Mahler (1860-1911)

SACD Sym.9: Tilson Thomas / Sfso

Sym.9: Tilson Thomas / Sfso

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    Levinson  |  北海道  |  不明  |  20/October/2020

    2019年1月にウィーンへ渡航し、学友協会大ホールでトーマス氏とウィーンフィルによるマーラー9番を生で聴く機会に恵まれ、この指揮者のマーラー演奏の素晴らしさに気付かされた。 特に第四楽章では、じっと目を閉じ目の前で響いているこの世のものと思えないほど美しい弦の響きに身体が震えるほど感動し、思わず涙が止まらなくなってしまった。学生時代にクラシック音楽にはまって以来40年が経ったが、ここまで深く感銘を受けた演奏は無かった。 当日は午前中のゲネプロから鑑賞することができた。 第1から第3楽章まではほとんど演奏を止めることなくスムーズにゲネプロが進行したのだが、第4楽章では冒頭直後から何度も演奏を止めて楽団やコンサートマスターに念入りに指示を 出していたのが印象的だった。 その晩の本番コンサートで演奏された第4楽章の素晴らしさは 前述した通り。 詳しい専門的な説明は自分には出来ないが、弦に余計なビブラートや旋律への色付けの類いを極力排除し、あたかもマーラーが意図した響きはこう…と諭されているかのような自然体で緻密な響き。演奏中に目を閉じると、この世のものとは思えない壮大な景色が音の洪水と共に押し寄せてきて、胸がいっぱいになる貴重な経験を味あわせてもらった。 帰国したその脚で御茶ノ水へ向かい、このサンフランシスコ響との演奏CDを手に入れ帰宅した次第。 このサンフランシスコ響との演奏も大変素晴らしく、ウィーンで生で聴いたあの時の響きと記憶の中ではっきりと重なる感覚を覚える。 マーラー9番の有名な演奏は数多くあり、色々な指揮者で聴いてはみたが、あの時感じた深い感動を呼び起こしてくれるのは このサンフランシスコ響とトーマス氏になる演奏のみ…という結論。 他の演奏では、どうしても指揮者の作為的に聴こえる演奏のちょっとした部分の表現が邪魔をし、この曲の響きにイマイチ没入しきれない感覚を覚えてしまう。逆に言えば、それほどにトーマス氏による曲の解釈、表現が自然で巧みなのだと感じる。 ウィーンフィルとのゲネプロで観たあの第4楽章での念入りな指示はきっとそういう演奏表現をマーラー演奏では百戦錬磨、 本家本元の楽団員らに自らの意図を徹底させるために必要な作業だったのだと思っている。 もし知人にマーラー9番のオススメを尋ねられたら、迷わずこのCDを進めたい。

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  • ★★★★★ 

    ゆっきー  |  千葉県  |  不明  |  22/September/2020

    このコンビのマーラー最大の魅力は何といっても録音の良さだろう。数ある同曲のディスクの中でも随一である。サラウンド音声では、まるでコンサートホールにいるようだ。臨場感に溢れている。同シリーズの第5番を聴いて、ちょっと違うなと思った。音の強弱に幅がありすぎて、家庭オーディオでは正直扱いづらかった。その意味で、この9番の方がティルソン・トーマスには合っている。全体的に静かな曲調だからだろう。また、音楽づくりに癖がない。奏者に自由にやらせている。だから聴いている方でもリラックスして聴ける。第3楽章の中間部のようにここぞというところでは、テンポを落としてじっくり歌う。指揮者とオケに信頼関係がないとできない芸当だ。このマーラー、通常CDの2chステレオでは良さは伝わらないだろう。SACD、Blu-ray Audioあるいはそれ以外でも構わないので、今後も音楽はサラウンドで楽しみたい。そして同オケの新たなシェフ、エサ=ペッカ・サロネンにも期待したい。

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  • ★★★★★ 

    sunset_horn  |  千葉県  |  不明  |  27/April/2016

    全曲を俯瞰するしっかりとした設計の元で、緻密に丁寧にそして音楽的に構築された9番です。録音も素晴らしく、複雑に入り組んだ各パートをかなり明瞭に聞き取る事が可能です。一部、やり過ぎと感じるような表現も含まれますが、私には全く許容範囲でした。何より全曲を聴き終えた時、子供達が待つ、陽光あふれるあの丘、はるかなあの丘を垣間見た思いで、深い感動を覚えました。トーマスさん、本当にありがとう。

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  • ★★★★★ 

    Ed-JA  |  千葉県  |  不明  |  07/April/2011

    私がマーラーの交響曲が好きになったきっかけは小学生の高学年の時、ベルティーニ/N響の3番で、それからはショルティ/シカゴの悲劇的に始まり、このコンビのマーラー全集を聴くに至りました。しかし、このコンビでもショルティの解釈上の問題とシカゴのセッション録音にも拘らず、凡ミスをする点で、どうも3番と9番に疑問が残り、様々なCDを購入し名盤は無いか探していました。そして、ようやくこのティルソン・トーマスの演奏に出会い、トータル的に満足の出来る演奏が出現しました。全ての楽章に関し高水準で解釈も大変素晴らしく、勿論録音状態も万全です。9番と言えば私は声を大にしてこの演奏をお薦めしたいと思います。彼とこのオケに感謝です^^。

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    Seiru  |  千葉県  |  不明  |  24/May/2010

    テンポが遅く、名盤との声も高いあのジュリーニの演奏よりも40秒前後遅いという非常にゆったりとした第9交響曲です。ただし何方かがジュリーニ盤で仰られた「巨象がゆっくりと歩を進めるような…」といった印象ではありません。テンシュテットなどによくある、慟哭に駆られ、狂気に取り憑かれ、駆り立てられ、そして死へと一直線に…といったエグイ演奏でもありません。死期を悟ったマーラーの、温かい感傷の海へ、ゆったりと沈んでいく…そんな透明感のある、救いのある…闇へ沈んでいくなか、最後に微かな光が見える…そう形容したらよろしいでしょうか。アダージョの最後の弦がゆったりと静寂に消えていくまでの89分が、あっという間に過ぎ去った演奏は初めてでした。マーラーチクルスの一角にしては出来が非常にいいです。恐らくトップを争える名盤となるでしょう。MTTに心からの賛辞を。

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  • ★★★★★ 

    masato  |  新潟県  |  不明  |  29/March/2010

    カラヤン・バーンスタインの両横綱の間に割って入る強力な大関。第1楽章での強弱・緩急の対比、第2楽章でのおどけた狂気感、第3楽章での疾走する狂気感、そして最終楽章の深み、まだまだ両横綱の方に分があるけれど、全曲を通した“美しさ”では、両横綱を完全に凌駕している。「カラヤンを聴きたい時はカラヤンを。バーンスタインを聴きたい時はバーンスタインを。そして、マーラーの第九を聴きたい時は、このM.T.トーマスを」である。我が家のCDラックの最高の三角関係!

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  • ★★★★★ 

    なかじぃ  |  大阪府和泉市  |  不明  |  31/July/2009

    演奏時間が長いにも関わらずそれを感じさせない。淡々としているようで実に深い演奏だと思いました。 ドロドロしたマーラーではありませんが、独特の透明感にすーっと引き込まれるような演奏です。

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  • ★★★★★ 

    m326  |  新潟市  |  不明  |  16/January/2009

    圧倒されました。これは絶対に聴いて損はないと思います。特に終楽章では弦がたっぷりと歌っていて素晴らしい。

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  • ★★★★★ 

    New Alessi   |  千葉県我孫子市  |  不明  |  03/November/2008

    追伸です。このレーベルの2枚組みは2枚目を出す時に硬く、ケースの破損の恐れがありますので要注意です!!!

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  • ★★★★★ 

    New Alessi   |  千葉県我孫子市  |  不明  |  01/October/2008

    89分とたっぷりと時間をかけた、ライヴとは思えない演奏ですね。MTTの解釈も速めでいいところは早く、遅くして欲しいところは遅くし、自分にはフィットした演奏になっています。音質は通常のCDでもかなり優秀です。

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  • ★★★★★ 

    Adagietto♪  |  千葉県  |  不明  |  02/December/2006

    知と情のバランス、そしてオーケストラの技量も相まって、これほど高次元なマーラー実現したMTTにに拍手を送りたい。他のナンバーのどれも素晴らしい出来だが、この第九は奇蹟の名演です。

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  • ★★★★★ 

    fuka  |  横浜  |  不明  |  29/May/2005

    いつだったか忘れましたけどMTTのマーラー第9はサントリーで聴きましたが静かな演奏だったなという記憶があります。大体この曲の第一楽章なんて古今の交響楽のなかでも最高峰に属する名曲な訳ですからどの指揮者も力こぶの入れ方が違うと思います。MTTはじっくりとした長い節回しでこの曲の懐の深さを描出しています。叫び、皮肉、慰めをことさらに強調しなくてもむしろ曲自体が雄弁に語っているという感じです。他の曲はどうやってるのかしら。

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