【インタビュー】YOSHIKI

2016年11月22日 (火) 13:03

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ローチケHMV - 邦楽・K-POP

作曲家・ドラマー・クラシックのピアニストであり、X JAPANのリーダーでもあるYOSHIKIが、自身にとって2度目となるクラシック・コンサート「YOSHIKI CLASSICAL SPECIAL WORLD TOUR」を開催する。YOSHIKIが、X JAPANの激しいロックな側面と同時に併せ持つ繊細なクラシックの側面。今回のクラシック・コンサートは、YOSHIKIにとって重要な二つの側面の片翼を観られる絶好の機会になるはずだ。今回その公演を目前に控えたYOSHIKIにインタビューを敢行。他の公演では体験できない特別な演出など公演に関してはもちろん、音楽観、近年の活動に対するマインドの変化に至るまで貴重なお話を聞く事が出来た。

クラシックとロック その両面がないと成立しえない表現


--- YOSHIKIさんには、X JAPANの破壊的なロックな側面と、繊細なクラシックのピアニストという側面があると思うのですが、一見相反するような二つの側面が、自分の中に存在していることは、YOSHIKIさんにとってどのような意味を持っていますか?

もともと、子供の頃からクラシックとロックを同時にやっていたので、両方が自然と存在している感じなんです。ただ、自分の中の激しい部分を表現するのはロックの方がわかり易い。逆にロックをやっているからこそ、クラシックに対する表現力は増していると思います。また、コンサートの時の、お客さんとの空間作り… ただ自分が演奏しているだけではなくて、その空間にお客さんを巻き込んでいくっていう点では、やはりロックをやってて良かったと思いますね。

--- YOSHIKIさんのクラシックの側面を知る事は、ロックな側面をより深く理解する事に繋がると思われますか?

そうですね。やはり、なぜこのメロディーが出てきたのかとか、何故YOSHIKIがこういう曲を書いているのか、っていうのは僕のクラシック・コンサートを観る事で納得して頂けると思います。クラッシック・コンサートでは曲紹介も含めてMCも多いですし。

--- そういう意味で『YOSHIKI CLASSICAL SPECIAL WORLD TOUR』は、ファンにとって本当に重要な公演と言えますね?

僕の中では、クラシックとロック両方で自分が完結すると思っています。今まではX JAPANの時期、クラシックの時期と分けてやっていたのですが、今は同時にやっている。逆に両方をやっていないと自分が成り立たないとさえ思っているんです。それは両方を観て頂ければわかって貰えるんじゃないですかね。

オーケストラとの共演がその感動を倍にする


--- オーディエンスの中には、普段クラシックに馴染のない方も多いかと思うのですが、今回のクラシック・コンサートをどのように楽しんで貰いたいと思いますか?

あまり、形式ばったものではなく、基本的にはエンタテインメントですので、音楽というものを純粋に楽しんで貰えればと思います。もちろん「Xジャンプ」みたいなものは無いですけどね(笑)。

前回のツアーでは世界10ヵ国くらい周らせて頂きましたけど、感動で涙を流している方も大勢いらっしゃいました。前回は六重奏だったんですけど、今回はオーケストラ。その感動は何倍にもなるんじゃないかと思います。

--- 今回の公演を観た事でクラシックに興味を持つ方も多いかと思うのですが、そんな方にオススメのクラシック楽曲はありますか?

僕自身が、今回クラシックの曲を何曲か演奏しますので、その中で気に入った曲から入って頂くのがいいんじゃないですかね。僕自身は、現代クラシックよりも、オーソドックスなクラシックが好きなんです。チャイコフスキーとか大好きですね。

--- 今回の公演をクラシック好きの方に観てもらいたいという気持ちはありますか?

ありますね。X JAPANの曲のクラシックバージョンもやりますんで、そこから入って最終的にX JAPANのコンサートに来てくれたら嬉しいですよね。

--- 今回のコンサートを観てYOSHIKIさんの魅力に感動したクラシック好きの方に、おすすめのX JAPANの曲はどうでしょう?

入りやすいのはバラードでしょうね。「Forever Love」みたいな。X JAPANは激しい曲も多いですけど、まぁ最初は(笑)。

他の公演では体験できないYOSHIKIならではの演出とは?


--- オーケストラを従えたツアーになるんですよね?どのようなツアーになりそうですか?

オーケストラのパワーっていうもの自体が凄いので、自分はそれに負けないように頑張るしかないって思っています。今回、到達地点がカーネギーホールなので、この公演にかける意気込みは今まで以上ですね。

--- YOSHIKIさんならではの演出などは用意されていますか?

映像も使おうと思っています。カーネギーホールの良さを生かした形で、壁面に映写しようと。こういう演出は通常のクラシックの公演では見られない事なので。

--- 観客にはどのような体験を与えられると思いますか?

基本的には表現されるのは僕の人生観だと思います。幼少期から現在にかけて僕がなぜ音楽をやっているのか?僕はその表現で皆さんの心を洗うような音楽を提供しようと思っていますので、どっぷりとその音楽に浸って頂きたいですね。また「ENDLESS RAIN」っていう曲も演奏しようと思っていますので、その曲はオーケストラと共に皆さんで合唱して頂きたいです。

--- クラシックのコンサートホールに、観客全員の合唱が響き渡るというのは、絶対に他では体験できない感動でしょうね。

そうですね。

音楽は聴くだけではなく体感するもの


--- 今回の『YOSHIKI CLASSICAL SPECIAL WORLD TOUR』は、年末に香港、年明けにNYカーネギーホールで開催されますが、日本からのスタートですよね。これには何か理由がありますか?

前回のツアーは最後が日本だったんです。だから今回は日本から始める事で、繋がっているイメージを持たせたかった。結構僕はそういうの気にするタイプなんです。例えばX JAPANの東京ドームでやった解散コンサートでは最後に「LAST SONG」を演奏したんですね。復活コンサートは「LAST SONG」から始まっている。最後と最初を繋げる事に意味を持たせたいんです。

--- 世界中を飛び回って演奏されているYOSHIKIさんだからこそ聞きたいのですが、YOSHIKIさん自身が肌で感じている日本と海外の違いみたいなものはありますか?

オーディエンスのリアクション・ノリは、基本的には一緒だと思うんです。ただ、海外の公演は、僕のファンではなく何となく来てくれる方も多いので、その人のツボにはまれば、とことんノッてくれる印象はあります。前回ロンドン公演の際、最初はオーディエンスとコネクションしている雰囲気が無かった。でも3分の1くらいが終わった段階で、通じ合えている事をピアノを弾きながら感じる事が出来たんです。

--- 通じ合えている感覚っていうのは、どういうところから感じるのでしょう?

空間自体が変わるんですよね。それを感じると僕の演奏にもまた影響してくる。その雰囲気はお客さん自身も絶対に感じてくれていると思いますね。音楽って決して耳だけで聴いているわけではなくて体感しているはずなので。

どんな状況でも感動させる 今はその自信がある


--- ここ数年のYOSHIKIさんは本当に精力的に活動されているじゃないですか?その原動力はどこから湧いてきているのでしょう?

X JAPANを解散した時に、自分は1回死んでいるわけですね。にもかかわらず、ファンの方の絶え間ない応援があったおかげで復活する事が出来たわけです。つまり、今の自分はファンの方に貰った第二の人生だと思っているんです。だからこそ感謝の気持ちをこめて、自分は灰になるまでとことんやるしかない。一度は死んでいるので怖いものはないというか。

--- 第二の人生と、それまでの人生で、活動に対するマインドって結構変わってきている部分はあるのでしょうか?

変わってます。解散までは心のどこかに甘えがあった。当時は楽屋に入ればフランス料理のコースが並んでいるような状況。僕が右を向けばスタッフが20人くらいバーッと動くような時期です。それからX JAPANが活動していない時期が10年くらいあって、その中でいろいろな事のありがたみがわかったんです。その後で、世界進出。解散直前には東京ドーム以外でコンサートをやってなかった僕らが、国によっては楽屋がないような所でも演奏をするんですね。いろいろな事が上手くいかない事も多かったんですけど、「電球1コでもやろう」「廊下で着替えてもいい」そういうマインドに変わっていきました。今年は映画祭でいろんな所でピアノ演奏させて頂いていますけど、サウンドチェックが出来ない状況でも「いいです、やります」と。実際、先日ニューヨークで出演したときには、最初音が出なかったんですけど、弾きながら調整していったりしましたし。先週はサンフランシスコで飛行機がギリギリだったので、到着してどこにピアノがあるかも把握できていない状況の中、登壇したり。どんな状況に置かれても、聴いている人を感動させる自信を持つ事が出来るようになりましたね。

音楽をこうやってやれている事だけでも感謝しなければいけない。それはファンの皆さんが与えてくれた事なので。今回の公演もそこに対して全力で返したいですね。
間もなく12月5日からスタートするクラシック・コンサート「YOSHIKI CLASSICAL SPECIAL WORLD TOUR」は、YOSHIKIのクラシックの側面を知る上で、また彼のロックの側面への理解を深めるために、非常に重要な公演と言えそうだ。語って頂いた通り、現在の音楽に対する命がけの姿勢、覚悟は並大抵のものではない。およそ半月後からスタートする公演を楽しみに待とう。素晴らしい演奏・なにものにも代えられない感動が、そこにあるはずだ。

取材・文: 松井 剛(ローチケHMVニュース)

■ クラシカル公演に向けての最新コメントが到着

12月に2年振りとなるYOSHIKI CLASSICAL SPECIAL WORLD TOUR 第2弾を東京と大阪で開催します。

今回は47人編成のオーケストラで回りますので、かなり規模的には大きなものになると思います。新曲も予定してますし、X JAPANの曲のクラシック・バージョンや、アメリカのゴールデングローブ賞のテーマ曲であったり、Violet UKという何年もやっている僕のソロプロジェクトの曲、それらに加えて ベートーベン、ショパン、チャイコフスキー等のクラシックの曲もやります。

なぜ僕がX JAPANのこういう曲を書いたのか?なぜこういう楽曲をやってるのか?という僕のルーツが分かるような、そんなコンサートになると思います。クラシックコンサートですが、ヴォーカルが入ったり、プロジェクターを使って映写したりという、ちょっとエッジのきいた企画も考えてますので、あわせてオーケストラと僕のピアノを楽しんで頂けたら嬉しいです。かなり刺激的で感動的なコンサートになると思います。

ぜひ皆さん観に来て下さい。逢えるのを楽しみにしています。


コンサート情報


● YOSHIKI CLASSICAL SPECIAL WORLD TOUR

「SPECIAL WORLD TOUR第2弾」を2年振りに開催
12月5日(月) 大阪城ホール
12月6日(火) 東京国際フォーラム ホールA
12月7日(水) 東京国際フォーラム ホールA
12月8日(木) 東京国際フォーラム ホールA
18:00 open/19:00 start

VIPパッケージ

¥30,000(税込)
※限定枚数
※VIPパッケージのみでのご入場は出来ません(公演のチケットは含まれておりません)。参加を希望されるVIPパッケージと同日の公演チケットを事前にご購入の上、お申込みください。
※リハーサルは公演前になります。集合時間は4:30PMです。

<VIP パッケージ7大特典>
1. 専用入口でお迎えいたします。
2. ウエルカムドリンクのサービスがございます。
3. 物販専用ライン(先行販売)を設けます。一般先行に先駆け15時頃(予定)よりVIP先行販売を行います。 一般先行開始後に待機列が出来た場合は専用ラインも確保致します。
4. グッズ付き
スーパーフランネルブランケット、パッキングポーチ、VIPパス
5. リハーサル見学(約30分程度・予定)
6. 展示パネル撮影タイム(先行) ロビーに展示する特大パネルをバックに開場前に一般のお客様に先んじて撮影出来ます。
7. クロークサービス(VIPのみ) VIPのお客様のみクロークサービスを実施致します。



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