Mozart: Requiem
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ERINA | 不明 | 不明 | 04/May/2010
哀しみの烈しさをきびきびと速いテンポで強調したドラマ性に富んだ演奏。コーラス叫びます。鎮魂、慰撫するという感じは余りありません。同じオケ、コーラスを振ったベーム盤とは全く方向が違う。血気盛りの若者と、重厚に包み込むベテランみたいな。ケルテス盤はコーラスの配置が通常と違い、女声を二分して男声を挟んでいるように聴こえました。2 people agree with this review
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天井桟敷 | 東京 | 不明 | 11/February/2009
渾身の名演。ウィーン・フィルをこれだけ縦横にドライヴしたレクイェム演奏は他に見当たらない。 実際、これを聞いてしまうと世間で定評あるベーム盤を聴くとあまりの「ぬるま湯」にあきれてしまうほどだ。しかも、レクイェム本来の荘厳さ、「死」への人間の恐れと「神」への救済がダイレクトに伝わる。加えてバイロイトの名合唱指揮者ウィルヘルム・ピッツの合唱統率、モーツァルト研究の権威でもある名プロデューサー、エリック・スミスの手になる音作りも万全で、ケルテスの遺産でも最右翼に置かれる名盤と思う。2 people agree with this review
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三十路 | 熊本市 | 不明 | 12/November/2008
確かに劇場型の分厚い合唱の演奏です。同じオケで、名高いベーム盤はこの6年後に録音されるのですが、そのベーム盤とはかなり趣が違います。合唱の力強さは、カラヤンやムーティ盤に劣らないものでしょう。2 people agree with this review
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一人のクラシックオールドファン | 芦屋 | 不明 | 26/August/2008
ケルテス/VPO他のモーツアルト「レクイエム」は明確なリズム感を基調にケルテスならではの手堅く素晴らしい出来上がりを構築しております。オーケストラ、合唱がヴェテランチームであることも一つの要素ですがケルテスの音楽性はどの盤をとっても一定の評価をゲットするわけです。ただ少し・・これは個人的な好みに過ぎませんが・・・レクイエムにしては強いというか分厚い印象があり「鎮魂」から外れた劇場型に終始したことで終楽章を終えたところでどのような拍手を迎えるのか演奏者にとって課題だったかもしれません(カラヤンなども同様かも?)4 people agree with this review
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