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Bruckner (1824-1896)

SACD Bruckner: Sinfonie Nr.4 Es-Dur `romantische`

Bruckner: Sinfonie Nr.4 Es-Dur `romantische`

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Showing 1 - 6 of 6 items

  • ★★★☆☆ 

    abbadondon  |  栃木県  |  不明  |  07/June/2014

    晩年のBPOとのブルックナーシリーズで一躍脚光を浴びたヴァントなのだが、 今改めて聴きなおすと、5番・8番は良い。 しかし4・7・9はどうも腑に落ちない場所が多々ある。 ベルリンフィルの音がどうもすっきりしない。

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  Hyogo  |  不明  |  04/October/2012

    ヴァントは所謂スター的大指揮者が相次いで亡くなってからややそのポジションを埋め合わせする様に持ち上げられた感のある晩年でありました。風采からそう派手々しい処がないのに相応しく地道にブルックナー交響曲演奏に対しては以前から積み上げて来た実績からも一家言を有するに到った事は明々白々であります。ブルックナー交響曲の中でもその「ロマンチック」というネイミングで難しい音楽から脱却した様なこの曲についてもヴァントは本盤以外にも多くの名盤(後述)を遺しています。さて、本盤は1998年BPOを振ってのヴァント86歳の時のハース版(ほんの一部ノヴァーク版らしいのですが小生などには分りません)を使ったライブ録音という事なのですが、このライブ録音は他でもよくある数日分の演奏会から楽章別に録っているので・・・スタジオ録音ならいざ知らずちょっと正直その時の演奏の勢いというか流れ感の微妙な違いが先入観的に邪魔をしました。演奏タイムとしては@19’09A15’58B11’14C21’50とマァ程々な時間でとりわけBPOの機能的な響きが方向性としてヴァントらしさと完全一致していたかは疑問です。第1楽章は森閑としたただならぬ雰囲気の序奏から後は微妙なテンポの変化はありますが基本的にはゆっくり余裕を見せつつ推移します。私はここでは管楽器のバランスの良さに耳を奪われました。滔々と流れ進みフィナーレのどっしり感もBPOならではの説得性があります。第2楽章はゆったりと優しく進みます・・・決して厳しくはないけれども最後の方の思い入れたっぷりした寂寥感は素敵です。第3楽章にも聞かれたのですが録音ポジションからなのか演奏そのものからなのかはわかりませんが割りと伴奏的な反復パッセージが単調に強調される処・・・勿論他の演奏ではそこまでは聞えない箇所・・・は気にはなりました。最終楽章で冒頭のホルン合奏からその後の弦の旋律は印象的で続いて「持って行き方」の上手さをヴァントは垣間見せ、じわじわコーダに向かって行く・・・もうこうなったらブルックナー独特の世界へ底なしです・・・そして踏みしめてあの第一テーマが徐々に膨らんでいく有様はクラシック音楽の醍醐味でしょう。ヴァントのスケール感あるアプローチが有無を言わせません。BPOならではの洗練さを塗した「ロマンチック」交響曲なのかもしれません。音質も高品質盤のメリットで精緻に隅々にまでクリアさが素晴らしいです。前述のヴァント指揮「ロマンチック」の他の演奏というのは1976年ケルン放送SO(タイム@17’28A15’41B10’36C20’20)、1990年NDRSO(同@18’00A15’19B10’55C21’26)、2001年NDRSO(同@20’26A16’56B11’58C23’41)、同年ミュンヘンPO(同@20’17A16’38B12’00C22’46)等であります。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  27/March/2011

    ブルックナーの11ある交響曲の中でも第4は、ブルックナーの交響曲の演奏が現在のようにごく普通に行われるようになる以前の時代から一貫して、最も人気があるポピュラリティを獲得した作品と言える。ブルックナーの交響曲全集を録音しなかった指揮者でも、この第4の録音だけを遺している例が多いのは特筆すべき事実であると言えるのではないか(ジュリーニなどを除く)。そして、そのようなブルックナー指揮者とは必ずしも言い難い指揮者による名演が数多く遺されているのも、この第4の特殊性と考えられる。例えば、ベーム&ウィーン・フィル盤(1973年)、ムーティ&ベルリン・フィル盤(1985年)などはその最たる例と言えるところである。近年では、初稿による名演も、インバルを皮切りとして、ケント・ナガノ、シモーネ・ヤングなどによって成し遂げられており、第4の演奏様式も今後大きく変化していく可能性があるのかもしれない。ただ、この第4は、いわゆるブルックナー指揮者と評される指揮者にとっては、なかなかに難物であるようで、ヨッフムなどは、二度にわたる全集を成し遂げているにもかかわらず、いずれの第4の演奏も、他の交響曲と比較すると必ずしも出来がいいとは言い難い。それは、朝比奈やヴァントにも当てはまるところであり、少なくとも1980年代までは、両雄ともに、第4には悪戦苦闘を繰り返していたと言えるだろう。しかしながら、この両雄も1990年代に入ってから、漸く素晴らしい名演を成し遂げるようになった。朝比奈の場合は、大阪フィルとの1993年盤(ポニーキャノン)と2000年盤(エクストン)盤が超名演であり、これにN響との2000年盤(フォンテック)、新日本フィルとの1992年盤(フォンテック)が続くという構図である。これに対して、ヴァントの場合は、本盤におさめられたベルリン・フィル盤(1998年)、ミュンヘン・フィル盤(2001年)、北ドイツ放送響とのラストレコーディング(2001年)の3点が同格の超名演と高く評価したい。本演奏におけるヴァントは、必ずしもインテンポに固執していない。第3楽章などにおけるテンポの変化など、これまでのヴァントには見られなかった表現であるが、それでいてブルックナーの本質を逸脱しないのは、ヴァントが最晩年になって漸く成し得た圧巻の至芸と言えるだろう。また、眼光紙背に徹した厳格なスコアリーディングを行っており、全体の造型はきわめて堅固ではあるが、細部に至るまで表現が緻密でニュアンスが豊かであり、どこをとっても深みのある音色に満たされているのが素晴らしい。金管楽器なども完璧に鳴りきっており、どんなに最強奏してもいささかも無機的には陥っていない。これは、ベルリン・フィルの卓越した技量によるところも大きいが、ヴァントによる圧倒的な統率力にも起因していると考えられる。第2楽章は、聖フローリアンを吹く一陣のそよ風のようにソフトに開始されるが、その筆舌には尽くし難い繊細さは崇高な高みに達している。その後は、ブルックナーならではの情感豊かな音楽が続いていくが、ヴァントはいささかも感傷的には決して陥らず、高踏的な美しさを保っているのが素晴らしい。いずれにしても、本演奏は、ヴァントが80代半ばにして漸く成し遂げることが出来た第4の至高の超名演であり、これぞまさしく大器晩成の最たるものと評価したい。録音も、マルチチャンネル付きのSACDによる極上の高音質録音であり、これは、通常CDである前述のミュンヘン・フィル盤やラストレコーディング盤に対して、大きなアドバンテージとなっていることも忘れてはならない。

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  • ★★★★★ 

    海道 哲  |  千葉県  |  不明  |  05/September/2010

    素晴らしい演奏と録音:  素晴らしい録音と演奏である。第1楽章の冒頭部分からその音場の広さに圧倒される。まるで押し寄せるさざ波のような弦楽器群の音に冒頭から鳥肌ものである。オーケストラ全体の音像のイメージとしてはホールの座席位置でいうと10列より前といった感じである。このダイナミックレンジの大きい曲を余すところなくとらえているところは流石SACDである。各楽器の音色は自然で、高域から低域にかけての量感もごく自然である。名演奏、名録音、名曲と三拍子揃った名盤で、オーディオマニア必携のSACDである。

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  • ★★★★★ 

    KEI  |  神奈川県  |  不明  |  21/May/2009

    エソテリックとの共同作品だったはず。原版から起こすのにも、最大限音質にこだわっていたとのこと。期待はしていたが、それ以上だ。SACD層ばかりに目が行きがちだが、何気にCD層もSBMを使うなど気を使っている。圧倒的な音質のよさである。音質にこだわる人ならほしくなるだろう。

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  • ★★★☆☆ 

    コーキロマンハ  |  神戸市  |  不明  |  13/May/2008

    やや期待がはずれました。ライブだからでしょうか、BPOの演奏が粗く感じられます。アンサンブルも今一だし、第一楽章最終部、金管の強奏が繰り返される箇所で奏者の息が切れてしまっています。カラヤンのと聞き比べましたが別のオケのようです。そもそもカラヤンのはブルックナーではありませんがね。何かオケに緊張感が感じられず統制がとれていなようで残念でした。SACDで録音スペックは良いですが・・・。口直しにMPOのを聞いてみたくなりました。

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