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Mahler (1860-1911)

CD Symphony No, 6, : Pappano / St.Cecilia Academic Orchestra (2CD)

Symphony No, 6, : Pappano / St.Cecilia Academic Orchestra (2CD)

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    John  |  UNITED STATES  |  不明  |  07/March/2013

    The latest rendition of Mahler Sixth is - unexpectedly - from an Italian source and it is surprisingly excellent. Conductor Antonio Pappano (whose Wagner’s Tristan und Isolde received kudos everywhere)’s understanding of the score as well as Mahlerian idioms is fully on display in this recording. His interpretation has the epic scale, sweeping spectacle and swagger, but it also shows an uncanny knack for bringing out the inner logic and beauty that are inherent in the work. Best of all, Pappano’s choice of tempo for all four movements couldn’t be better: I.- 24:33, II - 14:14 III - 15:43, IV - 30:04. Thank God, for once we hear the Scherzo in the second movement! Granted, there are moments when the various members of the orchestra slip notes here and there, while the recorded sound, somewhat coarse and dynamically compressed, is not up to EMI’s very best. However, taken as a whole this might well be the best modern version of the composer’s most personal and tragic (some might argue his greatest) symphony. Highest recommendation. P.S. I’ve listened to this recording more than dozen times now, and I am convinced that Pappano and his orchestra pretty much have nailed everything down in the score. So, let’s make a bold announcement here. This is the best modern recording of the symphony on a par with the Bernstein (Sony) and Tennstedt (EMI). Pappano’s reading strikes a perfect balance between the gut wrenching emotions and the classical architecture of the music like no other before him. In terms of sound and playing, it beats them all.

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  • ★★★★★ 

    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  07/November/2011

    イタリア人指揮者のマーラーは今や少しも珍しくないが、イタリアのオケでというのは珍しい。このコンビはチャイコフスキーでも実にユニークな名演を記録しているが、マーラーの方がさらに相性が良さそうだ。まず魅了されるのは、明らかにラテン的と言いうる音色の多彩さ。この曲は形式的にはスクウェアな4楽章交響曲であるものの、打楽器の騒音効果やカウベル、チェレスタのメルヘン的な音など、音の色合いという点では非常に豊麗な曲なのだが、遅めのテンポをあまり動かさないアポロ的な造型のなかに、音色の豊かさが一杯に詰め込まれている。このコンピのEMI録音はもともと鮮麗な音がするものが多いが、このライヴ録音の鮮明さは特筆に値する(それゆえ客席のノイズもそれなりに拾っているが)。金管が突出しがちな曲なのだが、弦や木管の音を近接マイクで多めに拾っていること、チェレスタをクローズアップ気味に録っていることなどは指揮者の要求なのかもしれない。全く救いのない終楽章の終結は確かに衝撃的だが、6番という曲自体は決して陰々滅々とした音楽ではなく、むしろあっけらかんとしたハードボイルド交響曲なので、こうしたアプローチは全く正解。久しぶりに6番の凄さを堪能した。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  02/October/2011

    驚くべき超名演の登場である。これから壮年期を迎えようとしている今を時めくイタリアの俊英指揮者であるパッパーノがついにマーラーの交響曲の録音に着手した。イタリア人指揮者によるマーラーの演奏については、アバド、シャイー、シノーポリなどが個性的な素晴らしい名演の数々を成し遂げているところであり、パッパーノがどのようなアプローチで演奏に臨むのかは実に興味深いと言えるところだ。そして、最初の録音に、いきなり中期の傑作である交響曲第6番を選んだという点に、パッパーノの並々ならぬ自信と意気込みを感じることが可能である。本演奏は、そうした我々聴き手の期待をいささかも裏切ることがない、そしてパッパーノの自信を大いに感じさせる堂々たる名演に仕上がっていると高く評価したい。それどころか、名演の前に超をいくつか加えてもいいのかもしれない。私も本演奏を聴いてそれくらい深く感動したところだ。そして、後述のように音質が極めて鮮明であり、各楽器セクションが見事に分離して聴こえるのも、本超名演に一躍買っていると言ってもいいのではないだろうか。パッパーノの基本的なアプローチは、特別な解釈を施して聴き手を驚かせようというような奇を衒ったところがいささかもなく、曲想を精緻に描き出していくという、近年主流となりつつあるマーラー演奏の王道を行くものであると言える。テンポはゆったりとした悠揚迫らぬものであるが、効果的なテンポの振幅を交えつつ、俊英指揮者パッパーノならではの片鱗を感じさせるような強靭な生命力と張り詰めるような気迫が全体を支配しており、特に、第1楽章のトゥッティに向けて畳み掛けていくような力強さは、我々聴き手の度肝を抜くのに十分な迫力を誇っていると言える。それでいて、各旋律を徹底して歌い抜いているのが感動的であり、これはイタリア人指揮者ならではの真骨頂とも言えるだろう。また、近年の同曲の演奏では、マーラーの意向に従って、従来版の第2楽章スケルツォと第3楽章アンダンテの順序を入れ替えて演奏するのが主流となりつつあるが、パッパーノは敢えて従来版に従って、第2楽章スケルツォ、第3楽章アンダンテとして演奏しており、従来版を支持する私としてもこれは大いに歓迎したい。そして、第2楽章の重厚にして強靭な力感は圧倒的な迫力を誇っており、その彫の深い表現には凄みさえ感じられるところだ。第3楽章の各旋律の心を込めた歌い方は美しさの極みであり、その汲めども尽きぬ豊かな情感は抗し難い魅力に満ち溢れていると言える。終楽章もおそるべき迫力だ。音質の良さも多分にあると思うが、各楽器セクションをパワフルに鳴らしつつ、いささかも雑然とした演奏には陥っておらず、加えて、同楽章のドラマティックな要素を完璧に音化した手腕は殆ど驚異的であるとさえ言えるだろう。かかるパッパーノによる驚異的な統率の下、最高のパフォーマンスを発揮したローマ聖チェチーリア国立アカデミー管弦楽団にも大きな拍手を送りたい。特に、ブラスセクションの巧さは特筆すべきであり、あらためて同オーケストラのレベルの高さを思い知った次第だ。いずれにしても、本演奏は、パッパーノの驚くべき才能と同時に前途洋々たる将来性を大いに感じさせるとともに、ローマ聖チェチーリア国立アカデミー管弦楽団の卓越した技量を窺い知ることが可能な圧倒的な超名演と高く評価したい。今後のこのコンビによるマーラーの交響曲チクルスの続編にも大いに期待したいと考える。そして、前述のように、音質は驚くべき鮮明さだ。重厚さにも不足はなく、これはHQCD化もある程度効果を発揮しているのではないかと考えられるところだ。もっとも、最近、フルトヴェングラーやアルゲリッチ、ラトルの一連の録音のSACD化によって大好評を博しているEMIであり、本演奏が超名演であることに鑑みれば、SACD盤で発売して欲しかったと思う聴き手は私だけではあるまい。

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