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無人島 〜俺の10枚〜 【Curly Giraffe編】

Wednesday, October 14th 2009

無人島 〜俺の10枚〜 【Curly Giraffe編】

無人島 〜俺の10枚〜 【Curly Giraffe編】

音楽好きには、超定番の企画がHMV ONLINEでもスタート!その名も“無人島 〜俺の10枚〜” !!なんとも潔いタイトルで、内容もそのまんま、無人島に持って行きたいCDを10枚チョイスしてもらい、それぞれの作品に込められた思い入れを思いっきり語ってもらいます!ミュージシャンとしてルーツとなるもの、人生を変えた一枚、甘い記憶がよみがえる一枚、チョイスの理由にはそれぞれのアーティストごとに千差万別です!今回のお客様はCurly Giraffe!

 無人島 〜俺の10枚〜 過去のArchiveseはこちら!

Curly Giraffe

Curly Giraffe プロフィール

学生時代からベーシストとして数々のバンドで活躍。美大卒業後、デザイナーとして仕事をするかたわら続けていたバンド活動が忙しくなり、音楽活動に専念。いくつかのバンドでメジャーデビュー後も、ベーシストとしてのサポート、プロデュースなど多岐に活躍。とにかく、モノを作っているときが一番幸せと語る。コンセプチュアルなお洒落さと、ドロドロとした初期衝動が同居するカーリージラフワールドを基本形に、さまざまなフィールドで発信中。

2005年カーリージラフとしての作品をリリース後、創作のペースはまったく衰えるところをみせず、コンスタントに作品をリリース。

制作のほとんどすべてを一人でこなすアルバム制作のスタイルとは別に、ライブにおいては永年の仲間たちである凄腕の曲者たちとともにセッションを繰り広げ各地のフェス等で観客を沸かしている。

2009年4月サードアルバム「New Order」を発表。10月には、所縁のある女性ヴォーカリストを迎え、ライブのメンバーと共にスタジオ録音したセルフカバーアルバム「Thank You For Being A Friend」をリリースする。


 Curly Giraffe オフィシャル・サイト

 Curly Giraffe MySpace

Curly Giraffe ニューアルバム!

Curly Giraffe
『Thank You For Being A Friend』 / Curly Giraffe
新居昭乃 / Cocco / 木村カエラ / BONNIE PINK / Chara / LOVE PSYCHEDELICO / 安藤裕子 / 平岡恵子。個性溢れる女性ヴォーカリストをゲストに迎え制作された、セルフ・カヴァー・アルバム。タイトルに『Thank You For Being A Friend』とあるように、Curly Giraffeの人柄がなせる最強のコラボレーションアルバムでしょう!大好きな仲間が集まり、音楽が生まれて、また絆が深まっていく。音楽って本来こういうものだよなって思える素敵な作品です。


HMV ONLINE オリジナル特典:PC用壁紙(Curly Giraffe本人デザインのオリジナル壁紙画像)

■PC用壁紙について
・HMV ONLINE・HMV MOBILEでお買い上げのお客様→メールにて御案内します
※HMV ONLINE・HMV MOBILEでご注文頂いた場合、商品出荷のタイミングによっては応募対象期間を過ぎる場合がございますことをご了承下さい。
※HMV本サイト及びHMVモバイルサイト以外からのご購入、非会員でのご購入は特典対象外となります。
購入対象期間:2009/11/21まで

Curly Giraffe の選んだ作品はこの10枚!!



無人島の木漏れ日の中で風を感じながら目をつぶって聴きたい。
ガルシアが生きてる間にライブを観とけば良かったなぁ〜。
凄い後悔。


メンバー全員、いい味出過ぎです。
何故か遠い風景を眺めたくなるような音楽です。
最近レヴォン・ヘルムが新しいアルバムを出してて、これがまたこのアルバムを聴いた時の様な風景を醸し出してて堪らない。


前半はライブ音源。後半はスタジオ録音曲。
かなりとっ散らかったアルバムですが、前半のライブのメンバーが僕の中では最高のメンツで、ロックでもあり非常にグルーヴィーでもあります。


パンクの概念を覆されたアルバム。
僕にとってThe Clashは叙情派です。
ミックジョーンズの歌は情けなすぎて切なく響きます。
かっこよすぎてシビレます。


緊張感が限りなく0%に近く、無人島でボケッ〜とするには打ってつけだと思う。


Little Feetにはそれほど心酔しなかったけど、このアルバムはハマりました。
男泣きな世界観が垣間みれます。


夜なったらこれを聴きます。
中学生の時の甘酸っぱい記憶が甦りそうで恐いけど、、、。
ルッキングと音楽が合ってません。
そのギャップもいい。


このアルバムを聴いてると何故か”希望”を感じる。
バンドのバランスが絶妙です。
こういうアレンジは頭で考えても出来ないと思う。


ロスを車で運転してたら、このジャケットの壁(背景)の模様が目に入り大至急車から降りて写真を撮ってしまいました。
はい、ミーハーです。
エリオット・スミスの声はずるいと思う。


ネオアコの金字塔アルバム。
高校生の頃こういうバンドがやりたかった、、、。
最近聴くとまたこれが3周り位していい感じに響きます。

『Thank You For Being A Friend』参加アーティストからコメント到着!

新居昭乃


Q1. 高桑さんとの初めての出会いはどの作品(どの曲)でしたか?そしてその仕上がりや作業へのご感想は?

『Water On』レコーディングではずっと笑いが絶えず、とても楽しかったです。 
マイクの選び方や音の作り方で、歌が自分でも聞いたことのない質感になり、大変満足しています。

Q2.高桑さんの魅力(音楽性、人柄、アーティストとしてなど)を教えてください。

一緒にいたり、その曲を聞いたりすると、『人間は信じても良くて、世界は愛に満ちて、音楽の神様が近くで笑っている』と感じさせてくれるところです。 

Chara


Q1. 高桑さんとの初めての出会いはどの作品(どの曲)でしたか?そしてその仕上がりや作業へのご感想は?

ロッテンハッツの時に見たことはありました。
Great3の時は、同じ事務所でした。
Great3の曲に参加したり、私の曲に参加してもらったり、何の曲だろ・・・たくさんあります。今はCharaのライブバンドのバンマスをやってもらっています。

Q2.高桑さんの魅力(音楽性、人柄、アーティストとしてなど)を教えてください。

かっこいい ユーモアがある いい声してる 
いい顔してる(奈良の大仏) 頭が良い 
一緒にいると音楽は楽しいものという事を忘れずにいられる人。
私にとって数少ない男の親友。

安藤裕子


Q1. 高桑さんとの初めての出会いは、どの作品(どの曲)でしたか? そしてその仕上がりや作業へのご感想は?

出会いはMVの撮影現場なのでは?
私のデビュー曲『サリー』の映像でベースを弾いてくれました。 お洒落なノッポサンやぁ。というのが初めての印象です。 その後ライブや曲提供など色んな形でお世話になってます。
高桑さんの書いてくれた曲はいつもとても可愛くて大好きだ。

Q2.高桑さんの魅力(音楽性、人柄、アーティストとしてなど) を教えてください。

まず話が面白い。ノリツッコミができる。
それでいて誰よりもセンシティブな脆さを持っていると思う。 だからきっと人として優しい。
音楽的には私の大好きな響きが一杯詰まってる。
ずっと聴いていたいなぁ。

MUSICA編集長・鹿野 淳 から絶賛コメント!!!

 この『Thank You For Being A Friend』という屈託のないタイトルのアルバムは、2009年の最も贅沢なポップミュージックになること間違いなしの1枚である。さらに言うなら、このアルバムはポップミュージックという大衆音楽でありながら、聴き手の耳を育ててしまう特性すら持っている、魔法のクスリのような快作なのである。

 カーリー・ジラフという名は、ここ最近何となく浸透してきた感があるが、これは高桑圭(たかくわきよし)というベーシストのソロ・プロジェクトである。彼は元々はロッテンハッツ、そしてGREAT3というバンドで渋谷系以降の良質なポップスタンダードの再編成を果たしてきた。今では「ポップだけどソウルフル」なサウンドを描く時に欠かせない、日本で一番忙しいセッション・ベーシストとしてシーンを駆け巡り続けている男である。
 そんな高桑がカーリー・ジラフを立ち上げたのは2005年。僕は立ち上げの時に彼とスタッフに呼ばれてライナーノーツを書いたが、何しろ彼が繰り返していたのは「音楽は名前とブランドで鳴らすものじゃない」ということだった。要するに、形骸化されたポップシーンに対する意志表示として、高桑は自分の名前を出さず、誰が鳴らして歌っているかもわからない音楽をその「感覚」だけで楽しんで欲しいと願い、このカーリー・ジラフを始めたのだった。言ってみれば、これはグッドミュージックをはためかせた、音楽のための「運動」である。

 カーリー・ジラフはここまで5枚のアルバムをドロップしている。オリジナルアルバムとして『Curly Giraffe』、『Ta-dah』、『New Order』。そしてライヴアルバム『Super Session Vol.1/Live at Shibuya CLUB QUATTRO』と、ベストアルバム『My Dear Friend The Very Best Of Curly Giraffe』である。マイペースな音楽にもかかわらず、商業エンジンにおんぶに抱っこなわけでもないのに、このペースはかなりハイパーであるが、それはつまり彼の音楽が「生活の歌」であることを、静かに告げている。
 カーリー・ジラフの音楽は今、この時点できっちりとシーンに爪痕を残し、そして何よりも音楽ファンの心の奥に届いている。それは彼の卓越した音楽スキルの高さによるものでもあるし、白根賢一(Dr)、堀江博久(Key&G)、名越由貴夫(G)という、幸福なまでに心技体が高みで極まっている盟友とのセッションの成せる業かもしれない。もしかしたら、昨今のサーフミュージック・ブームや、スローライフ&エコライフに根ざした音楽との肌触りのいい付き合い方も関与しているのだろう。
 しかし、素直に彼の音楽だけと向かい合うと、必ず響いてくるものがある。それは60年代や70年代に築かれたポップアンセムへのオマージュであり、そしてそのポップという定義の再解釈である。これだけ生き方もカルチャーのスタイルもジャンル化され、人が決めた引き出しに自分を押し込められることにすら苛立ちを感じなくなりつつある今、「ポップというのは、ジャンルや定義から解放され、自分らしく生きるための自由なイメージなんだ」ということを教えてくれるメロディに出逢うことはとても難しい。しかし、ここにはそのメロディがある。決して常識ハズレなことをしているわけじゃないが、時代や流行を横目にするわけでもなく、楽曲を株券のように扱うわけでもなく、自分とメロディの関係だけを大切に紡いだ結果としての黄金律。それがカーリー・ジラフの楽曲からは風や息遣いに乗ってそっと届くのだ。

 このアルバムは、そんなカーリー・ジラフの軌跡を、過去に彼がレコーディングやライヴに参加したり、サウンドプロデュースを手掛けたりした「ディーヴァ」が歌うことによって振り返るものになっている。
 Akino Arai、Cocco、木村カエラ、BONNIE PINK、Chara、LOVE PSYCHEDELICO、安藤裕子、Keiko Hiraoka。
 いやあ、誰が誘ったらここまで豪華なメンツが集まるのだろうか? 完全自主レーベルなのでレコード会社の力があるわけじゃないし、別に断られたからって凄むような性格しているわけじゃないし、つまりは「心からのお返し」を各アーティストからもらったのだろう。逆に言えば、カーリー・ジラフが普段からそれぞれのアーティストとのセッションでしていることの積み重ねが生み出した、プレシャスなポップセッションアルバムである。ここまで豪華なコラボレートが、この規模の(失礼!)企画から実現するのは奇跡的なことであり、まだまだポップシーンも金と権威とチャートに毒され尽くしたわけじゃないんだなと、感動的な気持ちにさせられる。  このアルバムにはいろいろな意味がある。現在の日本の「地に足が着いたポップ」を製造しているオールスターが一堂に会したアルバムであること。素晴らしい女性シンガーが、自らのスキルとソウルを完全に捧げた曲が響いてくること。いつものカーリー・ジラフ・バンドを含めて、気持ちだけで繋がっているアーティスト同士のリラックスした魂のセッションを聴ける幸せが満ちていること。そして、音楽自体が喜んでいる様が目に飛び込むように体中に響いてくること。その歌にはその音を、その想いにはそのメロディを――高いレベルで素晴らしいアーティストが無償の想いを音楽にぶつけると、こんなにも至福の調べが聴こえて来るんだと、この『Thank You For Being A Friend』は教えてくれる。あくまでも個人的な感想だが、このアルバムを初めて聴いた後で僕は、71年にドロップされたキャロル・キングの名作中の名作『つづれおり』を聴きたくなり、ターンテーブルに手を伸ばした。自分の部屋に最愛の友人がやって来て、一緒に紅茶を呑みながらすべてを包み込んでくれるかのように聴こえてくる「心に近いアルバム」である『つづれおり』、それと同じようなあたたかさと優しさと楽しさとちょっとした魔法を、このカーリー・ジラフと8人のシンガーの気の利いた悪戯のようなアルバムから感じた。いや、少なくとも日本人にとって、このアルバムはキャロル・キングのどのアルバムよりもリアルだし、贅沢だし、そしてソウルフルだ。

 人は愛さずにはいられないし、求めずにもいられない生き物だ。そんな底知れぬ愛や欲望に光を射し込む音楽は、本来はここまで高級であり、しかもカジュアルであるべきだ。カーリー・ジラフは日本のポップシーンの重要アーティスト達と、日本ばなれした無限のポップを描いた。このアルバムを音楽マニアの嗜好品にしてはいけないことは、誰よりもこの暑苦しい檄文を読んでくれている「あなた」が一番わかっていることだろう。

鹿野 淳(MUSICA)

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