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Ravel (1875-1937)

CD Piano Works : Pludermacher (2CD)

Piano Works : Pludermacher (2CD)

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  • ★★★★★ 

    風信子  |  茨城県  |  不明  |  24/June/2017

    ピアニスト嫌いも肯定せざるを得ないピアノの解体新書 本当に知らないということは恐ろしい 古希を過ぎたピアニストプルュデルマシェをこの世界に疎いからといって今日まで知らなかったわたしも否定しながらコマーシャリズムの喧伝に毒されていたということだ 優れた演奏家が世上にたくさん埋もれていると知りながら不覚だった 功成り名遂げたフランス人ピアニストの印象派曲コンサートに行って落胆した記憶がある いつかどこかで聞いた言葉を繰言のように垂れる創造性を失った演奏に心が凍りついた わたしは大道芸を見に来たのではない 音楽の命が花開く瞬間を見んとしてはるばる駆けつけたのだ 淀んだ池の水を覗きに来たのではない 無限に湧き出す静水を飲みに来たのだ 音楽を聴く いや 音楽をやるということ それは生きていることを実感する時なのだ 特別なピアノを使っているとかいないとか それは知らない この美しい楽音の前で瞠目しない生き物はいない 楽曲解釈の正否も知らない ただこの二つのライヴの最後の二曲とアンコールを聴くだけでもプルュデルマシュが一級の芸術家であることは明白だ それにしても”夜のガスパール”と ”ラ・ヴァルス ”はすごい これまでにない高い声で推奨したい 

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  • ★★★★☆ 

    M  |  愛知県  |  不明  |  30/October/2011

    最近、ティボーデ ロルティ コラール と聴いてみたが、音の魅力という点ではプリュデルマルシェが一番。技巧が鮮やかな上にクリアーなタッチには品位の高い色艶がある。こう書くと良いことずくめのようだが、音楽性には疑問符が付く。表現には常時工夫がみられるのだが、個々の曲のその曲らしさという点で、ピントがずれている感じを受ける。音楽を把握する直観力に欠けているのだろう。とはいえ音の魅力で結構繰り返し聴きたくなるので不思議な演奏といえる。

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  • ★★★★★ 

    かめ  |  東京都  |  不明  |  19/September/2009

    このラヴェルは数々のレコーディングの頂点の一つです。ギーゼキングの透徹した美しさに温かみが加わった、という言いうべきだろう。 技巧的にも全く危なげないし、音色の変化が隠された旋律線に光を当てる。またその旋律線になんと見事なフレージングが施されていることか!? 21世紀のトップランナーがここに。

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