ノセダ＆ＢＢＣフィルのカゼッラ第２弾

Thursday, April 5th 2012

カゼッラ作品集第２弾
ノセダ＆ＢＢＣフィル
管弦楽のための協奏曲、世界初録音！

優秀録音で聴く壮麗サウンドが印象深かった第1弾に続くノセダ＆ＢＢＣフィルの注目盤。
　今回は世界初録音となる『管弦楽のための協奏曲』が収録されているのが大きなポイントとなっています。
　イタリアの作曲家、アルフレード・カゼッラ[1883-1947]は、パリ音楽院でラヴェルやエネスクらと一緒にフォーレに作曲を学んでおり、また同じ頃にドビュッシー、ストラヴィンスキー、ファリャと友人になり、ブゾーニやマーラー、リヒャルト・シュトラウスとも接点がありました。
　カゼッラの作品の特徴は、音楽が親しみやすくオーケストレーションがとにかくうまいこと。イタリア版リヒャルト・シュトラウスといった感じの作品も多く、近年、オーケストラ・ファンに人気の高まっている作曲家でもあります。
　今回のアルバムでは、コンセルトヘボウ管弦楽団創立50周年を記念して献呈された大作『管弦楽のための協奏曲』のほか、後に妻となるイヴォンヌ・ミュラーに捧げられた初期の標題音楽『深夜にて』、および、カルロ・ゴッツィの寓話劇「蛇女」を題材とした同名のオペラからの交響的断章を収録しています。
　第1弾同様、今回もノセダのダイナミックな音楽づくりに加え、現代の金管王国、イギリスならではのブラスを軸とした壮麗なサウンドを堪能させるＢＢＣフィルのパワフルな演奏が期待されるところです。（ＨＭＶ）

【収録情報】
カゼッラ：
1.　管弦楽のための協奏曲 Op.61（世界初録音）
2.　深夜にて Op.30*
3.　『蛇女』 Op.50より交響的断章

　マーティン・ロスコー（ピアノ：2）
　BBCフィルハーモニック
　ジャナンドレア・ノセダ（指揮）