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【対談】梶芽衣子 × 岡本店長 vol.3

Monday, December 7th 2009

interview
梶芽衣子

1965年にデビュー、「野良猫ロック」「女囚さそり」「修羅雪姫」などの主演シリーズ映画でその人気を決定的なモノにし、クエンティン・タランティーノも熱狂的なファンであることを公言する梶芽衣子が、今年6月に約25年ぶりの新曲「女をやめたい / 思い出日和」をリリース。 なんとその大女優・梶芽衣子がHMV ONLINEに登場!対談のお相手は、演歌/歌謡曲ページのコーナー「演歌いいとこどり」を連載中のHMVの重鎮、銀座INZ店・岡本尚人店長。
全3回にわたってお送りしてきましたこの対談もついに最終回!梶さんからのプレゼントもありますので、是非ご応募下さい!

岡本店長(以下O) 撮影の細かいところをよく知らないんで…。

梶(以下K) 撮影の初日は緊張で眠れないことが多いんです。私が大尊敬している方でもその様にお聞きしたことがあります。大体撮影は初日にシーン1から始まることはほとんどなく、俳優さんのテッパリ、セットの出来具合、ロケなら天候の具合など、製作部のいろいろな都合で100シーンの中でいきなり途中の57より始めることがありますので、前後の状況を把握していないといけませんし、相手の方がどのような芝居の組立てで演じるかでその作品は決まってしまうので緊張するのです。でも、舞台や歌は1からやっていくので、両方ともそのことに慣れるまで大変なんです。

O でもソレがまたイイんでしょうね。

K そう、ソレがまたイイの。不思議なのは、これだけ何十年やってきても「わ〜緊張してるな」と思うわけ、自分でも。 そういう時って絶対NG出さないのよ。なんにも緊張がない、リラックスしてる時の方がNG出るの。あれは気の緩みね、きっと。

O そういうのってストレスにならないですか?撮影の時は緊張の連続でしょ?

K ドラマはならない。

O 歌がストレスになったりして(笑)。

K 歌はねぇ、別の緊張がある。でも、こういう言い方したら怒られるかもしれないけど、ある程度は慣れだと思うんですね。“場”に慣れる。
だって私達は、これだけ俳優やってても緊張はしますよ?でもNGを出さないための緊張感でしょ? そこに行くまで歌はちょっと大変だと思うけど、頑張りたいなと思って。

O もうちょっとしたら是非テレビでもね、歌って下さいよ。

K もうちょっと待って、って感じですね。今私、ホントにこの(全国のお店を廻る)歩きをやりたいのよ。

O その強い気持ちはよく判ります。

K だから、そういう意味で「やっぱりやって良かった!」っていう結果にしたいわけ。

O その良かったっていうのも、こう、バーンと売れるんじゃなくてね、ジワジワと長く売れて歌い継がれていくっていう。

K そうですね、それが理想。それとカラオケも歌いやすいと思う、この曲。

O でも梶さんの歌って昔の歌もそうじゃないですか。長く歌われていく歌じゃないですか。エヴァーグリーンな歌だから。

K そう…、むしろ『キルビル』を観て私を知った人は、昔の私を知らないわけですよ。 で、この曲(「女をやめたい」)を出したことによって、昔の曲も買ってくれる。
その中でも外国の方が買ってくださることが多いんだって。

O 『キルビル』の影響で?

K 『キルビル』で『修羅雪姫』を知っちゃったから。お店の方に外国人からの問い合わせが圧倒的に多いと聞きました。

O 「世界の梶芽衣子」じゃないですか。

K 友人から聞いた話ですけど、フランスに私のファンクラブがあるんですって。 『キルビル』以降、外国の映画のオファーも来るんですよ。でも外国の言葉で演技したいと思わないし…。

O 日本語だったらどうですか?

K それだったら日本で作って、ソレを映画祭に持って行く方がイイじゃない?





【あとがき】

最初の出会いは銀座店の店頭にて、新曲『女をやめたい』の店頭挨拶で。
初対面から梶さんの放出する「気」に圧倒されましたが、話していく内にその気さくで真っ直ぐな性格に惚れ込んでしまいました。
「テレビに出て歌えば売れるんじゃないの?」と言ったら、「ダメ!ちゃんとお店回って地道にキャンペーンしなきゃ!」と熱く語っておられました。
実際関東圏のお店をそうとう回れたようです。

浅草のヨーロー堂のイベントでは久しぶりに歌われると言うことで緊張なさっていましたが、 そこは役者!本番ステージでは梶ワールドを放出! 観客の皆さんを引き釣り込んでいました。 歌手の歌でない役者の歌!
素晴らしかったです。

インタビューは打ち解けた雰囲気を醸し出していただき、リラックスして出来ました。
大女優とは思えない、ほんとに細やかな気遣いの行き届いたステキなお方でした。

今は京都で鬼平犯科帳の撮影に入っているそうです。
またお会い出来ることを楽しみにしています。


岡本尚人(HMV銀座INZ店・店長)







新譜 梶芽衣子『女をやめたい』
女優・梶芽衣子が25年ぶりにリリースした新曲『女をやめたい』。『吾亦紅』のヒットで知られる杉本眞人が作曲を手がける今作は、これまでの梶芽衣子のイメージを一新するかのような、達観したかのような女性の生き様が描かれている。





【梶芽衣子さんからプレゼント!】
梶芽衣子さんのサイン入り色紙を抽選で2名の方にプレゼント致します。
コチラの応募フォームからご応募下さい。

※応募締め切り:2010年1月31日まで
※ご応募にはHMV ONLINEの会員登録が必要となります。
※当選はプレゼントの発送をもって代えさせていただきます。

profile

梶 芽衣子[Meiko Kaji]

1965年、日活映画「青い果実」にてデビュー。 その後「野良猫ロック」「女囚さそり」「修羅雪姫」などの主演シリーズ作でその人気を決定的なモノにする。 これまでの出演映画作品数は約100作品にものぼる。 歌手として、自身が主演した映画の主題歌「修羅の花」「怨み節」などをリリース、1974年には「怨み節」で日本有線放送大賞を受賞。 映画監督のクエンティン・タランティーノが梶芽衣子の熱狂的なファンであることを公言し、自身の作品「キル・ビル」において、梶の「修羅の花」「怨み節」を使用している。 2009年6月、約25年ぶりとなる新曲「女をやめたい」をリリース。

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