【インタビュー】OVER ARM THROW『Pressure』

2017年09月20日 (水) 17:00

|

ローチケHMV - 邦楽・K-POP

OVER ARM THROW 待望の新作、3枚目となるフルアルバム『Pressure』を9月20日にリリース。リリースの間は空いても、ライブはいつでも大盛況、不動の人気を持つ彼ら。今までの曲たちが良いんだからライブだってずっと楽しい!とはいえ、新作が聴きたい。そんなお待ちかねの新作はまさに期待通り。今回も間違いないアルバムを誕生させた OVER ARM THROW Ba&Cho の YOHEI SUZUNO 氏にインタビューさせて頂いた。

--- 3枚目となるフルアルバム『Pressure』の完成おめでとうございます。どんなアルバムになりましたか?まずは率直な感想からお願いします。

YOHEI SUZUNO:ありがとうございます。正直今の所まだ実感がないんですよ。「アルバムを作る」という事だけを目標に曲を1つ1つ作っていって、出揃った物を詰めた感じなので。揃った曲達はまぁ統一性がないというか(笑)。毎回そうなのかもしれないですけど、バラエティに富んだ曲達が揃いました。

--- タイトル『Pressure』と名付けた理由はなんでしょうか?

YOHEI SUZUNO:アルバムを作る上でテーマもありませんでしたし、統一性もないのでタイトルには困りました(笑)。ただ真面目過ぎるタイトルも嫌でしたし、なんか落ち着いたタイトルも嫌だったんですよね。そこに込める想いとかも全面に出すつもりとかもなくて(笑)。だから「インパクトさえあれば良い!」と思ってました(笑)。
いくつかインタビューを受けさせて頂いて、この質問に対して答えた答えは「テキトーです!」です(笑)。
始めは真面目に捉えられてしまうんじゃないかっていう意見もありましたけどね。でもなんか口が気持ち良くないですか?「プレッシャー!」って(笑)。「梨汁ブシャー!」みたいで(笑)。
結果、すごく良いタイトルになったと思います。レコーディングエンジニアは「早くミックスしろ」とプレッシャーを受け、ジャケットのデザイナーさんも入稿締切に間に合うようにプレッシャーを受けてデザインを絞り出したと言っていました(笑)。各方面に俺達の行動の遅さ故のプレッシャーが押し寄せているようです(笑)。一番プレッシャーを受けているのは MachineRecords の杉野さんじゃないですかね(笑)。引き続き各方面にプレッシャーを与えていきます(笑)。

--- 今回はアルバムの制作過程の動画を定期的に公開していましたが、どのような意図がありましたか?

YOHEI SUZUNO:この意図は結構深いですよ(笑)。実は2〜3年くらい前から曲作りの過程を録画して、ホームページで公開していたんです。シュールな映像だったんですけど、簡単にですが俺が動画を編集していました。そしたら気付いたんです、動画の編集に時間がかかって、曲が作れない事に!(笑)。どっちがやりたい事なのか分からなくなってしまいました(笑)。
そもそもそれを始めた理由というのもきちんとありまして。CDが売れなくなってきた時代に、どうやって売っていったらいいんだろうとずっと考えていました。CDなかなか出さないくせに。何年か前に、某ライブハウスの人と、某CDショップの人と、某レーベルの人といっぺんに話す機会がありまして。ライブDVDを買う人はどんな人なのか?っていう話になりました。俺は単純にそのバンドの事が好きな人と、特にそのライブに足を運べなかった人がどんなライブだったんだろうと買うんじゃないんですか?って答えたんです。そしたら「違う」って言われたんです。「そのライブに足を運んだ人が買うんだ」って言われました。必ずしもそうではないと思いますが、でもその心理っていうのはすごく納得が出来たんです。自分が参加したとか、自分が少しでも関われたっていうのは、ただ好きだからという理由を超えて深く染み込むんじゃないかなって理解したんです。ではそれをCDに置き換えたとして、どうやったらみんなにとって特別な物になるんだろうと考えた時に、CDが出るまでの過程をずっと見てもらっていたら、CD作りに参加したと思ってくれるんじゃないかって思ったんです。細部を知ってもらいたいとかではなくて、こんな気持ちで、こんな表情で作っていたんだよって伝える事が、ずっと立ち会えていたと思ってくれたら嬉しいなと思って始めました。それをレコーディングから発売までの出し方をどうしようかって MachineRecords の杉野さんと話した時に伝えて、そしたら常にカメラを持って俺達を密着してくれました(笑)。レコーディングの始めの3日間なんて、俺達は毎日家に帰るのに、杉野さんはレコーディングスタジオの近くにホテルをとって毎晩録っては編集、録っては編集してくれました(笑)。おかげで俺はアーティストでいられました(笑)。



--- レコーディング作業の中でスマホを活用されているように見受けられましたが、今回のアルバムからでしょうか。

YOHEI SUZUNO:多分俺ですかね…最近スマホにしたんです(笑)。毎度の事なんですが歌詞が全然出来ていなくて、自分が録ってない時に歌詞をずっと考えていたんですよね。英訳もしていたので常にスマホを見ていました。エイジも歌詞を考えていたんですが、エイジは逆にパソコンを買ったばかりだったのでパソコンで歌詞を作っていましたね。
あとは練習スタジオで曲を作っていたときもスマホに録音したり、レコーディングで録った音もスマホで確認したりしていました。音も聴く機器によって全然違うのでミックスで悩んでて。でも今はスマホで音楽を聴く人が一番多いんじゃないかって、音を確認するようにもしていましたね。

--- 今回はみなさんからのコーラス参加を募っていましたが、どれくらいの方が参加されたのでしょう?送られてきたものの中で印象に残ったものはありますか?

YOHEI SUZUNO:応募してくれた物をまとめていたのはエイジだったんですけど、70人くらいだって言っていました。みんなで全部聞かせてもらったんですが、インパクトあるものだらけでした(笑)。一番印象に残っているのは愛犬の鳴き声を送ってきてくれたものですかね(笑)。

--- 「Hand in hand」はライブでも定番の曲ですが、なぜこのタイミングで再収録されたのでしょうか?

YOHEI SUZUNO:実は2ndアルバムの『Songs』の時にも収録しようかって話は上がったんです。「Hand in hand」は MachineRecords からではなくて前のレーベルの時に出したCDに入っていて、ずっと杉野さんが良い曲だよねって言ってくれていたんです。『Songs』の時に、ライブでも良くやっている曲だし、エイジにドラムが代わってから改めて録り直してみない?という話をしてくれて。でもその時は一度無しになりました。2年前に活動を一時お休みさせて頂いた時に、また杉野さんから「Hand in hand」をレコーディングしてMVを作って発信してみよう。再スタートするにはそれくらいインパクトがないと、って言ってくれて。その時には次のアルバムに収録するって事を狙っていました。



--- 曲を作るにあたり、特に大切に大切にしていることは何でしょうか?

YOHEI SUZUNO:なんでしょう…色んな事を大切にしすぎたせいで曲がなかなかできなかったんだと思っているんです。きっと大切にする部分ってメンバーそれぞれ違くて。その違いを埋められなくて長引いたり無しになったりしたんだと思います。本当はみんなの「大切」が全部汲み込まれれば最高なんですけどね。もちろん部分的にみんなの大切が成り立っている部分もありますが。 今回は逆に「誰かの大切」を大切にしようと考えました。その想いに乗っかろうというか、膨らまそうというか。そしたら曲を作るペースがグンと上がりました。

--- アルバム制作過程で強く印象に残っていることがあれば教えてください。

YOHEI SUZUNO:エイジが杉野さんの動画編集技術が著しく成長している事、と言っています(笑)。俺もそう思います(笑)。

--- リリース後に行われるツアーについて教えてください。(まだ発表されていないようですがありますよね?)

YOHEI SUZUNO:やります!ゆっくりやります!(笑)。自分達らしくマイペースにやります(笑)。

--- ここからは OVER ARM THROW についてお聞きしたいのですが、バンド名の由来と結成のきっかけを教えてください。

YOHEI SUZUNO:キクと俺はそれぞれ別のバンドをやっていました。横浜のライブハウスで出会ってブッキング時代を共にしていたんですが、お互いなかなか先に進めない状況にあって、俺のバンドが先に解散したんです。そこでキクも色々と悩んでいる様子だったんで一緒にやらないかって声をかけました。ライブハウス外でもしょっちゅう遊びに出掛けている仲だったんですよね、箱根に温泉入りに行ったりとかミニ四駆やるために集まったりとか(笑)。車の中で色んな曲聴いて、これ良いね、こんな風になりたいよねだなんて話して仲良くなっていきました。
バンド名の由来…前のバンド名がお互いに単語が2つだったんですよ。単語の数を奇数にしたいとは言ってて。当時憧れていたバンド達はみんな技の名前が多かったんですよね。強そうで憧れていました。俺の家で名前考えていて、まあそういう時ってひたすら辞書みたりするんですよ、パソコンやスマホなんてない時代だったんで。前のドラムが見つけたんですけど、和英辞書に「相撲」っていう欄があって、そこに相撲のあらゆる手の英語表記が書かれていて。日本の競技なんだから日本語じゃないの?っていう疑問はありましたが、そこの「over arm throw」と書いてある文字をみんな気に入っちゃいまして。
過去の色んなインタビューで色々言っていますが、本当の由来はこんな感じです(笑)。

--- 音楽を始めるきっかけになった作品、アーティストを教えてください。

YOHEI SUZUNO:えー、なんだろう。音楽を始めるきっかけってなるとだいぶ遡るので小学生くらいになります(笑)。家にギターがあって、父親に「お前こう弾け」とやらされた記憶が(笑)。初めて弾いたのはベンチャーズのパイプラインですよね(笑)。サイドギターですけど(笑)。
でも中学生になってたくさん音楽聴いて、今でも根底にあるのは LUNA SEA だって思います。高校生になって Hi-STANDARD を知って音楽の道に進む事は決まったんじゃないかなと思います。エイジは X(JAPAN)に救われたから今の自分があると言っています。キクはなんだろー?

--- バンドをやっていなかったら何をしていると思いますか?

YOHEI SUZUNO:真面目に答えたら、建築系の仕事をしていたと思います。

--- 今現在、一番おすすめのラーメン屋はどこですか?

YOHEI SUZUNO:最近地方で美味しい家系ラーメンに出会う事が多くて。この間食べた仙台の横横家は最高でしたし、福岡で食べた壱壱家も最高でした。横浜だとやっぱりすずき家ですかね!いやーでもたくさんあります!

--- 最後にインタビューをご覧の皆様にメッセージをお願いします。

YOHEI SUZUNO:こんなにリリースをしないバンドの事をいつも想ってくれていてありがとう。お待たせしました!また新しい曲達で一緒に遊んでください。新しく出会える人、OVER ARM THROW ってこんなバンドです。いつでも待っているので会いにきてください!

--- ありがとうございました!!!

YOHEI SUZUNO:ありがとうございました!

作品情報


OVER ARM THROW
3rdアルバム『Pressure』
2017年9月20日発売

<収録曲>
01. Spiral
02. Flying High
03. Now or Never
04. Downfall
05. Hand in hand
06. cave chair
07. Unity! Freedom! Opportunity!
08. Frankenstein
09. Way home
10. TONIGHT
11. BLUE
12. Upside down
13. Fight for life
14. Keep making the road

ご購入はこちら

Pressure

CD

Pressure

OVER ARM THROW

Price (tax incl.): ¥2,700

Release Date: 20 Sep 2017

%%message%%

最新ニュース・情報を受け取る


OVER ARM THROW オフィシャルサイト


このニュースが気に入ったらいいね!をしよう!

ローチケHMVは、国内・国外の厳選した音楽、映像、アニメ、ゲームなどの
エンタメ最新情報をお届します!

ローチケHMV最新ニュース

最新ニュース一覧を見る