Mahler, Gustav (1860-1911) ( Gustav Mahler )
Sym.9: Sinopoli / Skd +r.strauss: Tod Und Verklarung
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Item Details
| Genre : | Classical | Catalogue Number : | PH07004 |
|---|---|---|---|
| Format : | CD | Label : | Profil *cl* |
| Issued : | 13 Mar 2007 | Item sourced from : | Europe |
| Number of Discs : | 2 | ||
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HMV Review
シノーポリ&ドレスデンによる
マーラー9番&シュトラウス『死と変容』
ドレスデン・シュターツカペレ・エディションの1枚。2001年4月20日、ジュゼッペ・シノーポリは『アイーダ』の演奏中に心臓発作で倒れ、そのまま帰らぬ人となりました。ドラマチックな最期を遂げた彼を語る上で、まず真っ先に思い起こされる究極のレパートリーといえば、当時の手兵フィルハーモニア管と作り上げた全集録音(85〜94年)と、続くドレスデンとの『大地の歌』(96年)で知られるマーラーをおいてほかにないでしょう。
スタジオ盤より3年あまりを経ての第9交響曲。1992年以来首席指揮者を務めたドレスデン国立歌劇場管とのライヴは、極端なテンポ・ルバートを基調とした主情的なアプローチがいっそうの深化を遂げ、えもいわれぬ耽美的世界が繰り広げられています。
トロけるような官能と陶酔。93年録音との端的な違いの顕れとしては、第1楽章がおよそ5分、アダージョも2分以上と、すべての楽章の演奏時間が拡大した結果、全曲が10分も長くなっていることが挙げられます。
いっぽう、当楽団ととりわけゆかりの深いシュトラウスはシノーポリが世を去る3ヶ月前のもの。いくつかのオペラや『英雄の生涯』『アルプス交響曲』など主要な管弦楽作品を録音している当コンビですが、『死と変容』はこの顔合わせでは初めて。なるほど『シュトラウスのオケ』ドレスデン。こちらも匂い立つような色気がそこかしこに充満して、浄化の動機が歌われるあたり時に退廃的な美を醸し出して替え難い魅力です。ちなみにこの演奏はスタジオ盤(廃盤)よりも2分ほど速くなっています。
いずれにしてもシノーポリのアクの強さもさることながら、“どこまでも精緻で表情も濃厚”、このオケの底知れぬポテンシャルにはまったく驚かされます。
ここに聴く内容から想像するに、シノーポリ&ドレスデンはまだまだ恐ろしく凄絶な音楽をやってのけたであろうはずで、突然の死が惜しまれてなりません。(キングインターナショナル)
【収録情報】
・マーラー:交響曲第9番ニ長調 [92:08]
シュターツカペレ・ドレスデン
ジュゼッペ・シノーポリ(指揮)
録音時期:1997年4月6−8日(ステレオ)
録音場所:ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
・R.シュトラウス:交響詩『死と変容』Op.24 [26:27]
シュターツカペレ・ドレスデン
ジュゼッペ・シノーポリ(指揮)
録音時期:2001年1月10、11日(ステレオ)
録音場所:ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
【参考データ(実測値)】
マーラー演奏時間
・シュターツカペレ・ドレスデン(1997)
32:51+16:54+14:12+28:11=92:08
・フィルハーモニア管(1993)
28:05+15:08+13:14+25:50=82:17
【評論家レビュー】
連載 許光俊の言いたい放題 第99回より
ドレスデンというと、どうしても端正で、バランスがよく取れていて、それゆえマーラーの絶叫、憤怒、突進、耽溺が交錯する音楽とは相性が悪そうに思える。実際、これほどの名オーケストラでありながら、マーラー録音は異様に少ない。
ところが、だ。このマーラー、実にいいのである。なるほど、金管楽器がバリバリ、弦楽器がキンキンやっているわけではない。このオーケストラらしく、音色は全体として溶け合う方向だ。ワーグナーの「トリスタン」や「パルジファル」あたりを連想すれば、このマーラーがどんなものか、想像できるのではないか。ワーグナー風、あるいはブラームス風とでも形容したくなる美しさを持っているのだ。絶望とか懐疑とかの生々しい噴出ではなく、柔らかでロマンティックなのだ。そのロマンティック度合いも、たとえば同じマーラーの第5番アダージェットみたいなトロトロのネトネトでなく、濃厚でいながら上品さを失わない。絶妙である。
それなりのクラシック・ファンなら、この曲はもうよく知っているだろう。だが、そんなあなたも知らなかった、気づかなかった独特の美しさが次々に出てくる。官能的なねっとりした味もあれば、東ドイツ時代の音楽みたいな感じもする。第2楽章での木管など、たまらなく懐かしい匂いがする。癒し系とも言えるだろう。シノポリは確かにあれこれ変なことをしている。が、このオケでやってみると、これでもかと突出しないのも意外である。
フィナーレも期待にたがわぬ美しさ。いや、それ以上だ。弦楽器が分厚く、重厚で、密な響きで心ゆくまでたっぷりと歌う。その音色のなんというすばらしさ。感情の強さ。それと矛盾するような危なげのなさ。強い表現でありながら、あくまで美しくあり続けるのだ。そして、ヴァイオリンの高音部は恍惚とした天上の音楽みたい。これほどまでに陶酔的な演奏はワルターとウィーン・フィル以来かも。ああ、これは生で聴きたかった。たぶんありとあらゆるこの曲のCDの中でも、この演奏が一番好きだと感じる人が多いのではないだろうか。
(きょみつとし 音楽評論家、慶応大学教授)
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ewigT | 不明 | 不明 | 16/October/2009
期待したシノポリ/skdは不在。芯がない。緩み切る。ブル(dg)からは想像もつかず。‘東独’の傾向なのであろう鉛のような音質嗜好が止めを刺す。出口がない。ベルティーニ以下。要はこういう9番。同じくTodと併録のクレンペラーの美点が際立つ。1 people agree with this review
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総和のジラーチ | 茨城県古河市 | 不明 | 23/June/2008
マラ9よりもむしろ『死と変容』目当てで買ったのだが、9番も良かった。死をテーマにした2作品の組み合わせ、かなり遅いけどシノポリのある意味追悼盤だろうか?金管楽器(特にトランペット。トロンボーンやホルンはそうでもない)が割れて聞こえるのには最初びっくりした。不良品かと思ったくらい。でも楽章が進めば自分はそれほど気にならなくなった。あちこちシノポリは仕掛けをしているみたいだが、1楽章では一瞬だけ鳥の声みたいなのが・・気のせいか?1 people agree with this review
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