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【4回連載】SEBASTIAN X 「サファイア大百科」

Wednesday, July 7th 2010

Sebastian X

SEBASTIAN X 永原真夏の“サファイア大百科”コラム

はじめましての方もそうでない方も、はじめまして!
一行目からあからさまにめざにゅーを意識した文章になってしまいましたが、とりあえず自己紹介を。
SEBASTIAN Xでボーカルをやっています、永原真夏です。
今回からこちらで文章なんぞを書かせていただけることになりました。どうぞよろしくお願いします。

さて、第一回目ということで、やはりテーマは音楽にまつわる事でどうだろう!
しかも音楽にまつわるエトセトラの中でも、一際輝く「ライブ」でどうだろう!
読者の皆さんはライブにはよく行かれますか?私はなんだかんだでよく行きます。
あまり普段行く機会がない人でも、一度くらいなら行ったことがあるんじゃないでしょうか。小さなライブハウスでも、大きなドームでも、毎日どこかで行われている魂の燃焼・一瞬の奇跡の目撃!

今回は一つ、私が行った中でもかなり印象深いライブの思い出話をしたいと思います。

それは遡ること数年前、私がまだ高校二年生の夏のことでした。
昼休み前にパンでも買おうと学校の購買に並んでいると、Bガールの友人が私のもとにもの凄い勢いで走ってきました。
「あれ?どうしたの?宿題忘れたの?」などと適当なことを聞くと、Bガールの友人は今にも噴火しそうな勢いで 「ジ、ジ、ZEEBRAのライブのチケットゲットしちゃったんですけど!まじやばくね?!つぅか俄然アゲじゃね?!ていうか宿題とか忘れて当たり前なんですけど超ウケる〜」
と、流行り言葉を駆使しまくって私に喋りかけてきました。なるほど、確かに宿題は忘れて当たり前だよな…。じゃなくて、つまり彼女は私にZEEBRAのライブに一緒に行こうと誘ってきたわけです。
私が「う〜ん、ZEEBRAあんまり聴いたことないしなぁ…。」と少し渋ると、
「でも真夏音楽好きじゃん。ZEEBRAだって音楽なわけだしたまには知らないのも聴きに行こうよ。」と、真理なことを言ってきたので、
「うむ、なーるへそ、世界中に溢れるミュージックを分け隔てなく愛していきたい私としては、行く価値大有りだな!」
と、友人の説得の甲斐有り、いざ!ZEEBRAの渋谷AX公演に参加することになったわけです。
ヒップホップはもともと好きなジャンルで、普段からMELLOW YELLOWやPHARCYDE、降神などを愛聴し、暇さえあれば都内のクラブなどにも遊びに行っていたのですが、ライブとなるとさすがに行ったことは無く、どんな風になっているのかも全く想像がつきませんでした。

そして迎えたライブ当日、私と友人のBガールは駅で待ち合わせをして、渋谷AXへと向かいました。
そして到着した会場には、想像を遥かに越えた景色が広がっていたのです。
「見事に全員、BボーイとBガールだッ…!!!!」
そうです、そうなんです、ZEEBRAといえば日本中のBボーイBガールの兄貴、そして都内のBボーイBガールが今日渋谷AXに集まるのは、よく考えると至極当然のこと。
そんな当然のことを全く予知していなかった私は、なんとも場違いな恰好でその会場に行ってしまったのです。
その恰好というのは、ビーチサンダルにピッチピチの黒いズボン、それに黒縁眼鏡に、極めつけのモトリークルーTシャツ…!
会場内で通り過ぎるBガールのお姉さんに「見て見て〜、なんか紛れ込んでる〜!」と言われたことは一生忘れません。
でも私が悪いんです、服装にはTPOってものがあるもの…。ヒップホップのライブにLAメタルバンドのTシャツ着て行った私が悪いんです…。でもかっこいいよモトリークルー…。みんな聴いてよモトリークルー…。

しかしZEEBRAは、ライブのパワーでそんな憂鬱も全て吹き飛ばしてくれました。期待以上の最高のライブでした。
ライブを観ているだけで、この人は本当にかっこよくて、本当に兄貴になるべくしてなった人なんだなぁと思いました。
外見はBガールとはほど遠いけど、私にも兄貴と呼ばせてくださいZEEBRAさん!ジブ兄!

帰 り際に一緒に行ったBガールの友人に、「今度またZEEBRAのライブに行く時はもうちょっとBガール風の恰好をするよ」と言ったら、「真夏の恰好は真夏らしくてあたし好きだよ。でもちょっとキモいかもね、ホノルルマラソンみたいで」と、嬉しいような悲しいような返答をもらいました。それだって今となってはいい思い出です。

月日は経ち、私は22歳になりました。先日ツアーで行った高崎の本屋さんで偶然見つけた「ZEEBRA自伝」。もちろん迷わず買いました。それを読みながら思うことは、新しい世界を見せてくれたZEEBRAはやっぱり最高の兄貴だなということ。かっこいい!
私もそんなライブを毎回したいです。

ちなみにモトリークルーTシャツの行方はというと、最終的にうちのキーボードのありりにあげました。
このコラムを書くにあたって、彼女に「ねぇ、あの昔あげたモトリークルーTシャツ最近見ないけどどうしてる?」と聞くと、
「あーあれね〜どっか行っちゃったんだよね〜」と、考えられる範囲で最も悲しい返答が返ってきました。いつか探して買い戻そう。

ということで今回はこれにて!
またお会いしましょう、SEBASTIAN Xより、永原真夏でした。

第1回目のオススメディスク

SEBASTIAN X
『望-月を亡くした王様』 / 降神
おそらく高校時代一番聴いたであろうアルバムです。少年犯罪や学級崩壊、生や死に迫るポエトリーリーディングのようなリリックと、重い内容とは裏腹に聴いているとどんどんオープンな気持ちになっていくトラックとのバランスが天才的!このCDにしかない絶妙なバランスだと思います。知り合いのスケーターに教えてもらいました。
(永原真夏)




SEBASTIAN X 新作出ます!

SEBASTIAN X
『僕らのファンタジー』 / SEBASTIAN X
前作からわずか9ヶ月で、早くも新作リリースが決定!2nd Mini Album『僕らのファンタジー』を8月4日にリリースする。すべて書き下ろしの新曲8曲に、CDのみボーナストラック1曲収録となる。Vo.永原真夏が寄せたメッセージからもその充実ぶりが垣間みれる新作、どのような出来になっているかも楽しみなところ。


1stも要チェック!



SEBASTIAN X profile

SEBASTIAN X ( L to R )
沖山良太 , 永原真夏 , 飯田裕 , 工藤歩里

08年2月結成の男女4人組。08年6月初ライブを行なう。その後ハイペースなライブ活動を展開。
08年8月に完全自主制作盤『LIFE VS LIFE』リリース。新世代的な独特の切り口と文学性が魅力のVo.永原真夏の歌詞と、ギターレスとは思えないどこか懐かしいけど新しい楽曲の世界観が話題に。なんだか凄いことになってるインパクト大のパフォーマンスも相俟って、ライブハウス・シーンでも一際目立ちまくっている存在に。
09年11月6日に初の全国流通盤となる『ワンダフル・ワールド』をリリース。
10年8月4日、早くも2nd Mini Album 『僕らのファンタジー』をリリース!!!

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