンのツァラが不遇な状況におかれている現在、本ディスクをもって「世界最高のツァラ録音」と言い切ることになんら躊躇を感じない。収録は95年3月であるが、この頃のダンカーリーは最も脂が乗り切っていた時期で、シャイーの「夜の歌」「火の鳥」、デュトワの「タコ5」といった超優秀録音を生み出しているが、その中でも本録音は、いかにも西海岸を思わせる明るく爽やかでカラフルなオーケストラサウンドが特徴であり、3D的なサウンドステージと相まって、R・シュトラウスの音楽の持つ魅力の全てをリスニングルームで満喫することができる。 冒頭のオルガンペダルによる32.7Hzの超低音は、ほとんど感じとれない最弱音で開始されるが、3回目のファンファーレの途中から急激に盛り上がり、耳ではそうと認識できなくても、部屋の音圧が一気に上昇しリスニングルームの床や壁がぶるぶると震え始めることで、その尋常で無い音圧の高さを身体で感じることができる。トランペットのファンファーレはステージの遥か奥から聴こえてくるが、それがフルオーケストラで盛り上がった時、指揮者のやや後方におかれたリスニングポイントを中心に左右のスピーカーの外側まで広がったシネマスコープを思わすパースペクティブと、ステージの隅々までパンフォーカスされたシャープなピントに思わず息を呑む。またCDの限界を極めたかのような打楽器群の再現性も信じ難い高みに達しており、ヘッドの振動まで見えるかのようなティンパニのリアリティや、獰猛なまでの風圧でリスナーを襲うバスドラムの迫力は本当に鳥肌モノだ。 しかしダンカーリー録音の本当の凄さは、どんなにオケが混み合い音量が膨れ上がっても、サウンドステージのパースペクティブがブレることが無く、全ての楽器が混濁とは無縁の見通しを確保し、シルキーでスウィートな音色を失わずに、涼しい顔をしてリスナーの前に次々と現れることであり、リスナーはまるでデイヴィスホールの最上席に座っているかのような甘美な錯覚に陥る。この一種独特の爽快感こそダンカーリー録音の真骨頂であり、師匠であるウィルキンソン録音をも凌駕する偉大な瞬間だ。 なお本ディスクには92年にJ・ロックが同ホールで収録した「英雄の生涯」も収められているが、この録音がまた予想に反して素晴らしい仕上がりであるのが嬉しい。ロック録音の常として、個々の楽器の存在感とパワーを強調するあまり、ピックアップマイクをクローズアップ気味にミキシングしてしまう傾向があり、不自然なサウンドステージ、刺激的な高音、楽音とホールレゾナンスの分離、全奏部での混濁といった、マルチマイクの弊害の方が却って目立つケースが少なくない。しかしながら本録音では、メインのデッカツリーマイクとのバランスが極めて自然であり、ディテール、パワー、ホールレゾナンス共に高い次元で融合した、パワフルで濃密なオーケストラサウンドを満喫させてくれる。 ブロムシュテットの指揮も彼のベストフォームを示しており、曲想の抉りも深く、ダイナミクスのコントロールもオケのドライブも完璧だ。この録音を聴いていると、長身を左右にリズミカルに揺らし、短く垂らした金髪の前髪をさらさらとなびかせながら、颯爽と指揮棒を振る姿がスピーカのすぐ後ろに見えてくるようだ。本ディスクは、オーディオファイルにとっても、R・シュトラウスファンにとっても、ブロムシュテットファンにとってもマストバイの世紀の名盤である。

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  • ★★★★★ 

    MISPRISIONER  |  東京都  |  不明  |  17/March/2012

    発売以来、不当に無視されてきたブロムシュテットのR・シュトラウスがやっと復活。マーラーの《復活》やセッションズの交響曲など、ブロムシュテットのサンフランシスコ時代の録音は、なにかと無視されているものが多いが、この《英雄の生涯》は特に優れた演奏・録音で、ブロムシュテットのファンはもちろん、ブロムシュテットの評価が低い音楽ファンにとっても必聴のアイテムだ。筆者は小澤征爾/ベルリン・フィルのサントリーホール・ライヴを聴いて以来、同曲に惚れ込み、聴ける限りの録音を聴いてきた。この演奏は、それらの中でも群を抜いており、ことあるごとにこの演奏を勧めてきたが、流通経路から外れている所為でなかなかその素晴らしさが伝わらず、長年受苦じたる想いでいた。なるべく多くの管弦楽ファンに接して欲しい名盤中の名盤であることを、改めて宣言させて戴きたい。

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