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Mahler (1860-1911)

SACD Symphony No, 1, : Haitink / Chicago Symphony Orchestra

Symphony No, 1, : Haitink / Chicago Symphony Orchestra

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  • ★★★★★ 

    trajanus  |  東京都  |  不明  |  11/February/2018

    既に色んな評が出揃っており、余り多くを付け加えることもないのですが・・・空疎さの微塵もない豊かな美音が織りなす演奏は何度聴いても素晴らしいものです。苦み走った青春譜の趣がある部分やシカゴ響の合奏力とソリストの技倆の見事さが相乗して近代器楽演奏の精髄を堪能できるような部分とがさながらに融合している、と言いたくなるような。それに、後年の多くの交響曲で様々に開花するマーラーの才能が早くも音の後ろに透けて見えるような思いがします。録音も非常に優れているのですが、既にご指摘のある通り、音圧レベルが一般的なCDよりもかなり低く取られている為(SACDハイブリッド版が別途出ているせいでしょうか・・・詳しくは分かりません)、いちいち他のCDよりボリュームを上げて聴く必要があるのは媒体としての欠点かも知れません。他の方の評に苦言がましいことを言うのは好みませんが、一言だけ申し上げたいのは、このハイティンクの指揮する演奏から情熱も歌もカタルシスも感じ取れないというのは、演奏のそのもののせい、というより、聴き手と演奏との相性や聴き手の求める心的な価値の問題で、そのような感じ方が何ら絶対的な尺度ではあり得ない、ということです。

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  • ★★★☆☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  05/August/2011

    さて、みなさま絶賛の嵐のところ、やっぱり私は同意できません。もちろん、オケの技術は完璧、指揮者は曲を熟知し何の迷いもない確信に満ちた進行。現代オーケストラ芸術の一つの極致でありましょう。その意味では、究極の演奏かもしれません。ですが、曲の魅力がまるで伝わってこない、その意味では不出来な結果となりました。苦しみもなく、情熱もなく、のびやかな歌もなく、最後の開放感もなく、ないないづくしであります。あるのは「余裕」のみ。どうかなあ。あくまで個人的感想ですが、こんな「巨人」は聴きたくないなあ。残念です。

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  • ★★★★★ 

    a &vマニア  |  東京都  |  不明  |  09/July/2010

    最弱音から最強音まで、重低音から超高音までダイナミックレンジが恐ろしいほど広く、振幅の大きい演奏を見事に捉えた素晴らしい録音。どんなに大きくても柔らかで刺激のない音響が際限なく膨らみ部屋を満たす。 演奏は、絶妙な歌い回し、郷愁と憧憬に満ちしかもスケールが非常に大きくまさに巨匠の芸。 ベルリンフィルとの映像も見事だが、一段と自在に音楽を語らしめる能力の高まりを感じる。圧倒的な4楽章は特に聞きもの。

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  • ★★★★★ 

    翔鶴  |  山口県  |  不明  |  17/June/2009

    初聴は30年前の大学生のとき、ぼちぼちマーラーを聴き始めようかと思っていたらロック好きの同級生から『マーラーは比較的聴きやすいね。』とアドバイスを貰いました、意外でしたが。初聴盤は小澤征爾BSOで勿論LPです、それ以来何枚出会ったでしょう。さて当CDは普通ひっそりと聴くと録音レベル不足を感じますが、休日昼間に度数を上げて聴くと大迫力です。しっとりとした演奏やオーディオ的にも不満はありません。まあ、しかし『聴きやすいね。』指南されたマーラー巨人も癖がありますね、良い意味で。

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  • ★★★★★ 

    KANA07  |  石川県  |  不明  |  30/May/2009

    端正な音づくりでハイティンクの音楽性が十分現れた名演。テンポは、遅いがまったく遅さわ感じさせない密度の濃い演奏。録音も非常によく迫力も十分ある。バーンスタインやゲルギエフとは逆で激しさより美しさや細かなところまで行きとどい濃密な曲作りで大変いやされるところもある。欠点と言えば、録音レベルが非常に小さいので大音量で聞かないと良さが出てこない点と3楽章冒頭のコントラバスが、ソロではなくソリであること。ここはやはり独奏の腕前を聞きたいところ。

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  • ★★★★★ 

    雁之介  |  大阪府  |  不明  |  10/March/2009

    若さの中の「瑞々しさ」「力強さ」「切なさ」の表現をゆっくりのテンポで描く手法。どうしても「若さ」というとフレーズ取り自体が、速かったり、波高かったりさせるのが常套なのだけれど、この演奏は主人公自身はそんなに動き回らない。そのかわり、周りの森が鳥が、川の流れが気持ちを急き立てるように前に乗ってゆく。それによって、大きく動くことのない主人公の微細な内面の変化を、この1番で表現。歳を食うと、「若さ」ってそうだったな、と。ただの懐かしみや回想だけでない、若い日の宝物のような時間が詰まった演奏。ところで、聴いた後ケ

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  • ★★★★☆ 

    レオナルド  |  日本  |  不明  |  28/February/2009

    遅めのテンポで細部まで細やかに演奏しているように思います。ハイティンクなのでテンシュテットのようにはならないと思ってはいましたが、思いのほかあっさりとしていました。オケのためか、淡々と明るく美しい旋律が流れて行きます。最近出たSKDとのブルックナーの8番は濃密な演奏のように思いました。今のハイティンクはマーラーの交響曲は向き、不向きがあるように思います。穏やかな曲想の3番は良かったので、より内省的な9番をシカゴ交響楽団で早く聴いてみたいです。

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  • ★★★★★ 

    なかじぃ  |  大阪府和泉市  |  不明  |  28/February/2009

    いじるだけが能ではありません。この演奏、基本的に88年のベルリンフィルの時の解釈と変わりませんが、遅めのテンポで、『スケール感はさらに増している』印象です。あちこちいじらなくてもこれだけ立派な演奏になるところがハイティンクの凄いところ。

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  • ★★★★☆ 

    タjカ  |  長野県  |  不明  |  27/February/2009

    最初聴いたとき、テンポの遅さに若干の不安を覚えました。 1楽章では明らかに前のめり気味のオケと、それを抑える指揮との間に齟齬が見受けられますが、これはハイティンクが遅めのテンポに強く拘った結果生じたものであり、その意味では確信犯的です。  しかし、最初はピンと来ませんでしたが、何回か聴くうちに1楽章の何とも大らからスタイルがだんだんと心地よくなってきたました。 それこそジャケットデザインにあるように森や鳥たちが登場するような風情です。 巨人は若書きの曲なので溌剌としたイメージですが、このような大らかな演奏も

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  • ★★★★★ 

    閑人  |  倉敷市  |  不明  |  25/February/2009

    21世紀初頭のスタンダードと言っていいぐらいではないでしょうか。微細に意匠を凝らしていても、達人の一筆書きの如き、この自然な仕上がり。一枚物なのに値段が高いのが玉に瑕ですが、最高級品といったところでしょうね。

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