90分!上岡&ヴッパータール響のブル7
Wednesday, September 5th 2007

2007年9月の8日と9日、両日共にスタンディングオベーションとなったドイツでの演奏会を収録したばかりのブルックナー第7番ですが、演奏時間がなんと第1楽章28分36秒、第2楽章33分27秒、第3楽章12分2秒、第4楽章16分28秒の計90分33秒という史上最長のものだったという情報が入ってきました。
発売元のTDKコアでは、当初CD1枚での発売としていたのですが、予想外に長大な演奏時間のため、1枚にはとても入りきらず、急遽2枚組での発売ということに仕様変更。しかも当CDは、10月におこなわれる来日公演に合わせ、ニューイヤーコンサート並の緊急リリースを目指してすでに注文書なども配布していたため、初回生産分については、価格を据え置いて特別に1枚価格とし、次回生産分から本来の価格に戻すという嬉しい大盤振る舞いとなりました。
使用スコアについての上岡氏からのコメントも入っています。 「以前、ノヴァーク版でこの交響曲を振ったところ、多くの疑問を感じた。そこで今回はハース版の使用を考えたが、これにも満足できないところが少なからずある。熟慮の末、ハース版をベースに、作曲家の自筆譜と初演当時フランツ・シャルクやアルトゥール・ニキシュらが手を加えたスコアから取捨選択し、ブルックナーが望んだであろう繊細なこの曲本来の響きに近づきたいと考えた。」(上岡敏之)
演奏時間の長いブルックナー7番というとまず念頭に浮かぶのが、以前NHKで放映されたチェリビダッケ指揮ベルリン・フィルによる演奏(86分)や、同じくチェリビダッケのEMI盤(79分)とSONYのLD(78分)など、そしてヨッフム指揮コンセルトヘボウの来日公演(76分)といったところでしょうか。75分を超える演奏はこのくらいしかないので、それらよりもはるかに長い今回の演奏時間には驚くほかありません。
ちなみに、速いので有名なオーマンディの第7番は55分なので、実に35分も違うことになります。
ブルックナーだから遅ければよいというわけでもありませんが、たとえば前半2楽章の美しい旋律の数々が、ゆったりと広大な弧を描いて消えてゆくさまを想像するだけで、なんとも気持ちの良い感じがする方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。特にアダージョは素晴らしい出来栄えでした。
なお、初回生産分は限定数の確保となります。
【サイン会情報】
「東京公演でのサイン会が決定!」
東京オペラシティにおける2公演では、終演後、
CDをお買上げのお客様を対象にサイン会を開催いたします。

【上岡敏之&ヴッパータール響】
熱い注目を集めるコンビによる来日公演曲を収めたCDを緊急リリース。ドイツで培われたマエストロ上岡敏之の至芸がついにベールを脱ぎます。
ドイツ中西部の都市ヴッパータールは、ハンス・クナッパーツブッシュとギュンター・ヴァント、ホルスト・シュタインの生地(当時はエルバーフェルト)としてクラシック・ファンのあいだでは有名で、鉄道マニアには世界最古のモノレールがあることでも知られています。
この都市で現在獅子奮迅の活躍をみせ、今やドイツのみならず日本でも大きな注目を集めているのが上岡敏之。2つの来日記念盤と10月の初来日公演で、ついにそのベールを脱ぐときがやってきました。
【CD情報】
TDK-MA302
ブルックナー第7番
上岡&ヴッパータール響、レコーディング・プロジェクト第2弾は、ヴッパータール響07/08シーズンの開幕コンサートをライヴ収録。来日にあわせ、収録後1ヵ月でのスピード・リリースを挙行予定。クナッパーツブッシュ、ヴァントなどの巨匠を輩出した地、ヴッパータールが育んだオーケストラが、満を持して挑むブルックナー。
・ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(ハース版)[90:33]
第1楽章 アレグロ・モデラート [28:36]
第2楽章 アダージョ [33:27]
第3楽章 スケルツォ [12:02]
第4楽章 フィナーレ [16:28]
ヴッパータール交響楽団
上岡敏之(指揮)
録音時期:2007年9月8、9日(デジタル)
録音場所:ヴッパータール、ヒストーリッシェ・シュタットハレ(ライヴ)
TDK-MA301
チャイコフスキー『悲愴』
豊かな残響を誇るシュタットハレの特性を熟知した上岡が、絶妙なバランス感覚でオーケストラをドライヴ。内容も、繊細なニュアンスを大切にしながら、激情と慟哭が入り混じった壮絶な演奏を展開するというもので、細部の克明さ、トゥッティのマッシヴな量感の豊かさには、とてもライヴ録音とは思えない見事なものがあります。
録音に使用されたヒストーリッシェ・シュタットハレは、サイモン・ラトルによると「世界で最も美しい響きのホール」とのことで、古風で豪華な内装はウィーンのムジークフェラインザール以上とも言われています。
・チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 作品74『悲愴』
ヴッパータール交響楽団
上岡敏之(指揮)
録音時期:2007年5月13、14日(デジタル)
録音場所:ヴッパータール、ヒストーリッシェ・シュタットハレ(ライヴ)
【アーティスト・プロフィール】
上岡敏之 Toshiyuki Kamioka
2004/2005年のシーズンより、ヴッパータール市の音楽総監督。ヴッパータールに就任する前は、8年間にわたり、ヴィースバーデンのヘッセン州立歌劇場の音楽総監督として成功。
ヴッパータールでは、オペラ『リゴレット』を振って、オペラ指揮者として輝かしいスタートを切り、彼の高い音楽性と、きめ細かい解釈が、マスコミと聴衆双方から絶賛。
上岡は東京の生まれ。東京芸術大学で、指揮、作曲、ピアノ、そしてヴァイオリンを並行して習得。1982年、名誉ある安宅賞を受賞。2年後には、ロータリー国際奨学生として、ハンブルク音楽大学に留学し、クラウスペーター・ザイベルに指揮を師事。キール市立劇場のソロ・レペティトール、およびカペルマイスターとして、歌劇場でのキャリアをスタート。1992年から1996年まではエッセンの市立アールト劇場の第一カペルマイスター。
1998/1999年のシーズンより、ヘアフォートの北西ドイツフィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者も兼務。また、バンベルク交響楽団、ケルン放送交響楽団(WDR)、中部ドイツ放送交響楽団(MDR)、バイエルン放送交響楽団、シュトゥットガルト放送交響楽団、NHK交響楽団、読売日本交響楽団など、国内外で数多くのオーケストラでも客演活動を展開。
上岡は、多忙な中、後進の育成にも力を注いでおり、1999年から2000年まではドイツ音楽協議会の指揮者フォーラムを主宰。すでに1987年から、ハンブルク音楽大学で室内楽と伴奏の講師を務めているほか、2000/2001年には、フランクフルト音楽大学のオペラクラスの代理教授として活躍。2004/2005年の冬学期からはザールブリュッケン音楽大学の指揮科正教授に就任。2007年6月、第15回渡邉暁雄音楽基金音楽賞受賞。
ヴッパータール交響楽団 Sinfonie Orchester Wuppertal
このオーケストラの歴史は150年近くにおよぶ。初期の段階からオーケストラには、クララ・シューマン、ヨーゼフ・ヨアヒム、ヨハネス・ブラームス、マックス・ブルッフといった高名な音楽家がソリストや指揮者として登場し、名声を得ていった。
1900年(この当時、リヒャルト・シュトラウスも客演)から、シュターツ・ハレを本拠地として活動、今でも近隣のオーケストラがうらやむ立派な建物は、第二次世界大戦で焼け落ちたが、1995年12月に修復され、昔の輝きを取り戻している。エーリヒ・クライバー、オットー・クレンペラーなどの偉大な指揮者たちも、ヴッパータールで音楽的キャリアの第一歩を踏み出している。
世界大恐慌の時代に、オーケストラを助けた音楽家の一人に、エルバーフェルト(ヴッパータール市の旧名)出身のハンス・クナッパーツブッシュがいる。後には、ゲオルク・ラティエン、フリッツ・レーマン、マルティン・シュテファーニが指揮台に立った。22年間におよぶ、ハンス・マルティン・シュナイトに続いて、1986年から1996年の間は、指揮者であり、音楽学者でもあるペーター・ギュルケがオーケストラを率いてきた。一時的に任命されたシュテファン・クリーメからバトンを引き継ぎ、1998年から2004年までは、アメリカ人のジョージ・ハンソンが、ヴッパータール市の音楽総監督を務めた。
2004/2005年のシーズンからは、上岡俊之が新たにヴッパータール市の音楽総監督に就任。現在、オペラからコンサート、バロック音楽から現代音楽にいたるまで多岐にわたるレパートリーを誇っている。ドルトムントのコンツェルトハウスとケルンのフィルハーモニーに定期的に客演しているほか、ミュンヘン、パリ、ブレスラウ、トリノ、およびローマなどをツアーで訪れている。
ヴッパータール交響楽団は、アウトリーチ活動にも力を入れており、積極的にオーケストラが毎回様々な編成で学校を訪問、それぞれの楽器を紹介する「オーケストラにさわろう」といった企画が特に好評を得ている。
【コンサート情報】
上岡敏之(指揮&ピアノ)、ヴッパータール交響楽団
2007年10月10日(水)開演19:00
東京オペラシティコンサートホール
・R.シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』
・モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番 K.467
・ベートーヴェン:交響曲第5番『運命』
2007年10月11日(木)開演19:00
東京オペラシティコンサートホール
・モーツァルト:『ドン・ジョバンニ』序曲
・モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 K.488
・チャイコフスキー:交響曲第6番『悲愴』
2007年10月13日(土)開演14:00
横浜みなとみらいホール
・モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 K.488
・ブルックナー:交響曲第7番(ハース版)
お問い合わせ・お申し込み
キョードー東京(東京公演)03-3498-9999
神奈川芸術協会(横浜公演)045-453-5080
ヒラサ・オフィス 03-5429-2399
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FEATURED ITEM
Sym.7: Toshiyuki Kamioka / Wuppertal So
Bruckner, Anton (1824-1896)
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Issued:06/October/2007
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¥2,792
Regular price (tax incl.) :
¥3,035
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FEATURED ITEM
Symphony No.6: Toshiyuki Kamioka / Wuppertal SO
Tchaikovsky (1840-1893)
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points (3 reviews)
Issued:06/October/2007
Online Member Price
(tax incl.) :
¥908
Regular price (tax incl.) :
¥987
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