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Mozart (1756-1791)

CD "Requiem : Currentzis / Music Aeterna, Kermes, Houtzeel, Brutscher, A.Richard (incl.booklet Japanese)"

"Requiem : Currentzis / Music Aeterna, Kermes, Houtzeel, Brutscher, A.Richard (incl.booklet Japanese)"

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  • ★★★★★ 

    北の火薬庫  |  北海道  |  不明  |  12/November/2017

     2019年の初来日に向けて勉強中。 この衝撃的な演奏へのレビューが数件とは・・・・・。HMVレビューも終わりなのか?を感じる。  この演奏は、古楽演奏で一石、声楽の扱いで一石でしょう。 別世界に誘う演奏!!凄すぎです。ビックリなんて半端でない!!  過去のレビューあーは、文章の中に「衝撃」を書いていない。 理屈ではありませんよ。  これは、「衝撃!!」です。

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  • ★★★★★ 

    masato  |  新潟県  |  不明  |  07/September/2011

    私は過度に作品を“いじり”過ぎたり,恣意的に“刺激的”過ぎたり…は嫌います。この演奏からはそれらを強く感じるのですが,彼らの“いじり”“刺激”には,何故か抗することができない…。嫌いなタイプなのに何故か惹かれてしまう…もしかしたら,こういった演奏が一生を共にする演奏なのかもしれません…。シュスタコーヴィチの14番も。

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  • ★★★★☆ 

    銀蛇亭  |  福島県  |  不明  |  13/July/2011

    モーツァルトのレクイエムは、あまたある版の問題もあり、玉石混淆、諸盤紛糾の様相…あるものは未完部分を積極的に作曲し(レヴィン版)、またあるものは補筆部分を一切削除しフラグメント遺稿のみで演奏(シュペリング盤)。ジュスマイヤー版の地位も下がったり上がったりと、いつまで経ってもレクイエム論争は静まることを知りません。しかし、もう手練手管はおおかた出し尽くしただろうと思いきや、またも珍奇なる盤が極寒の地より登場。異能集団を率いるのは、ギリシャ人指揮者のクルレンツィス。コントラストのきつい、速めの演奏ながら低音部重視の編成なので、不思議な重量感があります。下述の手管とあいまって、サヴァール盤以上に土俗的な雰囲気を醸しています。時折、コル・レーニョ奏法(coll’arco al roverscio)らしき乾いた打音が聞こえます。いったい何させているのかね?(ディエス・イレ等顕著)。これは弓の木の部分で弦を叩く奏法で、ヴァイオリン協奏曲第5番で“トルコ風”の効果を大いにあげるのに指示されている周知の奏法ですが、ちょっと違う気も。日本盤解説書には何か書いてあるのかもしれませんが、どなたか御示教ください。「ラクリモサ」がアーメンとともに終わらんとするや、納舞の巫女がごとき鈴の音がシャラン〜。突如始まるアーメン・フーガ。これはモーンダー版を嚆矢にレヴィン版、ドゥルース版で採用されているモーツァルトによる草稿、すなわち、続誦を締め括るアーメンのために、モーツァルトが生前フーガの構想を抱いていたことがわかる16小節のスケッチ(ベルリン図書館でプラートにより発見)、それを補筆せぬまま後続させ、ぷっつり終了…また鈴の音シャラン〜。クルレンツィスはギリシャ人ですので、ギリシャ正教会のミサ儀式、ビザンティン聖歌等で用いられる手鈴を採り入れたのでしょうかね。かなり蛇足に思われますが、いずれにせよ異教的雰囲気の演奏により効果を与える役割は果たしております。一聴瞠目、否瞠耳せしむ、といった演奏であり、何度も聴き続けるといった盤ではないかも知れません。

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  • ★★★★★ 

    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  30/May/2011

    ショスタコの14番、ヴァインベルクの歌劇『パサジェルカ(乗客)』(比較の対象がない演目だが、この指揮も凄かったと思う)に続く新譜で、今度は古楽オケとしては王道と言える曲だが、またしても誰にも真似のできない演奏。もちろんノン・ヴィブラートで音色は地味、オルガンも加わっておらず、色気を削ぎ落としたモノクロームといった印象だ。しかし、激烈な部分と柔らかく慰撫するような部分、強音と弱音のコントラストが凄まじく大きい。ジュスマイヤー補筆部分はほぼそのまま演奏されていて、バイヤー版に近い印象だが、「ディエス・イレ」など、これまで聴いてきたものとあまりに違う。「ラクリモーサ」の後には、東方教会風の鈴の音をブリッジとして、アーメン・フーガが続くが、補筆はされず、モーツァルトの筆の途絶えた所で打ち切られている。ピリオド・スタイルの行き着いた果てに、このような、なまなましい表現主義が出てくるというのは実に興味深い。

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