The Glenn Gould Collection (6DVD)

『ザ・グレン・グールド・コレクション』（６ＤＶＤ）
1992年にリリースされた6枚組LD-BOXが遂に世界初DVD-BOX化！
完全生産限定盤

数々の伝説に彩られたカナダが生んだ孤高の天才ピアニスト、グレン・グールド。22歳で米コロンビア・レコードと契約、デビュー・アルバムにバッハのゴールドベルク変奏曲を録音、それまでのバッハの演奏概念を大きく変えた。その後カラヤン、バーンスタイン、セルなど一流の指揮者と共演し、名声を築くが、64年31歳の時にすべてのステージから引退するいわゆるコンサート・ドロップアウトをし、以後はレコーディングと音楽の創作、著作活動に専念しました。1982年にこの世を去りますが、その直後にリリースされたのが「ゴルトベルク変奏曲」の再録音盤で、こちらも永遠の名盤となりました。
　『ザ・グレン・グールド・コレクション』は1954年から77年までにカナダ放送協会（ＣＢＣ）で放映されたテレビ番組をフランスの映像作家ブリュノ・モンサンジョンが12のプログラムにまとめなおしたもので、その後1992年にＬＤ−ＢＯＸとしてリリースされ、大きな話題となりました。グールドの演奏だけでなく、メニューインとの対話やラジオ番組のためのテレビCMなどがたっぷり629分も収録されています。
　類まれなる天才ピアニストの多彩な姿をとらえたグールド・ファン必見の映像作品、待望のDVD化。（ソニー）

総収録時間：629分
収録：1954年〜77年、カナダCBC放送画源
監修：宮澤淳一
カラー/モノクロ・モノラル録音

DISC1
・プログラム１「プロローグ」
　ベートーヴェン：ピアノ・ソナタ第30番〜第3楽章
　バッハ：パルティータ第2番〜シンフォニア
　B.モンサンジョンの解説
　グールド死去の報とモーリーン・フォレスターのインタビュー
　マーラー：交響曲第2番〜第4楽章「原光」
　ロシア音楽について語るグールド
　ベートーヴェン：エロイカの主題による変奏曲とフーガより
　バッハ：平均律クラヴィーア曲集第2巻〜第14番
　ウォルトン：「ファサード」第2組曲〜スコットランド狂詩曲
・プログラム２「メニューインとの対話」
　バッハ：ヴァイオリン・ソナタ第4番
　ベートーヴェンについての対話
　ベートーヴェン：ヴァイオリン・ソナタ第10番
　シェーンベルクについての対話
　シェーンベルク：幻想曲

DISC2
・プログラム３「コンサートの終焉」
　バッハ：パルティータ第5番より
　コンサートについて語るグールド
　スウェーリンク：ファンタジア
　ベートーヴェン：バガテル　作品126-3
　クシェネック：秋にさまよえる者の歌
　カールハインツ・クロップヴァイザーを演じるグールド
　バッハ：平均律クラヴィーア曲集第2巻〜フーガ第22番
　ベートーヴェン：ピアノ・ソナタ第17番「テンペスト」
　ヒンデミットについて語るグールド
　ヒンデミット：ピアノ・ソナタ第3番〜終楽章 フーガ
・プログラム４「フーガへの情熱」
　バッハ：平均律クラヴィーア曲集第2巻〜フーガ第7番
　ベルク：ピアノ・ソナタ 作品1
　ベートーヴェンについて語るグールド
　ベートーヴェン：ピアノ・ソナタ第30番
　バッハ：ピアノ協奏曲第7番
　バッハ：平均律クラヴィーア曲集第2巻〜第9番
　グールド：じゃあ、フーガを書きたいの？

DISC3
・プログラム５「知られざる指揮活動」
　ナイジェル・トゥイット＝ソーンウェイト卿を演じるグールド
　モンサンジョンの解説
　バッハのカンタータについて語るグールド
　バッハ：カンタータ第54番「いざ、罪に抗すべし」より
　ベートーヴェン：交響曲第6番「田園」(リスト編)の録音風景と湖畔を闊歩するグールド
　バッハ：ブランデンブルク第6番
・プログラム６「若き日のコンチェルト」
　バッハ：ピアノ協奏曲第1番
　ベートーヴェン：ピアノ協奏曲第1番〜第1楽章
　ベートーヴェン：自作の主題による32の変奏曲

DISC4
・プログラム７「幕間のロシア音楽」
　プロコフィエフ：束の間の幻影〜第2曲
　B.モンサンジョンの解説
　プロコフィエフ：ピアノ・ソナタ第7番「戦争ソナタ」
　スクリャービン：4つの前奏曲〜第3曲
　スクリャービン：3つの小品〜第3曲
　ショスタコーヴィチ：ピアノ五重奏曲〜第1・2・5楽章
・プログラム８「絡みあう声、交錯するメロディ」
　バッハ：フーガの技法〜コントラプンクトゥス第4番
　ベートーヴェン：自作の主題による6つの変奏曲
　ヒンデミット：歌曲集「マリアの生涯」〜第5曲「ヨゼフの疑い」
　ウェーベルン：ピアノのための変奏曲
　ベートーヴェン：チェロ・ソナタ第3番

DISC5
・プログラム９「R.シュトラウスとモーツァルト」
　R.シュトラウスについてグールド
　R.シュトラウス：4つの歌〜第2曲「ツェツィーリエ」
　モーツァルトについて語るグールド
　モーツァルト：ピアノ・ソナタ第13番
　ブルレスケについて語るグールド
　R.シュトラウス：ブルレスケ
・プログラム10「幕間のラプソディ」
　シューベルト：交響曲第5番〜第1楽章
　B.モンサンジョンの解説
　エレクトラについて語るグールド
　R.シュトラウス：歌劇「エレクトラ」（抜粋）
　R.シュトラウス：4つの最後の歌〜第3曲「眠りにつくとき」
　シェーンベルク：月に憑かれたピエロより
　ラ・ヴァルスについて語るグールド
　ラヴェル：ラ・ヴァルス（グールド編曲）
　ドビュッシー：クラリネットとピアノのための第1狂詩曲
　R.シュトラウス：ヴァイオリン・ソナタ〜第1楽章

DISC6
・プログラム11「諧謔と法悦」
　ベートーヴェン：ピアノ・ソナタ第17番「テンペスト」
　スクリャービン：3つの小品〜第2曲
　「オフェーリアの歌」について語るグールド
　R.シュトラウス：オフェーリアの歌
　マイロン・キアンティを演じるグールド
　B.モンサンジョンの解説
　バッハ：ゴールドベルク変奏曲〜アリアと6つのカノン
　B.モンサンジョンの解説
　カゼッラ：バッハ(B-A-C-H)の名前によるリチェルカーレ〜第1曲
・プログラム12「エピローグ」
　バッハ：平均律クラヴィーア曲集第2巻〜第3番
　バッハ：平均律クラヴィーア曲集第2巻〜第22番
　B.モンサンジョンの解説
　｢皇帝｣について語るグールド
　ベートーヴェン：ピアノ協奏曲第5番「皇帝」