Brahms, Johannes (1833-1897) ( Johannes Brahms )
Sym, 2, : Jochum / Vpo +mozart: Sym, 41, Masonic Funeral Music (1981)
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Item Details
| Genre : | Classical | Catalogue Number : | ALT072 |
|---|---|---|---|
| Format : | CD | Label : | Altus *cl* |
| Issued : | 03 Dec 2008 | Item sourced from : | International |
| Number of Discs : | 2 | ||
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HMV Review
巨匠オイゲン・ヨッフム&ウィーン・フィル
1981年9月20日、カール・ベーム追悼演奏会の全曲目を収録!
1981年8月14日、2週間後には87歳の誕生日を祝うことになっていたカール・ベームが、夏の音楽祭も最高潮に達しようとしていたザルツブルクの別荘で亡くなりました。
「ベーム死す!」という衝撃的なニュースは直ちに世界中に報じられ、オーストリアだけでなく、特にベームとは相思相愛の関係にあったといっても過言ではない日本のクラシック・ファンには大きな悲しみをもたらしました。
直後から始まった追悼公演の数は異例ともいえる多さで、カラヤンは翌々日のウィーン・フィルとのコンサートでモーツァルトの「フリーメーソンのための葬送音楽」(名演!)を、ベルリン・フィルは指揮者なしでモーツァルトの交響曲、レヴァインはモーツァルトの《レクイエム》、アバドはバッハの《マタイ受難曲》を演奏して追悼の意を表したといいますし、また、有名なクライバーとバイエルン国立管によるベートーヴェンの交響曲第4番もベーム追悼公演のひとつだったのはよく知られるところです。
一方、名誉指揮者を失ったウィーン・フィルは、ベームに代わる指揮者として当時78歳になっていたドイツの巨匠、オイゲン・ヨッフムを9月最初の定期演奏会に招聘。この日の演奏会では、まず「フリーメーソンのための葬送音楽」が演奏され、その後会場の全員により黙祷が捧げられます。続いてベームの得意曲でもありヨッフムの得意曲でもあった《ジュピター》と、ブラームスの交響曲第2番の2曲がプログラムに組まれました。
今回発売されるアルバムには、当日演奏された全3曲がCD2枚に収録され、追悼コンサートの模様がほぼ完全に再現されています。
最初に演奏された「フリーメーソンのための葬送音楽」は、フルトヴェングラーの葬儀でも指揮を執ったというヨッフムにとっては特別な曲。ここでも年長の大指揮者ベームの死に際し、ウィーン・フィルともども慟哭するかのように悲痛な響きを聴かせます。
続く《ジュピター》は、第1楽章冒頭からズシリと重い低弦の響きと大人の歩みを思わせる堂々としたリズムが特徴的。特に素晴らしいのは第4楽章で、ゆっくりとしたテンポながら気力にあふれた男性的な表現は、晩年のベームに共通するもので、現代では滅多に聴くことのできないグランド・スタイルのモーツァルトを堪能することができます。
ブラームスの第2番でもチェロを中心にした低弦楽器の雄弁さにまず驚かされます。チェロによりノン・レガートで演奏するよう指定されている第1楽章第2主題の美しく見事な表現などは、旋律を豊かに歌わせるヨッフムの特質が生かされた最良の例。
憂色に包まれた第2楽章アダージョを、自然で大きな流れのなか、瑞々しい情感をたたえて静かに歌いあげるさまも円熟の極みに達した巨匠ならではの至芸。楽章最後の5小節で弦楽器のメロディに寄り添うように演奏されるティンパニの一音一音においてすら豊かな表現力を感じさせます。
オーボエによる素朴で愛らしい主題が有名な第3楽章では、この主題が2回目に回帰するコーダでの弦楽器による繊細で美しい歌わせ方が大きな聴きもの。
続いて迎える最終楽章は、再現部以降、曲を追うごとにテンポが上がり、表現にも熱が帯びてきます。勢いに乗るあまりティンパニが一瞬早く飛び出してしまうハプニングもありますが、コーダは力強く壮麗そのもの。終演後の拍手喝采も盛大で、当時のウィーンの聴衆が亡きベームを偲ぶとともに、現役の長老指揮者ヨッフムを暖かい眼差しで見守っていたことがよく分かります。
また、今回のCDでは、この日の演奏の素晴らしさを伝えてくれるオーストリア放送協会の音質も特筆すべきもの。ウィーン・フィルならではの美しい弦、とりわけチェロの豊かな響きはファンには堪らない魅力となることでしょう。
なお、ヨッフムは同時期にウィーン国立歌劇場で行われたベームの追悼行事でもウィーン・フィルを指揮してブルックナーの交響曲第9番から第3楽章を演奏。深い祈りが込められたスケールの大きな表現により圧倒的な感銘を与えました。
また、1年後の1982年9月の定期演奏会には再び招かれ、ポリーニとベートーヴェンのピアノ協奏曲、ブルックナーの第9番を演奏していますが、この月にはバンベルク響を率いて来日公演も行っているのが注目されます。
その際取り上げられたブルックナー第8番の感動的な演奏は、すでにCD〔ALT022〕とDVD〔ALTDVD001〕でも楽しむことができますが、この公演でのヨッフムに対する熱狂的な拍手と終演後にファンがステージ前に殺到する光景こそは、まさにベームのそれを思い起こさせるものであり、ベーム亡き後、日本中のクラシック・ファンの熱い注目と最も大きな尊敬を集めた指揮者がヨッフムであることを実感させた瞬間でした。
・モーツァルト:フリーメーソンのための葬送音楽K.477
・モーツァルト:交響曲第41番 ハ長調 K.551『ジュピター』
・ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 作品73
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
オイゲン・ヨッフム(指揮)
録音:1981年9月20日 ウィーン・ムジークフェライン大ホール(ステレオ)
音源提供:ORF(オーストリア放送協会)
→ヨッフムを検索
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CDは国内プレスとなります。
Songs
Disc 1
モーツァルト:フリーメイソンのための葬送音楽ハ短調K.477
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1フリーメイソンのための葬送音楽ハ短調K.477
モーツァルト:交響曲第41番 ハ長調 K.551 『ジュピター』
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2第1楽章 Allegro vivace
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3第2楽章 Andante cantabile
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4第3楽章 Menuetto Allegretto
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5第4楽章 Molto Allegro
Disc 2
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73
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1第1楽章 Allegro non troppo
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2第2楽章 Adagio non troppo
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3第3楽章 Allegretto grazioso
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4第4楽章 Allegro con spirito
Customer Reviews
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Darryl | UNITED STATES | 50year | 19/January/2012
Wow! Sonic perfection! Jochum was a master with Brahms, and the VPO is the perfect band to express it. And thanks to the Japanese for making so many wonderful recordings available to us -- Darryl, Dallas TX0 people agree with this review
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sunny | 兵庫県 | 不明 | 02/May/2010
嗚呼、いい演奏です。いい選曲です。ライヴらしいの、揺らし、祈り、遊び、落ち着いた、でも情感たっぷりの名演。この時代のウィーンフィルらしく、たっぷりと味わいが有り、燃えています。ジュピター終楽章では、あの世へ向おうとする音楽が響いています。2楽章はどちらも、絶品。ドホナー二、フィルハーモニア管(SiGNUM)の冷静沈着、みずみずしい演奏とは対極ですが、私には、どちらも心地よい。0 people agree with this review
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