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"R.Strauss Don Quixote, Brahms Double Concerto : Feuermann(Vc)Heifetz(Vn)Ormandy / Philadelphia Orchestra"

Strauss, Richard (1864-1949)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
OPK2102
Number of Discs
:
1
Label
:
:
International
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

『「猛烈」とでもしか言いようがないほど明確な発音』
不遇の天才チェリスト、フォイアマン晩年のRCAの優秀録音を復刻!
解説はバロック・チェロ奏者、指揮者の鈴木秀美!


カザルスが19世紀までのチェロ奏法の総括を行い、フォイアマンが20世紀のチェロ奏法を切り開いたと言われますが、彼は外科手術の失敗で39歳という若さでこの世を去ってしまいました。晩年といってもまだ全盛期、彼が最後に残した大曲の録音2曲をまとめました。『ドン・キホーテ』はフォイアマンの得意とするもので十代の頃から彼の十八番になっています。以前に出しましたトスカニーニとのライブ盤(OPK7033)と比べてみるのも一興でしょう。(オーパス蔵 相原 了)

「このブラームスに限らずどの録音でも、彼らの演奏は大抵、まあよくこんなに簡単そうに弾けるものだと呆れるほどだ。多くのチェロ奏者にとって、彼の演奏は励みというよりもむしろ「もう止めようか」と思わせる。なぜこんなにテンポが速いのかと思うこともしばしばだが、きっと彼らにとっては自然なテンポだったのだろう。とにかく「猛烈」とでもしか言いようがないほど明確な発音でパラパラと音が細部まで聞こえてくることは、この二人の演奏の大いなる特徴の一つと言える。1歳違いの二人、「ハイフェッツがヴァイオリンでできることは全部、私はチェロでできる」と豪語したと伝えられるフォイアマンだが、このブラームスを聴くと、さもありなんと黙って頷くしかない。言うまでもない才能や音楽性に加えて、彼らの弾いていた楽器もそれを助けるものであっただろう。私は縁あって、フォイアマンの楽器の元所有者であったAldo Parisot氏の家を訪ね、レッスンを受けると共に楽器を弾かせていただいた経験がある。少々細身に感じた1730年製のストラディヴァリは、まるでつい最近できたかのように健康で爽やか、胸の当たる箇所以外ニスもしっかり残って美しいものだった。その音の豊かさと歯切れの良さは驚くばかりで、Parisot氏は「良いことも悪いことも、あっという間にみんなに聞こえてしまうんだよ」と言っていた。言うまでもないことだが、フォイアマンが弾いていた当時はガット弦だったのであり、あの音の豊かさ、歌うような伸びやかさと発音はそれによって得られたものである。今回さらに音質を追求したものが聴けるようになったことは、学ぶものにとってもブラームスを愛するものにとっても、また弦楽器を愛するものにも等しく嬉しいことに違いない。」〜当解説書より バロックチェロ奏者、指揮者:鈴木秀美(オーパス蔵)

【収録情報】
1. ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調 Op.102
2. R.シュトラウス:交響詩『ドン・キホーテ』 Op.35

 エマヌエル・フォイアマン(チェロ)
 ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン:1)
 フィラデルフィア管弦楽団
 ユージン・オーマンディ(指揮)

 録音時期:1939年(1)、1940年(2)
 録音方式:モノラル(セッション)
 復刻原盤:UK-HMV(1)、US-RCA(2)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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