HMVインタビュー:tsunenori

Thursday, August 20th 2009

interview

Lady Sovereign

このアルバムで表現者として向き合いたかったことが、人の生死についてで、26年生きてきただけでは到底分からないことだらけの大きなテーマだったのですが、僕なりの一番の答えが、Promisingと言う言葉でした。

--- まず、2ndアルバムの完成、おめでとうございます!  出来上がってみて、率直な感想を聞かせて下さい。

やっと完成したと言う充実感でいっぱいです。

--- 前作から約一年が経ちましたが、この一年はどういった感じでしたか?  デビュー前と比べて、例えば心境などで何か変化はありましたでしょうか?

この一年間は毎日このアルバムのことを考えていました。 楽曲が出来るたびにLibyus Musicに送り、聴いてもらって意見を交わしたり、アドバイスをもらったりしました。 心境の変化は音楽に対して以前よりもっと謙虚に向き合えるようになったと思います。

--- 2ndアルバムをリリースすることを決めたのはいつ頃でしょうか?

作曲に関しては前作Landscapeが完成してからすぐに取り掛かかりました。

--- 今回、制作期間はどれぐらいだったのでしょうか?

ちょうど一年です。

--- アルバムを作るにあたって何かコンセプトのようなものはありましたか?

音に関しては前作以上に音楽の幅を広げたかったです。 作曲に関しては前作よりも自分自身の内面的なものにもっと踏み込みたいと思っていました。 そう言った意味でBGMではなくアルバムが映画のように内容のあるものを作ると決めていました。

--- ズバリ!tsunenoriさんがこのアルバムで表現したかったこととは?

ずっと、うまく言葉にはできないけど表現したいことが頭の中にあって、 アルバムの楽曲が全て完成してPromisingと言う言葉として出てきました。

--- ご自身の思う他のアーティストには無いtsunenoriのオリジナリティーとは何でしょうか?

アレンジに関しては聴き手に、こんな音楽は聞いたことがないと新鮮に感じてもらえることを意識しています。 作曲についてはインストであっても歌心や人間臭さみたいなものを大事にしているつもりです。 インストは声という最大の個性がないのでその分曲やアレンジ、使う楽器で個性や自分らしさを出すことを意識しています。 その辺が僕だけのオリジナリティーに繋がっていると思います。

--- tsunenoriの音楽を、ご自身が言葉で表すとしたら?

難しいですが、音には嘘はつけなくて、良い意味でも悪い意味でもその時の気持ちや考えが直に出てしまうので、 僕自身の内容的なものだと言いたいです。

--- 今回はPismoとAzzieというラッパー2名に女性シンガーYuka Kuriharaの計3名の方がアルバムに参加されてますが、  3名を選ぶにあたって何かコンセプトのようなものはありましたか?  また、3名がどういった方かここであらめて紹介して頂けますでしょうか?

選ぶにあたっては僕の音楽との相性を一番に考えました。 Azzieは、この楽曲は最後まで誰に依頼するか決まらなかったのですが、Libyus Musicの紹介でAzzieを聴いてファンになりオファーさせて頂きました。高音でありながらも深みがある暖かい声、ラップが魅力です。何度聴いても疲れない柔らかさや、歌に関しても力の抜き所などにセンスの良さを感じます。僕のインストを聴いてくれている方にも抵抗なく聴いて頂けると思います。日本でもデビューが控えてるようなので楽しみです。 Pismoは、彼自身もトラックを作ると言うことで楽曲を凄く理解してくれています。これ以上ないくらいこの楽曲を理解してくれたと思います。僕が言うまでもないですが、ラップも歌も本当に素晴らしいアーティストです。 Yuka Kuriharaさんは、初めて聴いて即オファーをしました。僕はボーカルをしていたので歌に関しては厳しいのですが、世の中に歌の上手い歌い手はたくさんいるけど、僕の音楽で歌って欲しいと思えた歌い手は初めてかもしれません。無機質になりがちなヒーリングやアンビエント系の声でも暖かみを感じる所、イギリスと日本で培った音楽センスが一番の魅力だと思います。歌だけでなく作曲もできて、ギター、チェロも弾けてととにかく多才です。現在イギリスでソロ、バンド活動をしていますので、今後が楽しみなアーティストです。

--- またアルバムには現在全国でオンエアー中のヘアケアシャンプー「h&s」のCMソング 「Brand New Surf Emerge」が収録されています。そもそもCMを手がけることになった経緯を教えて下さい。

1stアルバムのLandscapeを聴いて下さった関係者の方からオファーをして頂きました。

--- 前作と比べて、ご自身的に何が一番成長されたと思いますか?  またリスナーには、どの辺を一番聴いて欲しいですか?

ずっと必要ないと思っていた楽譜の読み書きに改めて挑戦したり、ミックスなどもそうですが、謙虚な姿勢でもう一度音楽を考え直した部分がたくさんあったので、そう言ったことがトータル的な音の成長に繋がっていると思います。 リスナーの方には、アルバム全曲を通して何度も聴いて頂きたいです。今回はそのために収録時間を気にしたり無駄な音は入れない、と心がけていました。

--- 今回の制作にあたって最も大変だったことは何でしょうか?

一年間、頭の 中心がこのアルバムで集中していたので精神面では大変でした。

--- 前作に続いてジャケットが本当に素晴らしいですね!  前回同様、miuさんがデザインされていると思いますが、tsunenoriさん的にはいかがでしょうか?

毎回僕の完成のイメージ以上のものを作って頂いて、送られてきた時に感激しています。 僕の音楽の魅力をより引き出してくれる最高のジャケットだと思います。

--- ・アルバムのタイトル『Promising』には、どういった想いが込められていますか?

このアルバムで表現者として向き合いたかったことが、人の生死についてで、26年生きてきただけでは到底分からないことだらけの大きなテーマだったのですが、僕なりの一番の答えが、Promisingと言う言葉でした。 どんな状況であっても生きていることは、この先の未来にあらゆる可能性があるということ。 前向きな希望のような思いを込めています。 言葉で伝わらないことや、軽くなってしまうこと、表現しずらいこともインストと言う音楽で関節的だけど言葉よりも重いものにすることができるかもしれないと思っています。

--- 最後にリスナーへメッセージをお願いします!

このアルバムを聴いて頂きありがとうございます。 このアルバムが皆さんのアルバム、楽曲になってくれると嬉しいです!

新譜Promising
ヒップホップのみならずジャジー、ハウス、オーガニック、クラシックなど様々なシーンで話題となった衝撃のデビューアルバム『Landscape』に続くセカンド・アルバム。現在オンエア中のh&s(シャンプー)のCM音楽を手がけ、 久石譲やDAISHI DANCEなど同じコンピレーションに収録されることもあるtsunenori。そんな彼の音楽をひとことで表現するならば「大人のヒップホップ・ミュージック」。一度聴いたら心をつかんで離さない、壮大で美しいメロディーを聴くと、映画を見終わった時の感動や恋した時に感じるような無条件の幸せな気持ちが体中を駆け巡り、心が満たされることでしょう。

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