Sym.21-36, 38-41: Krips / Concertgebouw O
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wanderer | 埼玉県 | 不明 | 20/April/2018
ペンタトーンから、パリとプラハがSACDサラウンドで出ていると言う事は、このモーツアルト全集は4チャンネル録音だった可能性があると言う事だ。考えてみて下さい、私は震えが止まらない、是非ぜひSACDサラウンドで聴いてみたい。特に交響曲リンツは天才が3日間で作曲したと言うので一般市民は「手抜きじゃね」みたいな印象を持つようだが、これこそモーツアルトが本気になって全力投球した作品、当時のウイーンはトルコに周囲を囲まれて占領されそうになると言う悪夢から逃れてトルコ軍楽隊のリズムがウケていたようでモーツアルトもいくつか作品に取り入れている所を見るとかなり気に入っていたと想像できる、というか、作曲家はマンネリを嫌うので新しいリズムを常に探しているものらしい。このリンツを聴いているとトルコのリズムはインディアンが焚火の周りでダンスをするリズムに似ている事に気づく、これは後の世のロックンロールのリズムではないか。どうもリンツは天才指揮者と言う触れ込みの人種を刺激するらしい、クライバー、ケルテス、バーンスタインなどが挑戦しているのは偶然と思えない、しかしながら結果は全て残念でした賞に終わっている。オーケストラを掌握できるほどリズムを叩き込めていない。成功例はカラヤン、クレンペラー、そしてこのクリップス先生。聞いていると全身の血が湧きかえり、ヘッドバンキングするのが抑えられない。ここまでオーケストラを追い込んで天の高みに届こうとする演奏は空前絶後、もう現れる事はない。この録音の後しばらくしてクリップスは世を去ります、つまりこの録音はクリップスが我々に送った遺産です。きっと彼は天国から地上を見下ろして笑っているでしょう「ワシほどモーツアルトとベートーベンを演奏できるものが他に居るかな」1 people agree with this review
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ヨシ様 | 東京都 | 不明 | 03/January/2018
今、聴きながら書いているが。クリップスのモーツァルトは絶品です。 柔らかくて品のある響き。本当に素晴らしい。 コンセルトヘボウの音もとても良い。 モーツァルトの演奏は、こうあるべきだと思わせる、クリップスの最良の 遺産である。4 people agree with this review
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KEY | 神奈川県 | 不明 | 05/May/2015
地味ながらもモーツアルトの交響曲集としては不動の位置を占めている名盤。コンセルトヘボウの暖かい響きに乗せてクリップスの作曲者への共感溢れる指揮ぶりが肌で実感できる演奏です。重すぎも軽すぎもしないし、テンポも抜群に良い。昔クリップスがサンフランシスコ響と来日した際に聴いた39〜41番の交響曲の演奏会が思い出されます。オケは必ずしも好調とは言い難かったが、クリップスの慈しむような楽しそうな指揮が印象的でした。クリップスでは、ベートヴェンの全集、チャイコフスキーの5番(第2楽章でのウイーンフィルのホルンが抜群です)とともに、最も聴くことの多いCDです。5 people agree with this review
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ドレクスラー | 神奈川県 | 不明 | 12/October/2014
名盤といわれながら、これまでなぜか敬遠して聞いていなったのが本当に悔やまれる、生粋ウィーンは生まれながらにセンスが違うのだろうか。改めて聞いてみたがこれほど粋で洗練されたMozartは類を見ない。自分の耳が確かなのか些か不安で、これを機にトスカニーニ、ワルター、フルトヴェングラー、フリッチャイ、シューリヒト、クレンペラー、ベーム、クーベリック、チェリビダッケ、スイトナー、など改めて聞き比べてみたが、この演奏が持つ洗練度合と品格の高さは、曲の別を問わず別格である。曲を借りて何等かのイメージを再現するかのような偏りから一切自由で、音楽の喜びと生まれたての躍動感に溢れ、モーツアルトの天分を再現した理想の盤だと思う、今回聞き比べたところ、クレンペラー・ニューフィルハーモニアの後期交響曲集の味わいが一番近かったのは意外だった。いつもモーツアルトの交響曲を巨大なコンサートホールで聞くときに違和感があったが、今回このアルバムとクレンペラーを聞いて、なるほどと合点がいった。4 people agree with this review
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greyfalcon | 福岡県 | 不明 | 20/September/2014
Philips が Decca に吸収されて消滅したために音の傾向ががらりと変わってしまったのは仕方ないとしても、この Mozart だけは Philips の方がまろやかで良かったなぁ。Decca のリマスターにより残響が取り去られてすっきりし、ピラミッド型のどっしりした響きになり、音に芯が出てきた。力強さは増したが、芳醇でとろけるような柔らかな響きは失われてしまった。演奏は、現代的なものに背を向け、鄙びた味わいが際立つ。悪く言えば、時代遅れのゆるくて退屈な演奏と切り捨てる御仁もいよう。しかし、今時こんなに典雅でほんわかした Mozart が聴けること自体が奇跡であろう。これが録音された当時は古めかしくてどうってことない演奏だったのだろうが、今となっては古き良き時代のスタイルを今に留めた貴重な遺産と言え、よくぞ録音してくれましたと感謝したい。これだけを聴くことは Mozart 像がいびつになってしまう虞があるが、名盤の一つとして聴き継がれて行くべき演奏だと思う。優雅で美しく幸せな気分になれる Mozart ですよ。9 people agree with this review
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やまちゃん | 兵庫県 | 不明 | 27/March/2014
やっと好みの演奏に出会いました。これまでワルター、スイートナー、テイトを愛聴してましたが、クリップス、コンセルトヘボウも実に素晴らしい。何やら香りたつような響き、豊かな低弦。こんなにも演奏、録音が好みなモーツアルトはなかった。昔、コンサートホールソサエティだったかな?劣悪な録音のクリップスしか知らなかったので驚きです。ワルターもこれ位の録音状態であれば、と思います。廉価版のベートーヴェン交響曲集も聴いてみようかな。4 people agree with this review
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燕の巣 | 静岡県 | 不明 | 08/March/2014
クリップスといえば、お洒落な缶に収まったロンドン響とのベートーヴェン交響曲全集も素晴らしく、廉価盤をきっかけに評価が高まった指揮者。ふんわりと包み込む癒し系の演奏で、気品のある非常に味わい深い名演となっている。ハフナーと39番が絶品。4 people agree with this review
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silver | 東京都 | 不明 | 31/March/2013
理知的で格調高い指揮。全てのフレーズをじっくりと丁寧に歌い上げていく。オールドタイプのモーツァルト演奏だと思われるが、艶やかなコンセルトヘボウの音によって至福の時間を過ごすことができる。デッカのアナログ録音も極めて優秀だ。一生物の名盤。あえて言おう、最高であると!!4 people agree with this review
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広島のパヴァンヌ | 広島県 | 不明 | 27/October/2012
とてもいい演奏なので知人(フルート奏者)にも紹介すると、「ゆっくりした演奏ですね」との返事。それでも気に入ったようすでした。録音がきれいで弦がつややか、木管が美しく、ホールトーンも豊かに録れています。ベーム、マリナー、マッケラスと聴いてきて、いつまでもしばしば聴きたいと思ったのはこれです。クリップスがなくなる前年までに収録されたものですが、まだ長生きしていれば全集になったかもしれない。クリップスに白羽の矢を立てたプロデューサーに拍手。これ、全部廉価でSACD化されませんかね。いつまでもカタログに残って欲しい名盤です。4 people agree with this review
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にゃおにゃお金 | 千葉県 | 不明 | 21/October/2011
まさに「人類の至宝」と呼ぶべき珠玉の名演揃い。全体的にゆったり目のテンポをとりながらアンサンブルが全く綻びを見せないのには、驚嘆する他無い。「何も足さない。何も引かない。」という趣の演奏なのに、それが物足りなさや平凡な感じに陥らず、聴いた後に心地良い充足感を残す。こういう芸は誰にでも出来る類のものでは無い。クリップス偉大なり!4 people agree with this review
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tromba | 茨城県 | 不明 | 19/June/2011
100円ショップで購入したベートーヴェンの交響曲CDでクリップスに出会った。ウィーン流儀の音(粋?)が楽しめ(オケはコンセルトヘボウだが)、熟成されたワインのような音楽に感謝。今の感覚だとちょっと遅めのテンポ、交響曲というよりディベルティメントのような鷹揚な音楽作りだが、これはこれ。十分説得感があり、楽しめる。購入して良かった。他の人に薦めたらこれも喜ばれた。4 people agree with this review
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たーさん | 神奈川県 | 不明 | 28/April/2011
はじめにこの楽団の名前のこと。オランダ語でKoninklijk Concertgeouworkrstと綴る楽団は強いて直訳すれば「王立コンセルトヘボウ管弦楽団」となるだろう。因みにこの名称になったのは1988年のことで,創立100年を祝ってのことらしい。この6枚組のCDが英語で Concertgebouw Orchestra と表記しているのは録音時期に照らせば正確だということになる。 Royal Concertgebouw Orchestra とは今日の正式名称からの部分英訳で楽団自身の訳でもあるようだが,日本語でも「ロイヤル・コンセルトヘボウ」となるのはどうにも解せない。「英語」に対する無意識な卑屈さの表れとみたら穿ち過ぎかもしれないが「ロイヤル」というコトバに痺れたがるせいかな。言語も文化の一つと考えると些か情けない話ではある。閑話休題。 K.550とK.551の組み合わせで廉価盤が出た時に「この値段なら」と買ったら,これが驚くべき名演だった。総じて遅めの運びだが音楽が「だれる」ことはない。それどころか前者にみられる緊張の持続や,後者の表情の豊かさなどはこの「程よい遅さ」もあってのことかと思う。 このCDが出たことは知っていたが,どうしようかと迷っているうちに安くなっているのに気づいたので飛びついた。 届いてまず聴いたのはK.543,ついでK.425,それからK.134...。「中間報告」的に記せばこれは少なくとも「買い得」である。平板な言い方だが聴いた曲はどれ見事な演奏である。たとえば「リンツ」や「パリ」(これらは“遅め”ではない)では時おり見受けるぶっきらぼうな感じの弾き方・吹き方が実に洒落た味わいとなっているし,K.201の軽やかさは,たとえばバーンスタインのそこここに熾熱が籠ったような表現と好対照である。 クリップスといえば,ヴィーン・フィルとの「驚愕」と「未完成」を収めたLPが 忘れられない名盤であり,モーツァルトなら「ドン・ジョヴァンニ」というそれこそ「超」がつく名演がある。それらを聴いていながら交響曲集がLPで出たときにさほどのこととは思わなかったのはなぜだろう。鈍かったというわけだ。2 people agree with this review
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arisuyama | 愛知県 | 不明 | 03/March/2011
分売を入手して10数年間も埋もれたままでした。しかし、これ「瞠目」の演奏ですね。オケの良さが一際冴えて弦の美しい事。ベームよりも寧ろ丹念に演奏しているように思いました。40番の3楽章から4楽章を聞いてください。 振りまくる昨今の指揮者を横目に「さあ、モーツァルトのメヌエットですよ。」とにこやかにタクトを泳がすクリップス。歳のせいかこう云った演奏が胸の奥にじんわりと喜びを感じさせてくれるようになった。聞かなかった10数年をあっと言う間に満たしてくれた、そんな演奏でした。感謝。4 people agree with this review
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ドクロちゃん | 島根県 | 不明 | 24/December/2010
モーツァルトさんありがとう。クリップスさんありがとう。一生の宝物です。死ぬまで聴き続けます。本当にありがとう!6 people agree with this review
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レオブルー | 東京都 | 不明 | 23/May/2010
やっとモーツアルトの交響曲集で、希望したところに近いものに出会えた感じがします。オトはやや固めでおっしゃるフィリップス盤が聴きたいところですが、現状でもいいレベルではあります。モーツアルトらしくと言うのも何ですが軽みのあるところが誰でも演れて聴けて、その親しみ易さがまさに本領とすれど、更には譲らざる厳しき美感覚が難しいところとなってしまうところで重くならずに持ちこたえて楽しく聴けました。やっと5つめにしてですが、皆様のおかげです。4 people agree with this review
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