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Dvorak, Antonin(1841-1904)

SHM-CD (Xrcd24)(Contrabass)cello Concerto: Gary Karr(Cb)朝比奈隆 / 大阪po

(Xrcd24)(Contrabass)cello Concerto: Gary Karr(Cb)朝比奈隆 / 大阪po

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  26/September/2010

    ドヴォルザークのチェロ協奏曲をコントラバスで弾くという、一歩間違えるとゲテモノ扱いされかねない企画ではあるが、そのような懸念を一挙に吹き飛ばしてしまうような素晴らしい、そして感動的な名演だ。まずは、朝比奈の指揮が見事。冒頭からして深沈としたテンポがいかにも巨匠的表現であるし、第2楽章の抒情的表現も、溢れんばかりの情感の豊かさだ。終楽章の終結部に向けた盛り上がりも、さすがは朝比奈と言うべき重量感溢れる迫力に満ち溢れている。その朝比奈の重厚な伴奏の下、ゲリー・カーは実に感動的な演奏を繰り広げている。チェロパートをコントラバスで弾いたのに感動したわけではない。もちろん、そうしたカーの技量は十分に感服には値するとは思うが、そのようなことは二の次。何よりも、カーが奏でる情感豊かな演奏、表現に感動を覚えるのだ。特に、第2楽章の抒情的表現は、チェロによる過去の様々な名演でも、果たして太刀打ちできるかどうかというほどのハイレベルな次元の演奏を繰り広げている。録音も素晴らしいの一言。SHM−CDとXRCDの組み合わせは、さすがに、SHM−CDとSACDの組み合わせには勝てないが、十分に鮮明なハイレベルの高音質に仕上がっていると言える。

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